MacBook Air(Early 2020)レビュー!CPU性能が大きくハネてPro並みの性能に?

気がついたらMacBook Air(Early 2020)を購入していました。
第10世代CPUを採用しCPU性能が大幅に向上!もはやMacBook Pro並みでは?と思えるほどのパフォーマンスを手に入れました。メールなどのビジネスユースだけでなく、ちょっとしたクリエイティブワークもこなせるほどのパワフルさ!
これまでのラインナップでは「軽さならMacBook 12インチ」「パフォーマンスならMacBook Pro」という感じの板挟み状態でしたがメインマシンとして堂々と使えるPCに仕上がっていると感じます。
それでは実際に使ってみた感想をふくめてレビューしたいと思います。
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- 写真・動画編集におすすめのモニター
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目次
MacBook Air(2020)のスペック!
- 13.3インチ(2560×1600)Retinaディスプレイ搭載
- 第10世代Intel Core i5-1030NG7を採用
- 16GB 3,733MHz LPDDR4Xメモリ(最大16GB)
- 256GB SSD(MAX2TB)
- Intel Iris Plus Graphics
- シザー構造のキーボードを採用
13.3インチのスタンダードボディ、そこにパワフルさをつめこんだのが2020年のMacBook Airです。
従来モデルでは物足りなかったCPU性能も、第10世代Intel CPUを採用したことで大幅に性能がジャンプアップ!長く使えるモバイルノートに生まれ変わりました。
最小構成ではデュアルコアのCore i3になりますが、1万円ほどの追い金でクアッドコアも選べるようになっています。ついにAirも4コア時代に突入し魅力が高まっています。
さらに不安要素だったバタフライ構造のキーボードは廃止され、シザー構造へと変更になり安心して使えます。
一気に仕様が変更になったこともありマイナーアップデートという印象はありません。MacBook Airらしさに磨きをかけたモデルであり、多くの人が望んでいたマシンになっているとさえ感じます。
個人的にも情報解禁と同時にポチっとしたいところでしたが、MacBook Pro後継機のウワサもあり動くに動けず・・・我慢が続いていましたが、結局ここに来て購入してしまいました(笑)
MacBook Air(Early 2020)レビュー
たまたまAppleの整備品にてMacBook Airの2020年モデルを発見!
発売間もない製品で、しかも元々欲しかった製品とあれば脳死でポチっとするしかありません!悩んだのは時間にして2秒くらいですかね(ポチ)
Core i5+16GBメモリになっていたのも追い風になりました。従来モデルを所持していた時には「重いな〜」と感じることもありましたが、新モデルは快適ですね。

ペリっとな
リンゴ製品もこれで数回目の購入になりますが、いまだにワクワクします。
色はスペースグレイです。カラーリングは他にもゴールド、シルバーが選べます。
この製品としての完成度の高さ、デザインの素晴らしさは万国共通でしょうね。ひじょうに美しいです。
外観だけでは2019年以前のモデルと比較してもわかりません。
サイズ・重量
MacBook 12インチと比較するとひとまわり大きいサイズです。その代わり画面が大きいので視認性がよく、長時間の作業でも目の負担が小さいと感じました。
モデル | MacBook(2017) | MacBook Air(2020) |
高さ | 1.31cm | 1.61cm |
幅 | 28.05cm | 30.41cm |
奥行き | 19.65cm | 21.24cm |
重さ | 0.92kg | 1.29kg |
2019年モデルと比較すると1,56cm→1,61cmとやや厚みが増しています。これは新搭載のキーボードによるものでしょう。重さも1,25kg→1,29kgにほんのり筋肉量がアップ。
モバイル重視なら12インチ一択!という感じですがMacBook Airも十分に軽いです。
メイン機として1台だけ買うならMacBook Air、サブとして使うならMacBook 12インチかなという気がします。
もちろん2台とも買って使い分ければ幸せになれます。
薄型で充電器もかさばらないため持ち運びも楽です。
カメラやレンズと一緒に持ち歩くとさすがに負担は大きくなりますが、出先で美しいディスプレイで写真の確認ができるのはありがたいと感じます。
▽MacBook 12インチもファンが多いモデル
付属品
付属品はUSB-C充電ケーブル(2m)、USB-C電源アダプター(30W)、ステッカー、取説などなどです。
余談ですがこの充電ケーブルって取り出すと二度と元に戻せませんよね・・・
高性能化に伴ってACアダプターのW数も増加するかと思いましたが据置きなのはありがたいですね。すでにProやAirを所有していた人なら新たにモバイルバッテリーなどのデバイスを追加購入しなくても済みます。
49,9Whのリチウムポリマーバッテリが内臓されており、バッテリー駆動時間は約10時間を超えます。これはライフワークの大部分をカバーできる水準です。
ディスプレイ
MacBook AirはRetinaディスプレイを採用しており、発色やコントラストが美しい映像を楽しむことが可能です。また周囲の環境光に応じて自動で調整を行う「True Toneテクノロジー」にも対応しています。
13.3インチとコンパクトですが解像度は2560×1600なのもポイント。情報を広げてブログの執筆や、編集作業にあたることができます。
広色域(P3)をうたうMacBook Proには敵いませんが、一般用途で不満を感じるようなことはありません。個人的にはWeb環境に対応していれば十分なので編集作業に使っても問題ないと考えています。
より精度の高い編集がしたいならカラーマネジメントモニターの導入がおすすめですね。僕も必要性を感じた時には引っ張り出して使っています。
インターフェース
MacBook Airの左側にはUSB-Cポートが2個装備されています。最大で40Gb/sの転送速度を実現しているので、対応機器で高速なデータ通信が可能になっています。
充電したら残りは1個になるので割と枯渇しがちです。必要に応じてアダプターで拡張してやることが前提という感じですね。
僕はHDMI、USB 3.0、Type-Cが使えるアダプターを使っています。4Kモニターに接続して使っているのでこれは必須。(上の写真はMacBook 12)
最大2台の外部4Kディスプレイで4,096 x 2,304ピクセル解像度、60Hz、数百万色以上に対応するとのこと。また6Kディスプレイへの接続も可能になっています。(そんなに使うことあるのかな?)
キーボード
従来まではバタフライ構造のキーボードを採用していましたが、不具合が多発していたためか廃止されました。
現行モデルはシザー構造のMagic Keyboardを採用しており、打鍵感もそこそこ感じるようになりました。従来のペタペタした打鍵感が苦手って人にも受け入れやすそうですね。
最近12インチのMacBookを使っているせいか、心なしかキーが小さくなった気がしました。実際測ってみると全く同じだったので感覚的なことなんでしょうね・・
ProみたいにTouch Barは採用されていませんが、Touch ID(指紋認証)でパソコンのロック解除やお支払いが可能になっています。指紋認証の精度も高くエラーが起こることはほぼ皆無です。
僕はワイヤレスでマジックキーボードを接続して、クラムシェルモードで使うことが多いですがキーボードの不具合を気にしなくてよくなったのは大きいですね。精神的な安心感がちがいます。
トラックパッドも大きくマウスを使わずに作業を完結させることも可能。少ない動作(投資)で完結できるのもデザインであり、美しさだと思います。
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MacBookをProやAirと比較
MacBook Air(2020年モデル)のパフォーマンスはどれくらいなのか?Macユーザー御用達の「Geekbench Mac Benchmarks」を参考に確認してみます。
モデル | CPU | シングルスコア | マルチスコア | 価格 |
MacBook (2017) | Core m3-7Y32 | 687 | 1487 | – |
MacBook Air(2020) | Core i3-1000NG4 | 1005 | 2016 | ¥104,800 |
MacBook Air(2020) | Core i5-1030NG7 | 1060 | 2682 | ¥134,800 |
MacBook Air(2018-19) | Core i5-8210Y | 769 | 1569 | ¥119,800 |
MacBook Pro 13(1.4GHz) | Core i5-8257U | 943 | 3895 | ¥134,800 |
MacBook Pro 13(2.0GHz) | Core i5-1038NG7 | 1134 | 4235 | ¥188,800 |
MacBook Airの最小構成はCore i3デュアルコアですが、保険の意味でもクアッドコアのCore i5にしておくことを推奨。最小構成の価格がかなり下がっているのは良心的ですね。
2018-2019年モデルと比較すると、シングルで約37%、マルチで約70%も高性能化しています。
シングルスコアだけならMacBook Proを上回っていますので快適性も同水準だと思います。動画編集などの一部負荷のかかる作業をした際には、Proの性能が生きてくるという感じですね。
実際にGeekbenchを走らせてみても、ほぼ公表値通りでした。
モデル | シングル | マルチ |
MacBook Air(2020) | 1040 | 2506 |
MacBook Pro(2019) | 941 | 3831 |
MacBook Airの性能を従来モデルやProと比較
続いては、CPU、GPU、メモリ(RAM)、ストレージのパフォーマンスチェックのために「Novabench」でテストします。
内容 | MacBook Air (2020) | MacBook Air (2018) | MacBook Pro (2019) |
総合 | 1389 | 886 | 1490 |
CPU | 764 | 364 | 828 |
GPU | 235 | 179 | 267 |
RAM | 279 | 205 | 275 |
Disk | 111 | 138 | 120 |
ざっくり見た感じだとMacBook Air=MacBook Proという構図が成り立つほどのスコアを見せてくれました。マルチコアのスコアではProに及びませんが、動画編集なんかを頻繁にやらない人なら遜色なく使えるはずです。
CPUの大幅性能アップに目を引かれがちですが、実際はGPUやメモリの性能も引き上げられておりパフォーマンス全体に期待がもてます。
その代わりと言ってはなんですがSSDの数値がやや弱めなのが気がかり・・・ちょっと心配したのですが、しばらく使っても体感的に遅いと感じることはありませんでした。安心してください。
外付けグラフィック(eGPU)で性能UP
eGPU(外付けGPU)は以下の記事にまとめています。気になっている方は参考までにどうぞ。
MacBook Air(2020)のメリット・デメリット
- Pro並みの性能を誇る
- 性能が上がっているのに価格は安くなった
- 整備品で安く買えることもある
- クリエイト作業ならProを選びたい
- 色域がいまいち及ばない
- Wi-Fi 6に非対応
価格も安く性能的にも満足できるMacBook Airなので「もはやこれで良いのでは?」感がすごい。
従来モデルで不安に感じるようなことは吹き飛んでおり安心して長く使えるモデルになっていると感じます。
ハードユーザーでもない限り満足できる製品であるという印象がある一方で、色域や動画編集にも向いているのはMacBook Proかな・・と感じるようなところもあります。ただ現行のMacBook Pro13インチは、第8世代を搭載しているものもあるので目新しさで選ぶメリットはAirかなという気もします。
MacBook 12インチ(2017)はモバイルノート最高峰の存在!
従来モデルよりも性能が向上し、あらゆる面で使い勝手のよくなったMacBook Airを紹介しました。価格も手頃で「Macを試してみたい」というユーザーにもささる製品になっています。
僕もMac mini→MacBook Air(2018)→MacBook Pro 13(2019)→そしてMacbook 12インチと使ってきましたが、今のタイミングで友達に相談されたらAirをすすめそうな気がします。
Core i3→Core i5(+1万円)、8GB→16GBメモリ(+2万円)にすることでパフォーマンス面でも安心かなという気がします。この構成にすると税込みで15万円程度になり、MacBook Proの最小構成と変わらない価格に落ち着きます。うん・・ありだな(笑)
Windows機ならパフォーマンスにふっても価格はそこそこに抑えられる可能性もあるので、そちらも含めて検討されるのが良いかもしれません。当サイトでは「RAW現像、写真編集におすすめのパソコン」という記事も書いているので参考にしてくださいね。
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