Ryzen 7 3700X搭載のデスクトップPC!mouse LUV MACHINES(AG)をレビュー

マウスコンピューターのデスクトップパソコン「LUV MACHINESシリーズ」をレビューしていきます。今回お借りしたのは、Intel製CPUではなく、AMD製を採用したモデルになります。
AMD製CPU「Ryzen」を搭載したデスクトップパソコンは、処理能力の高さと、価格の安さが魅力的。グラボまでしっかり搭載して税別8万円台~という驚異のコスパです。
RAW現像や動画編集のためにもパソコンを買い替えたい。まだ数年前のスペックだから「さすがにモッサリしてきた」という人にはかなりおすすめです!それではどうぞ。
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目次
LUV MACHINESとは?
マウスコンピューターが展開するスタンダードモデルが「mouse」ブランドです。一般向けに低価格で販売されているパソコンが多く、少しでも安くパソコンを手に入れたい人なら要チェックです。
スリム型や、コンパクトなパソコンが多いのも特徴で、設置スペースが限られているユーザーにも嬉しい仕様となっています。その分、少し控えめな性能の製品もありますが、今回ご紹介するパソコンのように高性能なモデルもあります。
LUV MACHINESシリーズの特徴をまとめるとこんな感じです。
- 「Intel製」「AMD製」選べるCPU
- RAW現像や動画編集に耐えるスペック
- グラボ標準搭載モデルもありゲームも捗る
- ミニタワー型で設置スペースに余裕がある
- メンテナンス性、カスタマイズ性が高い
- 安心の国内生産とアフターサービス
LUV MACHINES AG400X2N-M2S5の性能(スペック)
CPU: AMD Ryzen 7 3700X
グラフィックス:GeForce GTX 1660Ti(6GB)
メモリ:16GB
ストレージ:512GB SSD
電源:500W【80PLUS BRONZE】
サイズ:170×403×360mm
重量:7.2kg
なんといっても注目したいのは、Ryzen CPUの処理能力の高さです。第3世代と言われるRyzen 3000シリーズが登場したことで、複数コアによる並列処理を得意とするだけでなく、総合的に見てもパフォーマンスの向上が見てとれます。
Intel製以外のCPUに馴染みがない人でも、覚えておいて損はないレベルだと思います。実際に使ってみたところ、その処理能力の高さに感動を覚えました。
今回お借りしたモデルはグラボにGTX1660Tiを搭載し、LUV MACHINES AGシリーズの中では最も高価な製品です。それでも税別12万円台ですから価格破壊もいいところだと思います(笑)
Intel製のCPUに強いこだわりがある人は、LUV MACHINES iGシリーズをどうぞ。
AMD製CPU Ryzen 7 3700Xの驚くべき性能
市場のパソコンではIntel製のCPUが多く採用されているものの、自作PCやコアなファンから絶大な支持を集めているのがAMD製のCPUです。実は僕の自作パソコンもAMD製のCPUを使っていたりします。
CPU単体の販売では、近年Intel製と同等、もしくはAMDが逆転という結果も出ています。何が言いたいかというと「安心して使えるCPUですよ」ということです。
むしろ性能と価格をはかりにかけるのなら、選択肢としても有力になることは間違いありません。参考までに、一部のCPUと比較した例をご覧ください。
CPU | スコア |
Ryzen 7 3700X | 23907 |
Ryzen 5 3600 | 20036 |
Ryzen 7 2700X | 16961 |
Core i9-9900K | 20223 |
Core i7-9700K | 17205 |
Core i5-9400 | 11834 |
※PassMark社の公開しているスコアを掲載
現在の市場で使われているCPUをざっくりまとめた形になりますが、Ryzen 7 3700Xのスコアがぶっちぎり高いということがわかります。断っておきますが、リストでは最低スコアのCore i5-9400だって普通に使う分には相当快適ですからね・・・
前モデルのRyzen 7 2700Xと比較すると30%ほど高性能化。驚くのはIntel製ではトップクラスの性能を誇っているCore i9-9900Kよりも15%程高い数値をしめしていることです。
Core i9-9900Kを搭載し似たような構成のパソコンにすると、安くても17-18万円はすると思います。それを考えると本機の12万円台というのは異常ですよね。(ほめています)
GeForce GTX1660Ti搭載だからゲームやクリエイト用途に使える
GTX1660Tiはミドルクラス帯のグラボですが、性能は中の上といったところでしょうか。RAW現像や、動画編集、3Dゲームを快適に動作させたい時に有利に働きます。
DQ10のベンチ結果
ドラクエ10は軽いゲームなので、もはや天井到達といったところ。ノンストレスで快適に遊べます。
FF15のベンチ結果
重量級のゲームでもテストしていきましょう。
グラボ | 設定 | スコア |
GTX1050 | 1920×1080(標準品質) | 2350(重い) |
GTX1660Ti | 8637(快適) | |
3840×2160(高品質) | 3149(普通) | |
RTX2070 | 3679(普通) |
GTX1660TiはフルHDなら快適にプレイが可能で、4K解像度にしてもそこそこ遊べるという結果になりました。
GTX1050や、GTX1060では物足りなかったシーンでも力を発揮してくれるはずです。性能的には旧ハイクラスのGTX1070に迫るとも言われているので魅力的。
デメリットは、RTXシリーズのようにレイトレやDLSSといった最新テクノロジーに対応していないことでしょう。「必要ないよ」って人は、よい選択の1つになるかと思います。
SSDのみの構成が気になる!ストレージの追加も視野に入れよう
ストレージはメインのみの構成で、512GB M.2 SSD(SATA)です。Readで500MB/sを超えているので、体感的なサクサク感は得られるレベルです。
とは言え、これだけ高性能なパソコンですから、もう少し速度にこだわってNVMe M.2 SSDにするのもおすすめ。写真や動画などのデータを保存するなら、SSDかHDDを追加しておきたいところですね。
RAW現像の処理も快適そのもの
現像は無料ソフトの「RawTherapee5.4」を使って時間を計測。100枚のRAWデータの一括変換にかかった時間は3分30秒でした。(設定はJPEG品質は90%、高画質です。)
これまでのRyzenだと普通にRAW現像はできるものの、Intel製のCPUほど効率的に処理できていない部分もありました。それは単一コアでの性能が劣っていたところに恐らく起因するのですが、もはやそういった影も感じさせません。
Core i7-9700Kを搭載したデスクトップと、まったく同じ時間で処理を終えています。ちなみに価格は倍ほどします(笑)⇒Core i7-9700K搭載!DAIV-DGZ530シリーズをレビュー
動画編集には使える?
動画編集には無料ソフトのResolveを使いテストをしました。結果的には、ミラーレスカメラで撮影したフルHDのデータなら問題なく編集を行えました。GTX1660Tiくらいの性能があれば、ちょっとした4K動画編集もこなせるかと思います。
普段扱うデータはフルHDで、ちょっとした時に4K動画編集をやるかもしれないという人なら検討の余地ありかと。ただし、ゴリゴリの編集は厳しいはずなので、その場合はもっと高性能なグラフィックを搭載したパソコンにしましょう。
例えばRTX2070を搭載した、DAIV-DGZ530シリーズは4K動画編集にピッタリです。⇒DAIV-DGZ530M2-SH5のレビュー
LUV MACHINESシリーズの外観写真
性能のことにふれるのはこのくらいにして、次は外観デザインや使い勝手の感想に移っていきたいと思います。
外観はシンプルでコンパクト
外観はいたってシンプルで、フラットな箱といった感じ。強いこだわりがない代わりに、変な装飾も入っていないのでインテリアとしても邪魔になりません。
奥行は40cm程とコンパクトですから、デスク下に設置して使ってもさほど邪魔になりません。フルタワーやミドルタワーといった大型のデスクトップPCが置けない人には助け船になるかと思います。


キーボード・マウスが付属
コストダウンを頑張っているBTOメーカーにおいて、マウスやキーボードはオプション購入というのも普通ですが当モデルは付属しています。余計な出費を抑えられるのはうれしいですよね!
必要なければオプション画面で「なし」という選択も可能です。その代わり安くなったりはしません。
インターフェースも充実
インターフェースは、DisplayPort×3、HDMI×1、USB2.0×2、USB3.0×4、USB3.1×2などです。編集作業に没頭できる性能も備えているので、ディスプレイにもこだわったほうが良いかもしれません。
LUV MACHINES AG400X2N-M2S5の感想や評価
LUV MACHINES AGシリーズの良いところ
- ノートパソコンなのに高い処理能力!
- 広色域の液晶ディスプレイを搭載!
- RTX2060による圧倒的なグラフィック性能!
- 4K動画編集が快適にできるスペック!
- 最新ゲームが快適に遊べる
DAIV-NG5800M1-S5は、その圧倒的な処理能力の高さが最大の特徴でしょう。特にグラフィック性能に関しては、これまでよりも期待がもてるようになりました。4K動画や、フルサイズの高画素機のデータに負けない性能は特筆すべきポイントでしょう。
LUV MACHINES AGシリーズのいまいちなところ
- ネーミングがダサい
- デザインが普通
なんと言ってもネーミングのダサさ・・・LUV MACHINES(ラヴマシーンズ)って、パソコンなの?ちがうマシンなの??と頭をよぎります。これはもはやダサさの最果てにいるような気すらします(言い過ぎ)
目立つ刻印とかもないですし、良くも悪くも外観にクセがないのは幸い。フラットなデザインで飽きもこないし、意識外におけるのはメリットかもしれません。
所有欲を満たすことは難しいかもしれませんが、肝心なのは「パソコンを使って何をするか?」というスタンスの人なら問題ないでしょう。
LUV MACHINES AGシリーズをおすすめしたい人

>LUV MACHINES AGの価格をチェック
>LUV MACHINES AGの構成をチェック
>LUV MACHINES AGの外観をチェック
>LUV MACHINES AGのオプションをチェック
- CPU性能にはこだわりたい人
- RAW現像や動画編集に使いたい人
- それなりのグラフィック性能が欲しい人
- 大きなデスクトップPCは嫌だという人
- 外観デザインやブランドに強いこだわりがない人
- 圧倒的にコスパの高いパソコンが欲しい人
LUV MACHINESをレビューしてきました。
税別12万円台とは思えないほど処理能力が高く、RAW現像も快適サクサクです。外観デザインやブランドに強いこだわりがないなら「安くて性能が良いパソコン」という贅沢な悩みをか叶えてくれる1台になるかと思います。
今回紹介したモデルは、性能としては最上限のモデルに当たります。動画編集をしない人、イラストや静止画しか扱わない人であれば、もう少しスペックを下げるのもありだと思います。さらにお安くなるので10万円を切ることも可能かもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました。