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docomo home 5G(HR01)レビュー!固定回線代わりに契約してみたけど実測や注意点は?

8月27日販売開始のドコモのホームルーター「docomo home 5G」を購入したのでレビューします。
固定回線のように工事要らずで、購入後すぐにインターネット環境が整うスピード感が魅力の製品です。その人気の高まりから年内の供給が難しくなっているほど…だとか。ホームルーターを実際に固定回線として使うには「ネットの速度(実測値)」「容量制限」「対応エリア」そして「料金」など様々な要素が絡みます。
実際に契約したからこそ見えてきた感想や注意点などを書いてみたいと思います。
目次
docomo home 5Gとは?
ドコモのhome 5Gは、スマホ用の4G/5G回線を利用したインターネットサービスです。なのでドコモのスマホが使える圏内であれば設置するだけで自宅にインターネット環境が整います。固定回線のように工事日を設定したりする必要もなく、契約さえ完了すれば即日使えるのがポイントです。もちろん工事費用なんてのもかかりません。
全国のドコモショップや家電量販店で契約が可能です。様々な理由で自宅に固定回線を引けない人は、こういったホームルーターを選ぶことになります。急に出張が決まってすぐにでもインターネット環境が必要とか、ポケットWi-Fi系のサービスやテザリングだと3日間の容量制限に引っかかってしまう…といった際に救世主的な存在です。(実際に大量のギガを消費すると制限される可能性はあります)
現在もインターネット回線は引いているのですが11月頃にサービスが止まってしまうという案件が発生してしまい急遽契約する運びとなりました。インターネットなんて今のご時世必須なのに終わりがくるなんて誰が予想したでしょう…
記事執筆時点では、5Gで受信時最大4.2Gbps/送信時最大218Mbps、4Gで受信時最大1.7Gbps/送信時最大131.3Mbpsとなっています。ちょっと上りが控えめな速度で、Wi-Fi 6を使うことからMaxは1201Mbpsと考えても良いのかもしれません。
現在の回線はマンションタイプのMax 100Mbpsなので、home 5Gで本当に速度が出るなら現環境を上回ることになります。スマホのネットワーク環境が固定回線に並ぶなんてすごい時代ですよね!
ちなみにドコモのサービスエリアを確認したところ自宅は4Gエリアでした(涙)とは言え、数年後には5G環境が整う可能性もあり速度に関しては期待感があります。
料金体制は1つだけ
docomo home 5G(HR01)の料金体制はシンプルで1つしかありません。
本体代の39,600円+月額4,950円が基本のセットです。初月のみ事務手数料が3,300円かかりますが、〇ヶ月しばりのような定期契約もありませんし解約料もありません。また月々サポートで-1,100×36回(39,600円)割引がありますので3年使えば本体代はチャラにできる計算になります。(解約時典で月々サポートは消失します)
極端に短い期間での理由なき解約はブラックリストにのる可能性もあるので、数ヶ月は利用することをおすすめします。本体代は一括、分割払いどちらも選択できますのでお好みにあわせてどうぞ。
この他に補償サービス550円、セキュリティ対策385円をつけることも可能。この2つをセットにしたhome5Gパックは770円と少しお得になっています。必要な人は契約時にお願いしておきましょう。
月額4,950円ってドコモ光の4,400円より高いし、速度的なことで言えば固定回線のほうが有利です。「売れるわけないじゃん…」という前評判に反して人気が高まっているのはキャンペーンの存在があるようです。
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各社キャンペーンでお得にゲットしよう!
今回契約にあたって少しでもお得になるように家電量販店をいくつか回ってリサーチしました。キャンペーン内容は店舗や地域によって異なる可能性がありますので必ずご自身での確認をお願いします。
- エディオン:本体代0円(納期1ヶ月)
- ヤマダ電機:本体代0円(納期未定、年内納品難しい)
- ジョーシン:本体代33000円引き(納期2週間~1ヶ月)
- ビックカメラ:15,000ポイント即時発行(在庫あり)←ここで購入
- ドコモオンライン:15,000ポイント付与(予約可能)
このキャンペーンこそがhome 5G HR01の人気に火をつけた原因となっているようです。
本体代0円のようなアツイキャンペーンをうっているところは軒並み在庫がなく、一ヶ月待ちは当たり前の状況です。ヤマダ電機では「年内の納品が難しいかもしれません…」と言ってました。すごい人気だ…
あとは指定家電と同時購入で33,000円引きとか、ポイントで還元しているようなお店が多かった印象です。僕はネット契約終了が目前ですぐにでも必要だったため、キャンペーン内容としてはうすいですが在庫を持っていたビックカメラで購入させていただきました。
39,600-15,000=24,600円と考えると安めのスマホを購入するような感覚。それでインターネット環境が手に入るのは悪くないですよね…もちろんタダが良かったけど背に腹は代えられない。
docomo home 5Gレビュー
docomo home 5Gスペック
通信 | 5G:受信時最大4.2Gbps/送信時最大218Mbps 4G:受信時最大1.7Gbps/送信時最大131.3Mbps |
サイズ | 約170×95×95mm(H×W×D) |
重量 | 約720g |
無線LAN規格/最大伝送速度(規格値) | IEEE802.11a/54Mbps IEEE802.11b/11Mbps IEEE802.11g/54Mbps IEEE802.11n(Wi-Fi 4)/300Mbps IEEE802.11ac(Wi-Fi 5)/867Mbps IEEE802.11ax(Wi-Fi 6)/1201Mbps 2.4GHz帯/5GHz帯対応 |
有線LAN | IEEE802.3ab(1000BASE-T) IEEE802.3u(100BASE-TX) |
同時接続台数 | 65台(Wi-Fi:64台/有線LAN:1台) |
かんたん接続機能 | WPS、QRコード接続 |
---|---|
電源 | 100-120V、50/60Hz |
消費電力 | 22W |
本体付属品 | ACアダプタ、LANケーブル(試供品) |
docomo home 5G開封・外観チェック
白い化粧箱に「home 5G」の文字。これでインターネットができるんだ…という安堵感がすごいです(笑)
製品はそれなりのサイズなので箱も少し大きめです。ちなみに本体はシャープ製でメイド イン チャイナでした。
付属品はセットアップマニュアル、ACアダプター、LANケーブルです。
本体は濃いめのグレーで、サイズは約170×95×95mmです。SIMを本体にさして電源を入れるだけですぐに使えるようになります。各デバイスとのWi-Fi接続設定は行う必要がありますが、とにかく簡単という印象。難しいことは何もありませんでした。
Amazon Ecohを一回り大きくしたようなサイズ感。縦長なので設置スペースをとらないのも良いですよね!電源回りに設置しても邪魔になりませんでした。
背面にはWPS、REBOOTボタン、LANポート、ACジャックがあります。有線LANの通信速度は最大1Gbpsです。
底面には型番、シリアルナンバー、生産国などの情報のほか、初回ログインパスワード、パスワードなどが記載されています。契約書にはさんであったSIMカードをさして電源オン!QRコードをスマホに読ませてみると、あっけないほど簡単に接続が完了しました。
docomo home 5Gは契約住所での使用が義務付けられているので、位置情報を取得する方式をとっています。契約住所以外での使用が確認された場合、契約解除にいたるようですのでご注意ください。
位置情報の取得は「ほかの場所に動いていないか」を確認するためで、他に変な使われ方をすることはありませんのでご安心ください。ただそうした背景があるのでSIMカードの挿入は店舗でできません。基本的には自力で初期設定を行う必要があることは覚えておくほうが良いかもしれません。
docomo home 5G実測値
ここからは実際に使ってみた感想…というか、大事な大事な実測値になります。大阪市内4G圏内のマンションでの計測です。計測にはiPhone 12 miniを使用しました。
- 5G:受信時最大4.2Gbps/送信時最大218Mbps
- 4G:受信時最大1.7Gbps/送信時最大131.3Mbps
ベストエフォートが実際に出ることはないでしょうが、できれば現在使用中の回線(100Mbps)に近い数字を出してくれ!頼む!!
設置場所による速度のちがい
まずは同時刻帯で場所を変えて計測。つながりが良いであろう窓際、やや奥まったリビング、さらに玄関と計測してみました。
窓際:49Mbps
リビング:72Mbps
玄関:39Mbps
さすがに電波状況が悪そうな玄関に設置すると速度が落ちましたが、窓際に置かなくても実用範囲の速度が出ることがわかりました。いい加減な場所に置くことはできませんが、絶対に窓際じゃないとダメというような神経質さも必要ない感じですね。
ちなみに電波状況が最も悪いであろうトイレでも計測してみましたが20~30Mbpsでした。トイレでこれだけ出るんだから家中隅々までしっかりとWi-Fi接続ができていると考えて良さそう。安心して使えそうでよかったです。
家族が集まるリビングにも設置できるので、Wi-Fiも安定してつながるだろうし嬉しい誤算でしたね。ただしドコモの営業さんによると階層には注意が必要なようで、基本的には5階までの使用を想定しているとのことです。我が家はそれ以上の階層なので契約時に念を押されました。
時間帯による速度のちがい
お昼頃
14時頃
22時頃
時間 | 平日 | 休日 |
AM06:00 | 95Mbps | 78Mbps |
AM08:00 | 49Mbps | 93Mbps |
AM10:00 | 75Mbps | 120Mbps |
PM12:00 | 62Mbps | 100Mbps |
PM14:00 | 140Mbps | 92Mbps |
PM16:00 | 82Mbps | 170Mbps |
PM18:00 | 47Mbps | 73Mbps |
PM20:00 | 51Mbps | 57Mbps |
PM22:00 | 72Mbps | 51Mbps |
AM00:00 | 64Mbps | 63Mbps |
混雑する時間帯でもおおよそ50Mbpsは出ており、実用に耐えない時間はないといって良いでしょう。空いている時間帯なら170Mbpsに達することもあるのでチェックしがいがありました。さすが天下のドコモさん!
ここの情報は重要だと思うので定期的に更新したいですね。次はとりあえず5G対応エリアになったらどれくらいの速度が出るか試したいと思います。(いつになるんだろう…楽しみだけどまだまだかな…)
docomo home 5Gメリット・デメリット
メリット | デメリット |
・工事が必要ない ・速度がしっかり出る ・本体代が実質タダ(月々サポート) ・置くだけで使える気軽さ ・キャンペーンがアツイ ・速度制限にかかったという話を聞かない ・dポイントが貯まる | ・固定回線より高い月額料金 ・固定回線より速度は出ない ・のぼりの速度は控えめ ・競技性の高いゲームなどは不利かも ・制限にかかる可能性はある ・在庫がないから買えない(納期待ち) ・位置情報を取得される |
docomo home 5G注意点
- 固定回線ほど安定していない
- 15GB程度使用すると制限対象にある可能性がある
- 5階以上の人は速度が落ちる可能性がある
- 位置情報によって使用環境はバレる
- 他の機器にSIMをさす、本体に別のカードをさすといった行為は非推奨
- 契約解除で月々サポートは解消されてしまう
- 長い納期待ちが発生している(すぐに手に入らないかも)
- 量販店での契約には1時間ほどかかる
docomo home 5Gまとめ
docomo home 5Gをレビューしてきました。
在庫さえあればすぐにインターネット環境が整うスピード感は魅力的で、ポケットWi-Fiのような通信制限も今のところないという良心的な対応。今後契約者が増えると制限にかかる可能性は大いにありますが、固定回線を契約できない環境にある人には助け船になるでしょう。
ひさしぶりのドコモさんとの契約になりましたが、また長い付き合いになりそうな予感です!