MacBook 12インチ(2017)レビュー!ときめきしか感じない超軽量モバイルノート

MacBook 12インチ(2017)を中古で購入しました。
残念ながら現在は販売終了していますが、12インチというモバイルに最適なサイズはいまだに熱烈なファンを獲得して離しません。MacBook ProやMacBook Airも魅力的なデバイスですが、軽量さで選ぶならMacBook一択!
意外にもパフォーマンスはそこそこ高く、性能不足で敬遠していた人にはぜひ読み進めてもらいたい内容になっています。
それでは実際に使ってみた感想をふくめてレビューしたいと思います。
- はるふれ限定パソコン販売中!(直販よりお得な構成を実現!)
- RAW現像におすすめのパソコンスペックは?
- 写真・動画編集におすすめのモニター
スポンサーリンク
目次
MacBook 12(2017)が登場!
- 12インチ(2304×1440)ディスプレイ搭載
- CPUは第7世代Intel Core M3を採用
- 8GB 1867MHz LPDDR3メモリ(MAX16GB)
- 256GB SSD(MAX512GB)
- Intel HD Graphics 615 1536 MB
- Magic Keyboardを採用
MacBook 12インチ最大の特徴は、12インチディスプレイを搭載した小型PCだということ。2015年に初登場してから数回のモデルチェンジを繰り返して今に至ります。
スペックをもったところで劇的に変わることもないだろうと最小スペックを購入しました。足るを知るという精神です(謎)
第7世代CPUやLPDDR3メモリは今となっては目新しさもありませんが、MacOSを扱えるパワフルさは持ち合わせています。MacBook初期モデルは性能的に物足りない感じもありましたが、2017年モデルはパフォーマンス的にも向上しているのであまりストレスを感じることなく使えるなという印象を持ちました。
現状後継機のアナウンスはありませんが、あるとすれば独自開発のAppleシリコンに移行していくと予想されています。つまりIntel CPU搭載最後のMacBookである可能性が高く、手に入れるなら中古在庫が消えてなくなる前に・・ということになります。
MacBook 12インチ(2017)レビュー
僕が購入したのはMacBookの2017年最新モデルです。(もう3年も前ですが一応最新)メールやWeb閲覧、ブログ執筆といった軽作業でガンガン使うつもりです。
おピンクのプチプチにくるまれて到着。中古市場だと8〜9万円あたりが相場だと思いますが、5%オフやらクーポンやら楽天マラソンやらがタイミングよく重なって実質6,5万円くらいで買えました。安い!
この価格帯だとMacBook Airの整備品あたりとも競合するんですが「軽さは正義」ということであまり悩むこともなく購入。
色はスペースグレイです。
ショップの管理シールが貼っていたところ(右側角あたり)だけ色がちがう・・・・シールもきれいに剥がせないタイプだったので苦労しました。。
サイズ・重量
MacBook 12インチは「薄くて軽い」という最大の武器を持ち合わせています。仕上げの良い筐体をいつでもカバンに入れて持ち歩くことができます。
モデル | MacBook(2017) | MacBook Air(2019) |
高さ | 1.31cm | 1.56cm |
幅 | 28.05cm | 30.41cm |
奥行き | 19.65cm | 21.24cm |
重さ | 0.92kg | 1.25kg |
MacBookAirと比較しても一回り小さく、重量は300gも軽いです。少しの差だと思うかもしれませんが、実際に1kgを切ってくると持ち出しの負担が段違いです。
水筒や缶ジュース1本分くらいの差なので、意外とバカにできないんですよね。下手なキーボードつきタブレットよりも軽いです。
いつも使っているCHROMEのスリングバックにMacBook、X-E3、XF16-55 F2.8、X100Vを入れた状態です。さすがに重くなってしまいましたが、これでも多少は余裕を感じます。
撮影に出かけるときはノートパソコンを持ち歩くのは諦めていましたが、MacBook12インチならワンチャンありますね。出先でパパっとお出かけ記事を書いたり、写真の確認・編集をするのも悪くないと思います。
付属品
付属品はUSB-C充電ケーブル(2m)、USB-C電源アダプター(30W)、ステッカー、取説などなどです。中古品ですが充電回数も少なく、割ときれいな個体だったのでホッとしました。
USB-Type Cなのでカメラ関連の充電なんかもできそうです。小型で持ち出すのにも苦にならないのは本当に助かりますね。バッテリーだけでも10時間はもつので、僕の使い方だと無くてもなんとかなることの方が多いです。
ディスプレイ
MacBookはRetinaディスプレイを搭載しており高品質な映像を楽しむことができます。
2017年モデルからは4K(60fps)の出力にも対応しており、高解像モニターをより快適に使えるようになりました。これもパフォーマンスアップによる恩恵と言えそうです。
僕はBenQ EW3280Uという4Kモニターに接続しながら使っています。MacBookのモニターを使う時は「EasyRes」というアプリで解像度をあげて作業領域を広げています。文字は小さくなっちゃいますけど情報量が多いほうが使いやすい・・・
「12インチは小さすぎるかな?」と購入前は心配しましたが稀有に終わりました。13インチと1インチ差ですが思ったほどちがいは感じませんでした。個人的には軽さはびっくりするほど感じるけど、作業性は損ねない製品だと思いました。
より精度の高い編集がしたいならカラーマネジメントモニターの導入を考えたほうが無難です。
インターフェース
MacBook 12インチの左側にはUSB-Cポートが1個装備されているだけのシンプル仕様です。1個だと充電するだけで他にはなにもさせません・・・
さすがに少ないのでHDMI、USB 3.0が使えるアダプターを使っています。これが不恰好だと思う人は手を出しちゃいけません(笑)
キーボード
MacBookはフルサイズキーボードになっていますのでProやAirと同等の打ち心地です。12インチのモバイルノートPCとしては非常にタイピングしやすく、記事執筆に大きく貢献してくれました。
このサイズ感で気持ちよくタイピングできるだけで「最高の買い物をしたな」という実感さえ得られます(笑)目一杯広がったキーボードは妥協をしなかったという証でもあり、好感がもてますし凝縮感も感じます。
ただ長時間タイピングをしていると指が疲れるなーなんて気がしないでもないです。
最新モデルみたいにTouch BarやTouch IDなんて気の利いた機能はありません。スリープを解除する時にパスワードを入れるのがちょっと面倒です。その代わり買い物をする時に最後にもう一度考えるチャンスがめぐってくるので静止力があります(笑)
キーボードは第2世代バタフライキーボードを採用。ほとんど反応のない初代に比べるとリズミカルにタイピングができると思います。
ただ、残念ながら「キーボード修理プログラム」の対象ではあるので気になったら早めにAppleに持ち込むのが良いでしょう。僕の製品もスペースキーの反応がにぶいことがあり気になっています。
サポートが無償で受けられるのは「最初の小売販売日から4年間」になるので注意してください。
僕はマジックキーボードを接続してクラムシェルモードで使うことが多いです。
トラックパッドも大きいのでマウスを使わなくても快適に作業が行えます。小さな筐体でこれだけ使い心地が良いって本当に素晴らしい!
スポンサーリンク
MacBookをProやAirと比較
MacBook 12インチのパフォーマンスはどれくらいなのか?Macユーザー御用達の「Geekbench Mac Benchmarks」を参考に確認してみます。
モデル | CPU | シングルスコア | マルチスコア | 価格 |
MacBook (2017) | Core m3-7Y32 | 687 | 1487 | – |
MacBook Air(2020) | Core i3-1000NG4 | 1005 | 2016 | ¥104,800 |
MacBook Air(2020) | Core i5-1030NG7 | 1060 | 2682 | ¥134,800 |
MacBook Air(2018-19) | Core i5-8210Y | 769 | 1569 | ¥119,800 |
MacBook Pro 13(1.4GHz) | Core i5-8257U | 943 | 3895 | ¥134,800 |
MacBook Pro 13(2.0GHz) | Core i5-1038NG7 | 1134 | 4235 | ¥188,800 |
Mac mini | Core i3-8100B | 928 | 3319 | ¥82,800 |
Mac mini | Core i5-8500B | 1029 | 4796 | ¥122,800 |
もともと省電力タイプのCPUが採用されているMacBookですが、2016年モデルと比較すると約25%パフォーマンスがUPしているとのこと。
シングルスコア、マルチスコアの数字を見てもMacBook Airとそん色ないレベルまでになっています。とは言え、さすがにMacBook Proには及びません。
MacBook Airを使っていると、時々「重いかな」と感じることはあっても使用に問題のあるレベルということはありませんでした。それならば同等クラスで軽量さも手に入るMacBook 12インチは使い勝手が良さそうだということにもなります。
最近のモデルだとProもAirもサイズ、重量があまり変わらないので、真のAirはMacBookにこそふさわしいのかもしれません。
MacBook 12インチのベンチスコア
続いては、CPU、GPU、メモリ(RAM)、ストレージのパフォーマンスチェックのために「Novabench」でテストします。
内容 | MacBook(2017) | MacBook Pro(2019) | MacBook Air(2018) |
総合 | 935 | 1490 | 886 |
CPU | 397 | 828 | 364 |
GPU | 195 | 267 | 179 |
RAM | 209 | 275 | 205 |
Disk | 134 | 120 | 138 |
MacBook 12インチはクリエイティブワークで多用しないならメインマシンにできるほどには強力です。2018年のMacBook Airをスコアで上回ったのは驚いてしまいました・・・Airも存在感のある製品ですからね。
パフォーマンス重視ならMacBook Proですが、軽さ重視ならMacBookということになりそうですね。
外付けグラフィック(eGPU)で性能UP
eGPU(外付けGPU)は以下の記事にまとめています。気になっている方は参考までにどうぞ。
MacBook Pro 12(2017)のメリット・デメリット
- 驚くほど軽くて、そこそこ処理能力も高い
- カメラと一緒に持ち歩いて使える
- 整備品で安く買えることもある
- 新品で手に入れるのは困難
- クリエイト作業には不向き
- Touch ID未対応
MacBookは動画編集などのクリエイト用途にはやや物足りない性能ですが、一般的な作業で不満を感じることはまずありません。この記事を書くために、写真の編集なんかも行いましたがサクサクと使うことができました。
12インチの軽さはどこに持って行っても負担がありませんし、デスクトップの補助としてメールの返信をしたり、問い合わせの回答、誤字のリライトなんかを気楽に行うことができます。
現状新品を手に入れるのは難しくなってきているのが残念ですが、気になったら手に入れてしまっても後悔しないと思います。
MacBook 12インチ(2017)はモバイルノート最高峰の存在!
MacBook 12インチ(2017)には、画面を指一本で持ち上げればすぐに使える気軽さを期待していましたが、正直ちょっとパフォーマンスを侮っていましたね。これほど快適に使えるとは思っていませんでしたし良い買い物をしたと思います。
Mac mini→MacBook Air→MacBook Pro 13→そしてMacbook 12インチと使ってきましたが、僕が本当に求めていたのはコレだったのかもしれません・・・
10万円前後の軽量モバイルPCとしてはトップクラスの出来だと思いますし、フットワークを重視したい人には最適だと思いますね。僕も時期モデルが登場するまでは大切に使いたいと思います。
Windows機ならパフォーマンスにふっても価格はそこそこに抑えられる可能性もあるので、そちらも含めて検討されるのが良いかもしれません。当サイトでは「RAW現像、写真編集におすすめのパソコン」という記事も書いているので参考にしてくださいね。
商品リンク
おすすめ記事
- Mac miniレビュー
- MacBook Airレビュー
- MacBook Proレビュー
- Macの性能爆上げ!おすすめの外付けグラボ(eGPU)
- RAW現像におすすめのパソコンスペックは?
- 写真・動画編集におすすめのモニター
スポンサーリンク