「DAIV NG5500シリーズ」レビュー!RAW現像に最適すぎるノートパソコン

DAIVのノートパソコンの中でも人気がある「NG5500シリーズ」をレビューしていきます!今回マウスコンピューター様よりお借りしたモデルは「DAIV-NG5500M1-S5」です。
ノートパソコンながらCPUにデスクトップ用の「Intel Core i5-8400」を搭載。専用グラフィックに、大容量16GBメモリを搭載した高コスパモデルです。
RAW現像や、ちょっとした動画編集、イラストなどのクリエイティブ作業におすすめです。
高性能なノートパソコンを探している人には参考になるかと思います。
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DAIV-NG5500シリーズとは?
マウスコンピューターが展開するクリエイターモデルが「DAIV」です。ノートパソコンの中でも特に人気があるのが「NG5500シリーズ」です。ご覧いただければわかるように人気ランキングでNo1を獲得しています。(レビュー機の上位モデルです)
負荷のかかるクリエイティブな作業には、中途半端な性能では太刀打ちできません。DAIVは全てのパーツにこだわり、パフォーマンスを最適化してあります。デスクトップ用CPUをノートに搭載し、RAW現像をはじめとする処理を快適にできるようになっているのです。
さらに液晶にもこだわり「Adobe RGB比98%液晶」で正確な処理をサポート。まさにクリエイターに向けた製品という訳です。
特徴をまとめるとこんな感じ。
- 高性能なCPUが搭載されている
- グラフィックが搭載されている
- 価格と性能のバランスが良い
- デスクトップ並みの処理能力
- 液晶ディスプレイが優秀
高性能で安定した処理をしてくれるパソコンを探している人におすすめ!ってことです。
DAIV-NG5500M1-S5の性能(スペック)
CPU: インテル Core i5-8400
グラフィックス:GeForce GTX 1050(4GB)
メモリ:16GB
ストレージ:512GB SSD
液晶:15.6型 フルHDノングレア
サイズ:380×252×35.7mm
重量:2.3kg
DAIV-NG5500M1-S5は、第8世代で大人気のCore i5-8400を搭載したコスト的なメリットを高めたノートパソコンです。(Core i5-8400は、旧世代のCore i7に匹敵するCPUだとも言われています)
グラフィックはエントリー向けのGTX1050で、ビデオメモリが通常の2GBではなく4GBでちょっと高性能です。写真編集やRAW現像なら充分ですし、フルHD動画編集もこだわったものでなければ問題なく扱えます。
メモリも16GBで、SSDなのでキビキビ動作します。税別12万円台とは思えないくらい高スペックにまとまっているのは本当に驚きます。これから写真編集環境を構築しようと思っている人なら、低予算で一気に環境を揃えることができるのでおすすめです!
デスク用CPU!Intel Core i5-8400は超人気!
CPUは6コア6スレッドのIntel Core i5-8400です。もしかすると「Core i5か・・・」と残念に思うかもしれませんが、処理能力はものすごく高いCPUだということは覚えておいて欲しいです。
参考までに、一部のCPUと比較した例をご覧ください。
目的 | CPU | スコア |
本機 | Core i5-8400 | 11633 |
モバイル用 | Core i7-8750H | 12468 |
デスクトップ(旧世代) | Core i7-7700 | 10739 |
新しいものが高性能だと言うのは当然ですが、Core i5-8400は上位クラスのCPUと匹敵するくらいのパワーがあります。これは少し前までは考えられなかったことです。それを知ったユーザーからの人気が集中し、一時は供給不足のアナウンスがメーカーから流れたほどです。
4000万画素超えるようなフルサイズのRAWデータや、4K動画などはややつらいかもしれませんが、そうした大きなデータを扱わないのであれば、全くストレスを感じることはありません。コスパを求める人にはおすすめのCPUですね。
グラフィックにGeForce GTX 1050(4GB)を搭載!
グラフィックは、RAW現像処理において直接的な影響はあまりありません。そのため優先度は高くありませんが、ソフトによっては支援があるのでCPU内蔵のものではなく、専用のグラフィックを搭載しておくほうが無難とされています。
グラフィックが搭載されていることで、画像の一覧表示や、処理をあてたときのプレビュー表示が早くなります。また写真編集だけでなく、動画編集や、ゲームといった映像系の処理でも使えるので、性能が良いモノを搭載しているにこしたことはありません。
GTX1050はエントリー向けの製品ですが、静止画の編集なら充分すぎる能力です。ゲームもフルHDの解像度ならそこそこ遊べますし、簡単な動画編集も耐えられます。

DQ10はとても快適です

重量級のFF15も遊べます
SSD搭載でキビキビ動作
少し前まではHDDが一般的でしたが、市場ではメインストレージはSSDという波がきています。(格安モデルだと遅いHDDだったりすることもありますが・・・)
SSDを搭載することにより、パソコンの起動、ソフトのインストールなども快適に行うことができます。本機は512GBもの容量があるので、すぐにデータで一杯になってしまった・・・なんてことも起こりません。
ちゃんとテストをしたはずなのに、スクショを撮るのを忘れてしまいました。申し訳ありません。参考までに、本機で採用されているSATA SSDの参考速度を掲載しておきます。HDDと比較すると、約4倍ほど速くなります。とは言え、HDDとSSDには、数字以上に体感的なちがいがありますよ!
RAW現像・動画編集クリエイティブ作業は快適?
せっかくお借りしたので、色々と作業に使ってみましたが、RAW現像や動画編集もそこそこいけます。
まずRAW現像ですが、無料ソフトの「RawTherapee5.4」を使って100枚のRAWデータの一括返還にかかった時間は4分17秒でした。(設定はJPEG品質は90%、高画質です。)
2400万画素クラスのデジイチのデータなので、そこまで大きくありません。RawTherapeeがかなり重たいソフトなのですが、読み込み、編集、書き出しまで問題なく処理することができました。数値を触ると一瞬待機時間が発生することもありましたが、個人的にはストレスを感じるほどではありませんでした。
高画素機をお使いなら、CPUを上位のCore i7-8700にカスタマイズするとよいでしょう。
動画編集にはResolveを使い、まず4Kのデータでテストしましたが快適ではありませんでした。効果をいれると、DAIV-NG5500M1-S5ではまともに再生できません。
やむなく、フルHDの解像度に一度変換してから同じ処理をしてみると快適になりました。しかしいくつも効果を重ねるとモタつきを感じるので、動画編集は比較的簡単なものまでという認識に落ち着きました。
DAIV-NG5500シリーズの外観・開封写真
梱包は丁寧で好印象
それでは、ここからは開封の様子とともに筐体を詳しく見ていきましょう。運送用の段ボールの中に化粧箱が入っています。
BTOショップだと、段ボールから直パソコンというケースも多いのですが、DAIVは顧客満足度を意識したラインということでしょうね。
ピンクのビニールにまかれています。静電気防止用のビニールでしょうか?梱包は非常に丁寧で好印象です。
同梱されている付属品は、バッテリー、電源ケーブル、ACアダプター、説明書等です。性能をフルに引き出すために、ACアダプターはやや大きめです。※追記⇒2019年5月時点で付属されるACアダプターは小型化しております。
バッテリーだけの駆動時間は、最大で約6時間とあります。実際はもう少し短くなるはずなので、1日フルで動かせるほどではありません。持ち出し時には、大きなACアダプターを持って歩く必要があるので、ちょっと苦労しそうです・・・
筐体はスタイリッシュなシルバーデザイン

余計な装飾はなし
筐体はシルバーで、素材は樹脂製です。DAIVと書かれているだけで、他の余計な装飾や主張はありません。全体的にすっきりしたデザインで、スタイリッシュです。公式ホームページによると厚みは30mmですが、数値以上に薄く感じたように思います。
パソコンの裏側です。性能を十分に発揮するために、肉抜きがされています。ゴム足も高すぎず低すぎず、机との密着を防げる良い高さです。バッテリーはロック方向へしっかりとレバーを動かしておきましょう!
15型液晶は視認性も良い
NG5500シリーズのウリは、液晶ディスプレイにこだわっている点です。市場にあるノートパソコンで、広色域に対応したモデルはあまりありません。Adobe RGB比98%液晶というだけあり、自然の緑や、空の青、難しい赤も、濃く階調豊かに表示されているように感じます。
ちなみにリフレッシュレートは120Hzに対応しているので、映像も滑らかです。
横から見ても液晶部は厚くありません。インターフェースは、カードリーダー、HDMI、Mini DisplayPort、USB3.1(Type-A、Type-C)など一通りそろっています。
キーボードはやや特殊な配列に?
キーボードは浅いタイプで、静かなタイピングが可能です。カチャカチャと言わないので、外での利用でも周囲に気遣う必要はありません。バックライトも搭載しているので、暗い場所でも快適なのがうれしいところ。
ハンドレストやタッチパッドはサラサラしていて気持ちがいいです。指紋は目立ちにくいですが、皮脂はそれなりに気にしました。
上部に位置しているスピーカーですが、割と普通に鳴る印象です。音に立体感がある!というほどではありませんが、スカスカという訳でもありません。
Enter周りによく活用するボタンが密集しているので、やや神経質になりながらタイプしないと間違えてしまいました。
Shiftが小いので「?」を打つ時や、間違えて↑を押してしまってちょっと辛かったです。後は「Del」「Back Space」「Num LK」あたりの誤タイプもありました。
慣れの問題かもしれませんが、正直「もう少し配置に工夫があると良いなー」と感じました。
DAIV-NG5500M1-S5の感想や評価
DAIV-NG5500M1-S5の良いところ
- ノートPCなのに処理能力が高い!
- 広色域の液晶ディスプレイを搭載!
- 専用グラフィック搭載!
- RAW現像に最適なスペック!
- 外観がスタイリッシュ
- 性能の割に価格が安い
DAIV-NG5500M1-S5は、重たいゲームや、4K動画編集など、専門性の高い分野ではパワー不足を感じるものの、それ以外のシーンでは全く不満を感じることはありませんでした。
RAW現像や、動画編集もできて、そこそこゲームも遊べるということは、多くのユーザーにとって満足できる性能と言ってよいでしょう。
少なくとも「処理能力を求めるならデスクトップ」という思い込みは消えました。ノートパソコンは少しこだわってしまうと、一気に価格が跳ね上がる傾向にあるのですが、本機は税別12万円台という良心的な価格設定です。(2019年1月執筆時点)
デザインに安っぽさもなく、変な主張もないので作業に集中できます。長く愛用できるノートパソコンだと感じました。
DAIV-NG5500M1-S5のいまいちなところ
- サイズが大きく、ややヘビー
- ACアダプターが巨大
- バッテリーライフが短い
これらの欠点は「持ち出しにくさ」というデメリットだと思います。15型ですと標準的なのですが、重量が2kgを超えると「重い」と感じます。それに加えて大きすぎるアダプターが持ち出す意欲を奪うでしょう。
モバイル前提に考えている方は、車で移動するなどの移動手段の確保が必要でしょう。会社の往復くらいなら、電車・バスなどでも頑張れるかもしれません。
DAIV-NG5500M1-S5をおすすめしたい人

>DAIV-NG5500M1-S5の価格をチェック
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- コスパ抜群のノートPCが欲しい人
- デスクトップ並みに高性能なノートPCが欲しい人
- 室内を移動したり、持ち出して使えるPCが欲しい人
- ゲームもそこそこ遊びたい人
- 静止画編集メインの人
- サブパソコンとして
DAIV-NG5500M1-S5をレビューしてきましたが、広い層におすすめできる優秀なノートパソコンだと感じました。
よりクリエイティブな作業をしたい方なら「Core i7-8700」に変更したり、映像系の処理能力を高めたいならグラフィックをカスタマイズで強化できますから、より好みにあわせた1台に仕上がるかと思います。
人気がある理由を体感してもらえたらと思います。最後までお読みいただきありがとうございました。