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ASUS「ROG Ally」(RC71L)レビュー!気分がアガるポータブルゲーミングPC

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ASUS,ROG Ally,RC71L,レビュー,ブログ,感想,性能,ベンチマーク
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カメラやパソコン情報発信ブログを運営!ゆるふわ写真を撮ってる「はるか」です。富士フイルムのカメラが大好きでX-T4、X100Vを愛用中。そして憧れのLeicaにも手を出す…フォトコン挑戦中!
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ASUSのポータブルゲーミングPC(UMPC)「ROG Ally」(RC71L)をレビューします。(製品貸出元:ASUS JAPAN 株式会社)

7型 1,920 x 1,080(120Hz/タッチパネル)モニターの両側にコントローラーが配置され、ゲーム機のような見た目をしていますがWindows 11を搭載したれっきとしたパソコンです。ゲームができるのは当然として、Windowsの各アプリケーションも普通に使えるのがミソです。AAAタイトルをフルHD設定で50~60fpsあたりで動かせるとする。

ベンチマークテストの結果や、使い心地などをレビューしていきますので参考にして下さい。

ASUS クリエイター向け製品

ASUS ROG Ally(RC71L)レビュー

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ASUSのモバイル向けゲーミングパソコンASUS ROG Ally(RC71L)です。

モデル共通となっている7型 フルHDモニターは、120Hzリフレッシュレート対応、sRGB 100%の色域をカバーします。ゲームなどで滑らかな映像を得られるだけでなく、色再現性にも優れているので出先で軽めのクリエイト作業も楽しめます。

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プロセッサーは上位モデルが8コア16スレッドのRyzen Z1 Extreme、下位モデルが6コア12スレッドのRyzen Z1となっています。下位モデルはゲーミング性能が低めですので、どうしても価格を抑えたい人、クラウドゲーミングに特化した人向けという位置付けですかね。見た目通りのゲーム機としての利用や、その魅力を最大限に生かしたいのであれば上位モデル一択かな…という印象です。

【価格/発売日】

  • 発売日:6月14日
  • 予約日:6月2日11時より
  • 価格:10万9800円(税込)

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65W ACアダプターは付属していますが、電源供給だけでなくHDMI+USB端子がついたドックを購入したほうが利便性は高まります。モニターにつないでデスクトップパソコンのように出力できます。描画性能に物足りなさを感じる場合は、すでに販売されているROG XG Mobile(外付けのGPU)を利用すれば性能を大きく引き上げることも可能です。

▼ROG XG Mobileについてはコチラの記事でも触れています。

ASUS ROG Flow X13 GV301REレビュー!Ryzen 9 6900HS搭載のハイパフォーマンスノートパソコン

ちなみに今回のレビューで扱うのは上位モデルです。

特徴
  • Windows11搭載のポータブルPC
  • モバイルゲーム機として完結している
  • 7型1920 x 1080ドット (120Hz/sRGB100%)
  • ROG XG Mobile(外部GPU)に対応
  • この手のモデルとしては割安

Windows搭載であったり、AAAタイトルで60fpsが狙えるというのが事実であれば「かなり使えるヤツ」であることは間違いありませんし、価格もライバルよりも安価になっている印象。冷却性やバッテリーもちも気になるところではあるので、しっかりチェックしていきましょう。

はるペン
一度使ったらハマるかも!

 

YouTube動画レビュー

You Tube動画も作っていますので、合わせて参考にしてください。高評価、チャンネル登録してもらえると喜びます!

 

ASUS ROG Ally(RC71L)性能・スペック・開封

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スペック
  • OS:Windows 11 Home
  • CPU:Ryzen Z1 Extreme/Ryzen Z1
  • GPU:AMD Radeon グラフィックス
  • メモリ:16GB(LPDDR5 オンボード)
  • SSD:512GB SSD
  • 液晶:7型フルHD (120Hz/sRGB100%)
  • 重量:約608g
  • サイズ:28.0 x 11.1 x 2.12 ~ 3.24 cm

公式サイトで仕様を確認する

筐体はエルゴノミクスを重視したデザインを採用、コントローラーは箱コンことXboxのコントローラーを2つに割ってモニターにくっつけたような配置になっています。一目見ただけでは完全にゲーム機…少なくともパソコンだとはわからないですよね(笑)

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モデル寸法重量
ASUS ROG Ally幅280mm×奥行111mm ×高さ212~3.24mm約608g
Switch(有機EL)横242mm×奥行102mm×厚さ13.9mm約420g

サイズに関してはニンテンドースイッチ有機ELモデルを2周りくらい大きくしたような印象ですかね。ちなみにボタン類は耐久テストもしっかりクリアしています。

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すでに予約は開始されており一部店舗では予約数上限に達した店舗もあるほど…メーカーの予想を超える反響といったところでしょうか?当サイトをふくめて事前PRにもかなり力を入れていたイメージもあります。注目度が高くなるのも自然なことかもしれませんね。

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グリップ部分には滑り止め加工が行われており、手に汗握るシーンでも没頭できると思います。なんでも腕や手の角度まで考え抜かれて設計されたんだとか…そりゃ握り心地も抜群なはずだわ。

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冷却面ではデュアルファン機構を採用、小型ながら2つのファンが効率的に熱を逃がしてくれます。ヒートシンクには厚さ0.1mmの超薄型アルミニウムファンが並び放熱性と軽量化を図ったそうです。

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Dolby Atmosのデュアルスマートアンプスピーカーでクリアかつ迫力ある音質を提供してくれます。会議やゲームでボイスチャットを活用する機会も多き課と思いますが、AIノイズキャンセレーションによりクリアな送受信が行えるのも嬉しいです。

 

付属品

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付属品は取扱説明書、電源コード、ACアダプター(65W)です。

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バッテリー駆動時間はパフォーマンスモード(15W)でゲームプレイが2時間、サイレントモード(9W)での動画視聴が6.8時間です。ゲームで消費電力が上がってしまうのは仕方がありませんがもう少し長ければ良かったな…というのが本音です。とは言え、急速充電にも対応してくれるので30分で50%まで充電可能です。そんなに困ることはないんじゃないですかね。

 

液晶モニター

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7型フルHDタッチ式モニターで、視認性、操作性も不満はありません。明るい屋外でのプレイも想定して500cd/平方mの高輝度液晶を採用、さらに反射を抑えるためにCorning DXCとよばれるコーティングが施こされています。表面は高耐久のGorilla Glass Victusなので、保護フィルムは貼らなくても大丈夫??いや、やっぱり貼りたいな…の自問自答を繰り返しいています。

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当然と言えば当然ですが、外部モニターに接続して使えばパソコンとそん色ない利用ができます。コンパクトなゲーミング環境構築を目指している人なんかにもおすすめできますね。

この記事はこの環境で書いています(笑)

 

インターフェース

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  • 3.5mm コンボオーディオジャック
  • ROG XG Mobile インターフェイス
  • USB Type-C (USB 3.2 Gen2、DisplayPort 1.4をサポート)
  • カードリーダー (microSD/UHS-II)

インターフェース類は上部にまとまっているので設置した状態でもアクセスしやすいのがポイント。どこのとは言いませんが、充電端子が下だとどうしても自由度が下がってしまいますもんね…とは言え、自宅で設置して使うならUSB端子が不足するはずなのでハブはあったほうが良いでしょう。

ASUS ROG Ally(RC71L)ベンチマークテスト結果

CPU:Ryzen Z1 Extreme 性能チェック

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CPUはRyzenと協業開発のRyzen Z1シリーズを採用することでパフォーマンスを確保しています。これまでこの手の製品って高い割に性能的にもオマケ要素が強かったのですが、ROG Allyは本腰を入れて遊べる製品に仕上がっています。

タイトルや設定によるというのは承知ですが参考程度に、この手の製品に多く採用されているCPUの性能を並べてみました。

ROG Ally(RC71L)Ryzen Z1 Extreme1920 × 1080 / 50-60fps
Steam DeckAMD APU1280 × 800 / 30-40fps
ONEXPLAYER 2Ryzen 7 6800U1920 × 1080 / 40-50fps
ONEXPLAYER mini ProCore i7-1260P1920 × 1080 / 30-40fps

最近盛り上がりを見せていた中では「Steam Deck」が記憶に新しいですが、プロセッサーも旧世代です。しかもOSがArch Linuxベースなので一部ソフトでは制限がかかるといった弱点もありました。ディスプレイ解像度も1280×800ですからフルHDゲーミングを想定していないイメージもあります。(モニター解像度は生かせるからOKかもだけど)その点、ROG Allyは性能面で期待もできるしWindowsだから制限もありません。

 

GPU:ゲーム性能

ROG Ally(RC71L)のゲーミング性能をチェックしていきます。目玉機能なので注目していきたいところです。

FF15のスコアを比較

https://www.steamdeck.com/ja/

モデル設定結果
ROG Ally(30W/Turbo)1920×1080(標準設定)3569(普通)
ROG Ally(25W/Turbo)3512(普通)
GALLERIA UL7C-AA2
(Arc A730M)
4493(普通)
mouse K7
(GTX1650)
5552(やや快適)
mouse K5
(MX550)
3630(普通)
DAIV 4P
(Iris Xe/1260P)
1280×720(軽量品質)4029(普通)

FF15は結構重たいタイトルなのですが、フルHD設定で普通という結果が得られています。

AAAタイトルを60fpsというのは流石に言い過ぎ感がありますが、FF15より軽いゲームならしっかり遊べるのは事実でしょう。人気のバトロワ系はもちろん、ほとんどのゲームは設定次第で動作可能なはずです。

内臓グラフィックを利用するとバッテリー消費が早まるので、あえてクラウド系のサービスを利用するのも選択肢としてはありです。

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サイバーパンク2077

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解像度1920×1080
画質設定
FPS20FPS前後

あまりの美麗グラフィック+激重で有名なサイバーパンク2077は、フルHDだとプレイ自体が厳しい感じ。HD画質低設定で35fps前後になったので動かすということはできそう。もちろんレイトレはオフ。

 

エルデンリング

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解像度1920×1080
画質設定
FPS30FPS前後

死にゲーのエルデンリングでテストを行ったところ、フルHD高設定で30FPSとちょっとふるわない。贅沢さえ言わなければプレイ自体は可能だし設定を落とせば快適に遊べそうです。

 

7 days to die

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解像度1920×1080
画質設定
FPS40FPS前後

7 days to dieはフルHD高設定で40fpsあたり。画面をふったりすると若干気持ち悪いので設定を低設定にしてプレイしたところ60fps超えを狙えました。テストのつもりが最高輝度で1時間ほど遊んでたらバッテリーが約20%ほどになりました。あんまり贅沢な設定で遊ぶことはできない印象。

 

ヴァルヘイム

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解像度1920×1080
画質設定
FPS40FPS前後

データ容量が軽いのに面白いとウワサのヴァルヘイムは、フルHD中設定で40fps前後をウロウロする感じです。これでも十分遊べると思うけどヌルヌル遊びたいならもう少し設定を下げたほうがいいかもしれません。

 

クリエイト性能チェック

RAW現像

実行速度をチェックするため、無料ソフトの「RawTherapee」で100枚のRAWデータの変換にかかった時間を計測。

モデルCPU時間
ROG Ally(RC71L)Ryzen Z1 Extreme2分48秒
Vivobook Pro 16(K6602)Core i9-13900H2分30秒
DAIV 6シリーズCore i7-12700H2分41秒
DAIV 4PCore i7-1260P3分11秒
Razer Book 13Core i7-1165G73分52秒

結果は2分48秒となかなか高速です。RAW現像に対しても高い処理能力を発揮できていますので、モバイル先でサクっと編集なんてのも楽しいと思います。

7型モニターは小さいのでどうかな?と思っていたのですが、タッチパネルになっているのでピンチアウトでピント面を確認したりと割と楽しめるなと感じました。

 

動画編集

無料ソフトのResolve使って動画編集をテストします。ミラーレスカメラで撮影した5分程度の動画を書きだす時間を計測しました。

モデルパーツ構成時間
ROG Ally(RC71L)Ryzen Z1 Extreme×Radeonグラフィックス4分05秒
DAIV 4PCore i7-1260P×Iris Xe Graphics3分25秒
Razer Book 13Core i7-1165G7×Iris Xe Graphics5分46秒
mouse K5Core i7-12650H×MX5501分53秒
DAIV 5PCore i7-10750H×GTX1650Ti3分20秒

フルHDへの書き出し時間は実用範囲内ですが、編集中にややもたつきを感じるシーンもありました。本格的な編集マシンとしての期待は禁物ですが、楽しむ分には十分だと思います。

さすがに高解像領域(4Kなど)をカバーするのは無理です。

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Blackmagic RAW SpeedTest

 

SSD転送速度チェック

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実測で読込速度が約4300MB/s、書込速度が約1800MB/sです。起動、動作、インストールなどもサクサク行えます。

ASUS クリエイター向け製品

ASUS ROG Ally(RC71L)感想・評価

メリット・デメリット

メリットデメリット
・高めのCPU処理能力
・ゲーム機として完結している
・Windows機としても使える
・RAW現像や動画編集も楽しめる
・アプリでスクショ、録画機能にも対応
・ポートが足りない/拡張性が無
・10万円を切ってほしかった
・バッテリーが心もとない
・キーボード、マウスが非搭載
・一部タブレット的な最適化が行われている

「モバイル環境下でしっかりゲームを楽しめる」という本来のコンセプトをしっかり達成できているのが好印象。贅沢を言わなければほとんどのタイトルが遊べますし、コントローラーもついてるから持ち出す荷物が少なくて済むのもポイント。まさに完結型のゲーミングモバイルPCだと思います!

ノートパソコン的な使い方をしたければキーボードなどは持ち出す必要がありますが、簡単な作業ならタッチパネルでこなせます。タブレット的な使い方でRAW現像とか結構いいんじゃないでしょうか?ただしバッテリー駆動時間は腰を据えてのプレイだと物足りなさを感じるはず。モバイルバッテリーや充電器はお供として持ち歩く必要があります。

軽くて小さい筐体ですから熱や音に関してもイマイチ…と言おうと思ったら想像以上に快適なんですよね!多少の熱は手に伝わってくるものの不快感があるほどではありませんし、ファンの音なんてほとんど意識しませんでした。

ASUS ROG Ally(RC71L)をおすすめしたい人

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  • 外でゲームをプレイしたい人
  • 普通のパソコンじゃ物足りない人!
  • これまでUMPCに満足できなかった人
  • サブ使いでアレコレしたい人

ASUS ROG Ally(RC71L)をレビューしてきました。

専用グラフィックを搭載したモデルには適わないもののパフォーマンスは思った以上に出ていますし、持ち歩きのしやすさ、ゲーミングPCとして完結しているのは素晴らしいと思います。出先でちょこっとRAW現像、動画編集というような使い方もできますし、タッチパネル式モニターなのでタブレット的な要素も備えます。まさに使って楽しいモデルだと感じましたね。一度使ってしまうとその魅力に取りつかれてしまうので購入は不可避です!!

記事執筆でポータブルゲーミングPCとしては「一強と言っても差し支えない状態」だと思います。是非「ASUSオンラインストア」でチェックしてくださいね!

参考

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