【Folio Touch】iPadをパソコンに変える魔法のキーボードをレビュー

Logicool Folio Touch(iPad Air第4世代用)を購入したのでレビューします。
iPadでキーボードだけでなくトラックパッドが使えて、ほぼパソコンな使用感を得られるデバイスがFolio Touchです。長文の文章やメールの返信、外出時のちょっとした作業に最適で、純正のような仕上がりにはちょっと感動すら覚えます。
「iPad+Folio Touchがあればパソコンはいらないんじゃない?」という疑問にも答えたいと思います。
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目次
Logicool Folio Touchとは?
- タブレットをパソコンライクに使える
- PCと変わらないタイピング感が得られる
- できることが格段に増える
- iPad Airでトラックパッドが使えるキーボード
- 日本語キーボードを搭載
- 16段階のバックライト(自動調光)付き
- Smart Connector接続で、キーボードの充電、ペアリング作業が不要
- iPadを優しく保護、ペンシルホルダー搭載
- 角度調整ができるキックスタンドつき
- マグネット式で開封のストレスもなし
- サイズ:高さ 256 ×幅 189 ×奥行き 21 mm
- 重量: 642.5 g
Folio Touchを一言で表すなら「iPadをパソコンにするキーボード」です。保護用ケースとしての働きだけでなく、キーボードやトラックパッドによる操作を可能にします。
タブレット単体ではできない正確で早いタイピングを可能にするので、メールの返信、文章の修正、ブログ執筆、アプリの操作、プレゼンや取材などなど、一気に活躍の場が広がります。
しかも純正のようなフィット感で、iPadを装着するだけですぐに使えるのも嬉しい。しかもキーボードをわざわざ充電する必要もないので煩わしさも皆無です。本当にすごい!
Magic Keyboardよりも安い!Smart Keyboardよりも高品質!
iPad Airには純正のMagic Keyboardも準備されていますが、価格がFolio Touchの倍ほどします。Appleへの信仰心が試されるところですが、僕には3万円以上を出す勇気がありませんでした・・・
タブレット向けのキーボードとしては、Folio Touchも十二分に高いのですが純正品を見た後なら「買ってもいいんじゃ?」と思えてくるから不思議です(笑)
You Tube動画レビュー
You Tubeでも解説していますので、良ければご覧ください。
開封・レビュー
それではFolio Touchを開封していきましょう。外箱は白でブルーのリボンがついた可愛めのデザイン。
リボンを引いてやると、早速製品が登場します。キーボードケースの他には、保証書やお知らせの紙がいくつか入っている程度です。
本体はグレーで、個人的にはこのお色がどストライク。ブラックで下手に汚れが目立つよりも、コッチのほうが断然良いです。そこそこ耐久性もあるようですし、傷や衝撃からiPadを守るだけでなく、水こぼれや小雨くらいなら大丈夫そう。
iPadを優しく保護!ペンシルもマグネットで装着できる
Folio Touchの主な目的の1つとして、iPadを保護してくれるという機能があります。マグネット式のフリップなので着脱も楽ちん。裏面にもくっつくのでオープン時にもブラブラしたりといったことはありません。
開閉でタブレットのオン・オフも切り替わるのはさすがといったところ。
もはやコレはパソコンのキーボードだ!
Folio Touchをひと目見て思ったことは「カッコイイ!」でした。素材はファブリック素材になっていてサラサラしているので、手汗の不快感とか軽減されていると思います。好き嫌いはあるかと思いますが、金属みたいに冷たいってこともないのでナチュラルに使える気がします。
キーはところどころ小さいのもありますが、割と自然な配列でパソコンと変わらないような感覚で使えました。巷にあふれているチープなタブレット向けのキーボードとは別格ですね。打鍵感はペチペチとした感じで高品質という訳ではありませんが、実用的には全く問題ありません。
キーボードにはショートカットキーも用意されているので、画面の明るさを変えたり、音量を変えたり、ミュートにしたり画面をロックしたりと即座にできます。
トラックパッドではジェスチャー操作も可能。2本指でスクロールしたり、3本指でスワイプしてホーム画面を呼び出したり、開いているアプリの一覧画面を開いたりもできます。トラックパッドはさすがに小さいですが、これがあるだけでも随分操作性が向上するんだな~という感じ。クリック感が少し深めなのと、上部1/3くらいがクリックできないのが残念ポイントかな。
これはiPad側の設定から「一般→トラックパッド→タップでクリックをON」にすることでクリックする必要がなくなる(タップで操作できる)ので、さほど問題ないかもしれません。
純正のような使い心地
Folio Touchはキックスタンドになっているので細かい角度の調整ができます。パソコンのようにして使ったり、動画視聴ならテントモード、ペンシルを使う時にはフラットにしたりと、フレキシブルな使い方ができます。
クルッと折り曲げてやるとキーボードやトラックパッドは反応しなくなります。変なところをクリックしたり、文字が勝手に入力
普通のタブレットとして使うだけならFolio Touchは邪魔で重たい存在かもしれませんが、もう1つなにかをやろうとした時に真価を発揮するアイテムだと思います。
充電も設定も不要!開けたらすぐに使えるのが便利
Apple認定のアイテムなのでペアリングや充電の手間がなく、頭を使うまでもなく即座に使えるのも最高です。「Bluetooth接続の設定が苦手・・」って人は少なからずいると思いますが心配無用ですよ。
Folio Touchには、Smart Connector(スマートコネクタ)接続という機能がって、iPad Air本体から電源を供給し、ペアリングも自動で行ってくれます。キーボード内部に電源をもたないので、他のアイテムと接続して使うといったことができないのは残念ですがiPadにはジャストフィットします。
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カメラやスピーカーに配慮した設計
Apple認定品ということもあって当然かもしれませんが、iPadの機能性を損なわないデザインになっています。電源ボタン、音量の上下、スピーカー、カメラなどはカバーを装着しても自然に使えます。
個人的にはType-Cコネクターでの充電が気持ち挿しにくくなった?という程度。
Folio TouchにはiPad Pro用もあって、大きな違いはカメラ用の穴です。iPad Airは単眼ですが、iPad Proは二眼かつLiDARスキャナが搭載されているため穴が大きくなっています。
最大のネックは重さ
もうこれはほとんどの人が想定しているでしょうが「とにかく重たい」です。
Folio Touch:624.5g
iPad Air:460g
合計:1.084.5g
約1.1kgってちょっとしたモバイルノートくらいの重量です。タブレットらしい重さは消し飛びますし・・・もはやAirとは??状態ですよね。本や漫画を読むと「重てぇ‥」ってなります。
こうなってくると、先日レビューしたLogicool MX Keys(KX800)を使うほうが、タブレット+パソコンというWのメリットを受けられそうな気がしてきます。ただしこの組み合わせだと外に持ち出せなくなるので悩ましいです。
僕の場合、たまに取材に出たりすることもあって、そうした時にはFolio Touch+iPadが抜群に良いんですよね。インタビューしながらメモをとったり、iPadのカメラで記録用写真も撮れる。データもiPadにまとまるので管理のしやすさ的にも助かるんです。ある意味で、ノートパソコンよりも使いやすいですね。
ぶっちゃけパソコン代わりになる?ならない?
ずばり結論を言うと「ノートパソコンの代わりにはならない」というのが、しばらく使って見た感想ですね。メインにするならMacBook AirやMacBook Proを買ったほうが幸せになれるはずです。
さっき「ノートパソコンよりも使いやすい」って言ったばかりじゃん!って怒られそうだけど、パソコンとタブレットってベクトルがやっぱり違う気がするんですよね。これはFolio Touchの問題じゃなくて、あくまでもタブレットに目を向けたほうが良いかもしれない。
タブレットだとパソコンの周辺機器(プリンターとか)が使いにくいってのもあるし、ワードプレスの画面も狭いので、僕は少なからずブログの執筆しようとは思えない。あとFolio Touchにはトラックパッドがあるけど、直接画面をタッチしてしまったほうが早いケースもままある。
じゃあ「いらないの?」って聞かれると「いる」ってなるから本当に悩ましい(笑)
もともと取材用や、問い合わせ(メール)の返信、ブログの誤字修正に使いたかったのが理由なので、この辺はパーフェクトにこなしてくれます。仕事モードオフのプライベート時間でも、容赦なく問い合わせってくるので(しかも急ぎだったりする)レスポンスの速さは重視したいんですよね。そんな時に、パソコンの電源つけて・・ってイチイチできないし、デスクまで向かうこと自体が億劫だったりもする。
それがFolio Touchだったらすぐ使えるし、仕事場まで行かなくてもリビングでも返信ができる。ビジネスにもプライベート領域にもさり気なく入ってこれるのがFolio Touchのメリットなんだろうなって思うんです。シーンを選ばずに使えるという感じですかね。
個人的には、メインパソコンのパートナーとしてFolio Touch+iPadを導入するのがおすすめ!役割分担をしつつ、iPad本来の魅力にブーストをかけるのが最高の使い方じゃないかなって思います。
メリット・デメリット
メリット | デメリット |
・パソコンライクにすぐ使える ・iPadを保護できる ・バックライトで暗い場所もOK ・完結できる作業が増える | ・はっきり言って高い ・タブレットとして使うなら不要 ・他の機器に接続できない ・重たくて場所をとる |
Logicool Folio Touchがおすすめな人
ロジクールのFolio Touchを紹介してきました。
ノートパソコンライクに使えて、キーボード+トラックパッド+ペンシルの三種の神器を使うことを想定している人には満足できる製品です。電源をオン・オフして使うことを想定しているパソコンとは違って、使いたいと思った瞬間にすぐ使えるフットワークの良さはストレスがありません。
iPadをタブレットらしい用途で使う人には無用のアイテムかもしれませんし、なんと言っても重さはネック・・・とは言え、かなり人気アイテムなので「入荷待ち」なんてのもしばしば見かけます。欲しいと思っている人は、見かけたら確保してあげても良いかと思いますよ!また在庫を探すのも手間ですもんね。
Folio Touchは使い手を選ぶ製品だとは思いますが、個人的には買って良かったなって思います!
参考リンク
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