G-Tune EP-Zをレビュー!RTX3080搭載で4K解像度に余裕で立ち向かえるゲーミングPC

G-Tune EP-Zをメーカーさんにお借りしたのでレビューします。
最新グラフィックGeForce RTX 3080を搭載したハイエンドゲーミングパソコンが登場!高い描画性能を誇るだけでなく、第10世代Intelプロセッサーとの組み合わせで写真や動画編集も楽々。ゲーム実況配信や高解像領域での快適性などなどで天井突破するほどの性能になっています。
各ベンチマークやRAW現像、動画編集にかかった時間なども掲載しますので参考にしてみてください。
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目次
G-Tune EP-Zとは?
マウスコンピューターが展開するブランドは、一般向けの「mouse」、ゲーミングの「G-Tune」、クリエイター向けの「DAIV」とあります。
ゲーミングモデルのG-Tuneは、もともと性能がかなり高くクリエティブな用途にも転用できます。特に従来よりも大幅に性能がアップしたRTX30シリーズは注目したいところです。
G-Tune EP-Zの特徴はこんな感じ!
- Core i9-10900K
- GeForce RTX 3080
- 水冷CPUクーラー 240mm長型ラジエーター
- 最高クラスのゲーミング性能、高解像データ処理も快適
- 映像美にこだわりたいゲーマー、クリエイターにおすすめ
G-Tune EP-Zのスペック
CPU:Core i9-10900K
グラフィックス:GeForce RTX 3080
メモリ:32GB
ストレージ:1TB NVMe SSD + 2TB HDD
電源:800W 【80PLUS® TITANIUM】
サイズ:215×490×501 mm
重量:17.5kg
このタイプの筐体を採用したモデルは、G-Tuneの中でもフラッグシップモデルにあたります。積極的に最新パーツを採用していたり、これでもか!と贅沢なパーツが採用されているのが特徴。反面、高額になっておりこだわりたい人向けのモデルとも言えるかもしれません。
G-Tune EP-Z 外観チェック
存在感のあるボディで、フロント側には強化ガラスが採用。レッドカラーがアクセントになっていてシャープさと力強さが伝わってくるようです。重量も17kgを超えているので開封は注意されたし。女性一人だと厳しいかも。
スロットインタイプの光学ドライブも標準搭載なのは地味に嬉しいかも!
USBなどのインターフェース類はトップにまとめられておりアクセスもしやすい。個体差かもしれませんが、今回の電源ボタンはちょっと硬めでした。
120mmのリアファン、インターフェース、大きめの電源などが確認できます。エアフローは底面から背面へと抜けるタイプで、CPUなどの発熱が大きいパーツもしっかりと冷却します。また水冷クーラー採用ですので高い冷却性を期待できるかと思います。
底面にはダストフィルターも装備されており、サッと取り外して清掃できるのもポイント。
G-Tune EP-Z レビュー
Core i9-10900Kの性能
搭載されているCPUは、第10世代のCore i9-10900Kです。10コア20スレッドがパワフルに動作し、圧倒的な処理能力を実現しています。
参考までに、一部のCPUと比較した例をご覧ください。PassMarkのデータを参照しています。
CPU | スコア |
Core i9-10900K | 24239 |
Core i9-9900K | 20196 |
Core i7-9700K | 17218 |
Core i7-8700K | 12401 |
従来モデルのCore i 9-9900K比較だと、およそ20%ほど高性能化しているようです。特にRAW現像や動画編集など、クリエイティブ領域において期待感のあるCPUとなっています。
第8世代「Core i 7-8700K」あたりのもCPUとしては十分な性能を誇っていた印象ですが、流石に現行モデルと比較すると競争力に欠けている印象。それ以前のCPUを使っているなら恩恵は大きいと言えるでしょう。
RAW現像(写真編集)性能をチェック
無料現像ソフトの「RawTherapee」を使って100枚のRAWデータの一括変換にかかった時間を計測。(設定はJPEG品質は90%、高画質です)
モデル | CPU | 時間 |
G-Tune EP-Z | Core i9-10900K | 2分41秒 |
DAIV Z9 | Core i7-10700K | 2分57秒 |
DAIV A7(カスタム) | Ryzen 9 3900X | 3分03秒 |
DAIV A5 | Ryzen 7 3700X | 3分12秒 |
DAIV Z7 | Core i7-9700K | 3分15秒 |
RAW現像に関してもトップクラスの処理能力です。ライバルのRyzen CPUよりも20-30秒短い時間で処理が完了していますし、現行トップクラスのIntel CPUの意地を見せたという感じでしょうか。
大量のRAWデータを現像する人には、G -Tune EP-Zを選択する価値はありそうです。
NVMe対応 SSDで爆速!
高速なNVMe対応SSDが搭載されており、最大で3500MB/sに達する転送速度を実現しています。
このクラスのSSDとしてはトップクラスの転送速度ですので、サクサクと気持ちの良い動作をしてくれます。大量のデータを移動するクリエイターや、ロード時間を短縮したいゲーマーなど多くのユーザーにとって満足できるはずです。
GeForce RTX 3080のグラフィック性能をチェック!
GPUは最新のGeForce RTX 3080が搭載!従来モデルを凌駕する性能で、特に高解像領域で威力を発揮します。
Radeon RTX3080 | |||
RAW現像 | イラスト | 4K動画編集 | ゲーム |
◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
FF15のゲームスコア
モデル(GPU) | 設定 | スコア |
G -Tune EP-Z (RTX3080) | 1920×1080(標準品質) | 18538(非常に快適) |
3840×2160(標準品質) | 8564(快適) | |
DAIV Z9 (RTX2080S) | 3840×2160(標準品質) | 5580(やや快適) |
重量級タイトルのFF15でRTX3080をチェックしたところ、4K解像度で快適を得られる驚愕の結果となりました。ついに4K解像度が身近になる時代が到来、新しい扉を開いてしまった感じすらあります。RTX2080SUPERと比較してもかなりの伸びが見られますよね!
RTX2070SUPERあたりもゲーマーには人気がありますが、3840×2160なら約1,7倍ものスコアが出ています。4Kモニターを使っている人や、重量級タイトルでフレームレートにこだわりたいという人にはうってつけのGPUですね。
G -Tune EP-Zは動画編集に使える?
過去にマウスコンピューターさんに取材して教えてもらった「4K動画編集に必要なスペック」という条件は余裕で満たしますし、先のFF15の結果を見ても十分な動画編集能力を備えていると解釈できます。
動画編集能力をテストするために無料ソフトのResolveを使いました。ミラーレスカメラで撮影した4Kデータを使って簡単な動画を作成→レンダリングの時間を測定しています。
モデル | 構成 | 処理時間 |
G -Tune EP-Z | Core i 9-10900K×RTX3080 | 1分15秒 |
DAIV X7 | Core i9-10900X×GTX1660 | 1分30秒 |
DAIV Z9 | Core i7-10700K×RTX2080S | 1分34秒 |
DAIV Z7 | Core i7-9700K×RTX2060S | 2分00秒 |
過去のテストの中でもトップクラスの処理時間です。ミドルクラスのDAIV Z 7とは45秒も短縮しており、日常的に動画編集を行う人にも選んでほしいモデルになっていると感じます。
G-Tune EP-Zの感想や評価
良いところ
- GPUがすごい!
- CPU性能も比較的高い!
- 存在感のある筐体がカッコイイ!!
- ゲームだけじゃなくクリエイティブ用途でも使える!
ハイエンドモデルに相応しい存在感のあるボディ、あらゆる作業を快適にする処理能力、そして際立つGPU性能と、処理能力面では不満を感じることはまずありません。決して安いモデルではありませんが、たまに大きく割引が入ることもあるので狙ってみても良いかもしれません。
ちょっとイマイチなところ
- サイズが大きい(フルタワー)
- 価格が高い
- 電源ボタンが硬い
トップクラスの性能を誇るため、そのパフォーマンスを生かすためにサイズは大きめ。開封時には一人ではやや持て余す重量、デスク下を圧迫することも考えられます。設置スペースは余裕を持ちたいところ。
テスト機の電源ボタンは硬く、強めに押し込まないと反応しない点も個人的にはマイナスポイントでした。とは言え、本モデルの最大の特徴はパフォーマンスのはずですし、その点に関しては文句のつけようもありません。
G-Tune EP-Zシリーズをおすすめしたい人
公式HP:https://www.mouse-jp.co.jp/
- 高い処理能力が必要な人
- サクサクなパソコンが欲しい人
- RTX30シリーズを使いたい人
- 予算が潤沢な人
- 長く使えるモデルが欲しい人
マウスコンピューターの「G-Tune EP-Z」を紹介しました。
全体的に高いパフォーマンスを見せており、特に描画性能においては過去モデルを圧倒的に凌駕するパソコンになっています。RTX30シリーズも品薄が続いているほか、コスパ面を考えると「パソコンを新調した方が早いのでは?」という意見もチラホラ見えます。
最新タイトルを快適に遊びたい人や、高負荷のかかるクリエイティブ作業に使えるパソコンを探している人にはピッタリもモデルだと思います。
参考リンク
最後までお読みいただきありがとうございました。