M1搭載「Macmini」をレビュー!ProやAirとの性能差はどれくらい?

Apple Siliconを搭載した「Mac mini」が新星のように突如登場!
iMacやMacBookについてはウワサがあったものの、まさかminiがやってくるなんて・・・CPU性能は最大3倍、グラフィックスは最大6倍高速になり価格は嬉しい72,800円(税別)から!M1搭載モデルとしては同時期にMacBookPro、MacBookAirも登場していますが、miniが最安値モデルです。
Mac miniスキーとしては「買うしかないよね」ってことで、あまり深く考えずにポチってしまいました・・・もしかしてProやAirを選んだほうが良かった?その辺も含めて分析してみたいと思います。
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目次
Mac miniの特徴
- Apple M1チップ
- 4つの高性能コアと4つの高効率コアを搭載した
8コアCPU - 8コアGPU
- 16コアNeural Engine
- 最大16GBユニファイドメモリ
- 256GB~2TB 超高速SSDストレージ
- Thunderbolt経由で接続した最大6K解像度
- USB-C経由でDisplayPort出力に
標準対応 - HDMI 2.0対応ディスプレイへのビデオ
出力 - 内蔵スピーカー(3.5mmヘッドフォンジャック)
- ボディに100%再生アルミニウムを使用
- macOS Big Sur(iOSアプリが利用可能!?)
- 72,800円(税別)~(安い!)
Mac mini最大の目玉は、なんと言っても新CPU「M1」の搭載ですよね。インテルCPUを脱却し、従来モデルよりも大幅に進化した性能はMacBook Pro 16インチに迫る性能だとか・・・これは明らかなゲームチェンジャー到来という感じ。
2020年に登場した「MacBook Pro」「MacBook Air」「iMac」など、それぞれが魅力的なモデルでしたが、インパクトだけで言うと今回の「M1」には敵わないのかも・・・なんて思ったりします。
おもな仕様として、macOS Big Sur、8GB or 16GBメモリ、256GB~2TBのストレージ、Thunderbolt 3×2/USB-A×2などが装備。メモリの最大搭載容量が減ったり(従来は64GB)、Thunderboltの数が半分になっていたりと目につくところはありますが実用性は十分という印象。
もちろん従来アプリ(ソフト)との親和性、バグの問題と言った懸念点はあるものの、ワクワク感を抑えるまでには至らず「即ポチ」(購入)が許されるレベルの製品だって思います(笑)
YouTube動画レビュー
YouTubeでもレビューしているので、参考にしてもらえたら嬉しいです。チャンネル登録もぜひお願いします!
Mac miniを買った理由
ProやAirを選ばずにMac miniした理由をざっとあげてみると
- ほとんど持ち出さない
- インターフェースが充実してる
- メインPC(デスクトップ)がある
- ディスプレイにこだわりたい
- 周辺機器はもってる
- 冷却性の面で有利な気がする
- 他のモデルより安い
ほとんど自宅で作業している関係で、パソコンを持ち出すことが少ないんですよね。「Macbook 12」や「DAIV 4N」といった軽量ノートパソコンも所持しているので、いざとなったらそちらを使えばOK。
そして先にも言ってた「不具合」の可能性ですよね。高いモデルを購入して「全然使えないじゃん」となったら傷口を癒すのに多くの時間を必要としてしまいます(笑)返品すればいいじゃんって話かもしれませんが、少ないからずストレスにはなっちゃう人間なので、メインパソコンとしては「M1」はまだ選びにくいってのはあります。
miniをしばらく使って気に入ればAirやPro購入の兆しも見えますが、しばらくは様子を見たい。※追記→MacBook Air M1も購入しました
インターフェースの数でも有利ですし、幅もある分だけ冷却性の面でも有利なはず。つまり「現状最も性能を享受できるのはminiなのでは?」という考えから選択した形になります。
それで安いって最高じゃない??
Mac miniの外観チェック
縦横20cmほどのコンパクトなパソコンなのでデスク周辺がスッキリする。
僕は無印良品のアクリル仕切りスタンドを使って縦おきで使っています。MacBookやファイルを一緒に置いたり。使わない時はキーボードを収納できたりと便利です。
裏面もおなじみ感がありますね。分解してる画像とかもそのうち上がってきそう!
Mac miniの付属品は、電源ケーブル、簡易説明書、ステッカーとシンプル。キーボードやマウス類は付属しませんので、好みのやつを準備しておきましょう!

M1モデル

従来モデル
従来モデルからはThunderbolt 3が半分の2個になりました。ファンが搭載されているので負荷時の冷却性にも期待がもてます。日常使いならほぼ無音で気になりません。
アップルシリコンの性能(ベンチマーク)

水色:シングル 青:マルチ
ITmedia NEWSによると「M1 MacはIntel Core i9のMacBook Pro 16インチと同等」と位置付けられています。もうこれだけでも買いに値すると感じてしまう人も多いのではないでしょうか。
mini、Air、Proで若干差がついていますが「CPU性能は同等」ということで話を進めます。ベンチマークはタイミング次第なところもありますし、体感的な差はきっとないはず。(だと信じてる)
僕が個人的に購入した従来モデルのMac mini、Air、Proのエントリーモデルあたりも表に盛り込んでいますが、そうしたモデルって高解像モニターをつなぐともっさりしたり、写真の現像、動画の編集といった高負荷な作業ではどうしてもモタツキが発生していました。おそらくユーザー数も多いラインだと思うので、同じように悩んでいた人もきっと多いと思う。
M1なら従来CPUよりもシングルスコアが最大1.8倍と大きく伸びており、これだけでも多くのシーンで快適だと感じられるはずです。Mac mini(Core i3)とM1を比較すると約2.14倍のスコア差がありました。最大で3倍のCPU性能はあながち嘘でもなさそう!
エントリーモデルで課題だった「グラフィック性能」が進化していればパーフェクトなCPUと言えるはずです。
GeekBenchの実測値
Mac miniは「シングル 1745」「マルチスコア 7661」となりました。
モデル | シングル | マルチ |
Mac mini(M1) | 1745 | 7661 |
MacBook Air(2020) | 1040 | 2506 |
MacBook Pro(2019) | 941 | 3831 |
シングルコアは前評判よりも伸びて、マルチは若干前評判よりも落ちる形ですかね。それでも圧倒的な進化を果たしているので「気になっているなら買ってしまおう」って言い切れるレベルかもしれない。
Mac miniの総合スコアを従来モデルのAir、Proと比較
続いては、CPU、GPU、メモリ(RAM)、ストレージのパフォーマンスチェックのために「Novabench」でテストします。
内容 | Mac mini (M1) | MacBook Air (2020-i5) | MacBook Pro 13 (2019-i5) |
総合 | 2287 | 1389 | 1490 |
CPU | 1171 | 764 | 828 |
GPU | 601 | 235 | 267 |
RAM | 281 | 279 | 275 |
Disk | 234 | 111 | 120 |
従来モデルのMac製品との比較です。アップルシリコン「M1」を搭載したMacminiが軒並みスコアを伸ばしています。
MacBook Air(2020-Core i5)との比較で
総合:1.64倍
CPU:1.53倍
GPU:2.55倍
Disk:2.10倍
多くのパーツで1.5〜2.5倍程度の性能アップを期待できそう。AirがCore i3なら差はもっと大きなったはずですし、Airには同じようにM1を搭載したモデルが登場しているので同様の結果を得られると考えられます。(下位モデルは7コアGPUなので注意)
特にグラフィック面の進化は目覚ましいものがありますね。
M1 グラフィック性能
Mac miniのOpenCLのスコアです。「18902」と非常に高く、従来モデルのハイエンド並みの性能というのもまんざらでもない感じ。性能面だけなら不満は全くありません!
モデル | GeekBench(OpenCL) | PassMark |
MacBook Pro(M1) | 18656 | – |
MacBook Air(M1) | 16900 | – |
Mac mini(M1) | 18900 | – |
Radeon Pro 5500M | 22400 | 6710 |
Intel Iris Plus Graphics | 5800 | 1885 |
Intel UHD Graphics 630 | 4300 | 1550 |
GeForce GTX1650(Mobile) | – | 6970 |
GeForce MX250(Mobile) | – | 2582 |
先のITmedia NEWSによると、MacBook Pro(M1)は18500、MacBook Air(M1)は若干落ちて16900ほどのよう。GPUの性能差か、冷却性(Airはファンレス)によるちがいか不明ですが多少の振れ幅があるみたい。
とは言え、miniもこのあたりで落ち着くと考えるとグラフィック性能は従来モデルよりもはるかに高いことにはまちがいなさそうです。
Appleの公式ページによるとMacBook Airは従来の最大5倍、Mac miniは従来の最大6倍のグラフィック性能とうたわれているが、OpenCLのスコアはAirで約2.9倍におさまっているのも興味深いですよね。
もちろんハードの違いなどはあるものの、Mac miniを含めたM1のグラフィック性能はGeForce GTX1650(Mobile)にやや及ばないくらいかなっと推測できる。
このクラスのグラフィック性能があれば、画像編集やイラスト、フルHDの動画編集あたりは快適に使えるはずです。iPhoneのゲームアプリもMacOS上で動かせるようになるので、かなりマルチに使っていける予感!
AirやProは選ばないほうが良い?
モデル | 特徴 | おすすめな人 |
Mac mini | ・最安値のM1搭載モデル ・インターフェース多め ・据置型 | 自宅で腰を据えて作業を行う人。価格重視の人 |
MacBook Pro | ・最大20時間のバッテリー駆動 ・Touch IDとTouch Barを装備 ・134,800円~ | モバイル環境でもパフォーマンスを最大限に生かした作業をしたい人 |
MacBook Air | ・7コアGPU(下位モデル) ・ファンレス ・104,800円~ | 持ち出しが多く、静かな環境でパソコンを使いたい人 |
僕がminiを購入した関係で、かなりminiよりな情報発信になりましたが「AirやProは選ばない方がいいの?」と言えばそんなことはなく、それぞれのニーズに合わせて選択するのが吉です。
僕のように外に持ち出さない人ならminiを選択して、腰を据えて作業にあたるのがおすすめ。インターフェースも充実してるので周辺機器をふくめて快適に使えると思います。今の夢はコントローラーをつないでiOS系のゲームアプリをすることです(ドラクエ4やりたい笑)
ProとAirはあまり差が見当たらないのですが、大きなところではTouch Bar、GPUのコア数、ファンレスの有無、バッテリーもち、価格があります。
バッテリー駆動時間やパフォーマンスを重視する人ならProが良さそう。逆に動画編集とか負荷のかかる作業はたまにかな~?って人はAirで十分な気がします。あまりいい加減なことは言えませんが、劇的な性能差はないような気がするんですよね・・・
M1搭載!Mac miniはかなり良さそう
Mac mini(M1)を紹介してきました。
従来モデルよりも大幅にパフォーマンスが向上し、CPU、GPUともに期待感のもてる製品が登場することになります。デスクをコンパクトにするという目的も達成できそうですし、新しいMac製品にドキドキワクワクしている人も多いのでは?
何よりM1チップを搭載しながら8万円で購入できると言うのはコスパ破壊もいいところ(笑)この金額だったら使わなくなってもリビングで動画再生用マシンとして置いたり、ちょっとした調べ物用に使っても邪魔にならなさそうですよね。
とにかく使って気持ちがいい製品なので、気になっている人は早めにポチっとしちゃいましょう!
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