フルサイズミラーレス高画素機に手を出してしまった理由!作例を交えて感想を書いてみた

こんにちは!はるか(@harucamera3)です。
そろそろ秋桜の季節ですね。4月と同じように「桜」という言葉が入るだけで、なにかのはじまりを感じるのは僕だけでしょうか?「いいえ」そんなことはないはずです。
なぜなら秋はカメラ愛好家が踊り狂う新製品ラッシュ!かなり苦しい前置きから強引に入って行きましたが、またしてもカメラを購入してしまいましたので笑い話の1つとして読んでいただければ幸いです。
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フルサイズ高画素機で新境地に挑みたい!
僕はこれまでずっと高画素機には目を向けたことはありませんでした。その理由としては、一言で言うなら高すぎるからです。母体が良ければそれだけレンズにも性能を求められ、気づけば十万円単位でお金が飛んでいきます。
僕のような「楽しく写真を撮りたいだけ」の言わばエンジョイ勢には、あまりにも大きな障壁となっていたのです。他にも、ピント合わせのシビアさ、微ブレ、データ容量の大きさなど、手軽に扱おうとすれば怪我でもするんじゃないか?という恐怖心さえあったような…(なかったような)
メインで使っている富士フイルムにこれと言った不満はなく、ある程度は機材も揃ってきています。自分の表現らしき物もできるようになってきて、言わば「普段着のカメラ」に富士フイルムがなりつつあったのです。
しかし人間というのは罪でして、毎日の食卓に並べられるご飯だけでは飽き足らず、濃い味付けを求めて外食をしてしまうものです。かしこまったレストランも良し、大衆的な中華料理店に足を運ぶも良し、少し特別を演出するだけでワクワクドキドキするわけです。
今回購入したカメラにも、そんな役割をになってもらいたい。そう願っています。ここまで書いてきて「外食と同じことなんだよ」と説き伏せようとしているあたり・・・自分が相当深い沼にいることを実感させられます。
今更ですがSONYの「α7R」を購入しました
大事なことなのでもう一回言います「α7R」を購入しました。ⅡでもⅢでもなく初代です。X-T3を購入直後だったこともあり、そんなばかすか機材を追加できません。(十分やってるけど)
α7Rは3680万画素、ローパスレスセンサーなので解像感は間違いなくあるはず。AFや連写の遅さ、シャッターショックの大きさなどネガティブな面もありますが、重量はフルサイズ最軽量クラスの407gです。α7RⅡの重量は582gと、実に200g弱の差があり「Sonnar T FE35mm F2.8 ZA」「FE 50mm F1.8」などの軽量なレンズなら重さを帳消しにできるくらいの差です。
α7RⅡはボディ内手ぶれ補正や、高画素化、AFの高速化などの魅力がありますが、価格と重量で初代に席をゆずる形となりました。最近X-T1という旧モデルのカメラを使っても、特に不満を抱かなかったので「なんとかなるかな」という思いです。
そして初代でも良いと思った理由は、一緒に購入したレンズにもあります。
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カールツァイス「Loxia 2/50」に一目惚れ
今回カメラと一緒に購入したレンズはカールツァイスのLoxiaというレンズです。焦点距離は50mm、解放絞りがF2という明るいレンズです。Planar(プラナー)という伝統的な設計で、マニュアルフォーカスです。快適なAFとは無縁です。(そのくせ結構なお値段します)
ぶっちゃけSONYに飛び込んだのはこのレンズの存在が90%くらいです。その割には「かっこ良いいから」という安直すぎる理由ですが後悔はしていません!
MFレンズだけあって、フォーカスは滑らかで適度にトルクもあります。絞りリングもついているので、カチカチとF値を変更することができます。この一連の儀式が「簡単に写真は撮らせないぞ」という抵抗となって、試行錯誤をするようになります。
MFでピントの位置を探りながら意図をしっかりと考え、F値やSSで意思を伝えます。ブレないシャッタースピードは?被写界深度はこれで良いのか?設定は適正なのか?そうしたことをじっくり考えながら作品を撮れるレンズとカメラの組み合わせなのです。
マニュアルレンズならα7Rのネガティブな面も気にならないかな・・・と信じたい。
α7RとLoxia 2/50の作例
とりあえずふんわり撮れるかテストしてみましょう。
・・・・なんだこの圧倒的存在感達は?
正直「高画素に振り回されるのでは?」と思いましたが、カメラに遊ばれている状態でこれくらいの写真が撮れました。もう少し使いこなしてやりたい!そう感じざるを得ませんでした。
▼F11まで絞って撮影。葉の1枚1枚が主役は俺だと言わんばかりに主張します。(ごめん花が主役だから)
それにしても緑や、水に反射した空の色に深みがあるように感じます。これがもしやZEISSの力なのでしょうか?
▼シャッターを切りだして30枚目のテスト
▼中央を拡大してみます
どれくらい解像するのか?テスト的な意味合いをこめて撮影した1枚です。これが3680万画素のパワー・・・おそるべし。
▼明暗差があるシーンの表現
肉眼で見ても扉の奥がほとんど認識できないほど明暗差があったシーンです。ハイライトを飛ばさず、シャドーもつぶれないギリギリのところを狙ってみました。
▼グラデーションのようなシーン。極端に変化することもなく自然な表現で好印象です。
▼逆光では多少のフレアが出ますが、コントラストの低下も感じません。
レンズに信頼感があると、積極的な表現を狙いたくなります。
このシーンをふんわり撮影すると?
▼こんな感じになります
ボケがややザワつく感じもしますが、僕は許容範囲です。前ボケもきれいですし、なによりピントのあった場所の解像感が中毒になってしまいそうです。
レンズはやや線が太い表現が得意そうな気がしますが、僕の表現にも使えそうで安心しました。MFですがフォーカスリングを回すと、即座にカメラ側で拡大機能が働きピントを確認することができます。これがOVFならきっとピントが合っていない作品が大量生産されたに違いありません。
今回は中古で格安の個体を見つけることができ、結果的にα7RⅡを1台買うよりも安くあがりました。フルサイズと高品質のレンズを格安で試せるようになったのですから良い時代になりました(笑)
まとめ
- α7RとLoxia 2/50を買いました!
- フルサイズ最軽量カメラで新しい表現にチャレンジします!
まだ手にして数日ではありますが、期待感のあるカメラを手にすることができました。それもX-T3が高性能で、ほとんどの撮影を問題なくこなしてくれるだろうという算段がついたからでもあります。しばらく使ってみて自分の表現にあるのか?使用目的に合うのか?じっくり味わって見たいと思います。
これからの流れとしては
①SONYのFEマウントを揃えて安くなったα7Ⅲやα7Ⅱを狙う
②SONYのボディで揃えつつニコンのレンズを揃えてZに…
③合わないので全部売ってCANONに行く
④やっぱ富士フイルムだよ〜中盤で返り咲き(!?)
どういう方向でももっていけるようになりました(笑)
かなり混乱しながら書いた記事ですので、随所に読みにくい箇所があったと思います・・・
そんな記事を、最後までお読みいただきありがとうございました。
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