Rakuten UN-LIMITで「iPhone SE」は使える?デメリットも結構あるので注意が必要!テザリングや設定方法も解説

サービスを開始したばかりの楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT」をiPhoneで使いたいという人も多いはず。新型のiPhone SEを運良く発売当日にゲットしたので「楽天モバイルのSIMを挿して使えるとか?」をテストしてみました。
高速データ通信使い放題、電話もかけ放題で2,980円!さらには先着300万人は1年間無料!事務手数料のポイントで還元!解約手数料もなし!という魅力的なサービスをiPhoneで利用しない手はありません。
結論的には使えているのですが、そもそもiPhoneは動作保証外ですし、その他にも注意しないといけないポイントがいくつかあります。iPhoneの対応機種、テザリングの設定方法についても記載していますので参考にしてもらえると幸いです。
目次
Rakuten UN-LIMITは iPhoneで使える?
まず大前提として楽天モバイルでは「iPhoneは動作保証外の端末」であることは理解しておきましょう。もし通信できない、故障につながったというトラブルが発生しても保証は受けられません。あくまでユーザーの自己責任という訳ですね。
楽天回線対応製品以外は、当社の動作保証対象外となります。
また、ご利用いただける機能であっても、OSやソフトウェアの更新等により、機能のご利用が制限される場合があります。
ご利用はお客様ご自身の判断でお願いします。
お使いのモデルで、ご利用いただける機能は「ご利用製品の対応状況確認」でご確認いただけます。
また仮に通信ができたとしても、一部機能が制限されることも知っておいたほうが良いでしょう。使える機能は今のところ「通話」「データ通信」「楽天網でのSMS受信」です。使えない機能は、接続先のスムーズな切り替え、パートナー回線でのSMS受信といった基本的なところから、APN自動設定(海外/国内)、緊急地震速報、津波警報、緊急情報発信時の高精度な位置情報測位などの緊急性が高いものも含まれています。
また通話専用(Rakuten Link)アプリが未配信のため、通話放題のメリットは失われることになります。またキャリアで販売されているスマホはSIMロックがかかっている可能性があり、SIMフリー機で使うことも大切。今後OSやソフトウェアで対策される可能性もあることを考えると、意外と頭に入れておくべきことは多いのが現状です。
それでも「iPhoneをデータ無制限で使える」というメリットには代えがたいものがあります。MacBookやiPadとテザリングして使ったり、通信費節約や速度制限解消のためにとアイデア次第で色々使えそうですよね。今なんて自宅待機かつGW突入で家の回線も混雑してますから、逃げ回線としても良さそうです。(実際使ってる)
まずは現状で使える(かもしれない)というiPhoneと、使えないと言い切られているモデルを確認していきましょう。
動作報告のあるiPhone(Simフリー)
- iPhone 11 Pro(Max)
- iPhone 11
- iPhone XS(Max)
- iPhone XR
- iPhone SE2←筆者環境
2018年以降に発売されている比較的新しいiPhoneは、「Rakuten UN-LIMIT」が使えます。モバイルWi-Fiを契約している人や、格安SIMを複数契約している人も楽天モバイルにまとめることで、通信費が抑えられるかもしれませんよ。
未対応のiPhone
- iPhone X
- iPhone 8(Plus)
- iPhone 7(Plus)
- iPhone 6S(Plus)
これらのモデル(それ以前)は、SIMフリー機でも使えません。iPhone Xのような比較的新しい、かつユーザーが多そうなモデルでも残念ながら未対応になっているのは残念ですね。eSIMに対応していない機種は厳しいといったところでしょうか。
「ご利用製品の対応状況確認」を確認しつつ、使える機種を準備しましょう。
Rakuten UN-LIMITは iPhone SE(2020)で使えます
楽天SIMで電波をキャッチ!テザリングも問題なく使うことができました。楽天圏外ではテストできていませんが、おおむね20Mbpsくらいは出ているので必要十分だと感じます。
「Rakuten UN-LIMIT」の契約が済んでいる方は、これから説明する手順で通信を開始することができます。まだの人は申し込みを先にすすめてくださいね。数日でSIMが到着すると思います。
- 楽天回線+au回線が使える
- 料金は2,980円/月
- 専用アプリで電話かけ放題
- 楽天回線エリアは高速通信が使い放題
- au回線は5GB/超過後1Mbps(4月22日から)
- 最低利用期間や解除料なし
- 先着300万名1年無料
- 最大21,300ポイント還元
iPhoneで使う方法
SIM(eSIM)の開通手続きが完了したら、iPhoneにSIMを挿入します。基本的には「VOLTEオン」と、APNを「rakuten.jp」に設定してやるだけです。(モバイルデータ通信、LTE設定、)画像つきで説明していきますね。
もし電波を拾わない(アンテナピクトが立たない)場合は、電源を入れ直したり、機内モードのON/OFF、モバイルデータ通信のON/OFF、SIMを挿し直すといったことを試してください。焦らなくても使えるようになるはずです。
物理SIMの場合

SIMを挿すだけではアンテナピクトが無反応
「設定」→「モバイル通信」→「楽天モバイル回線を選択」→「音声通話とデータ」→「LTE,VoLTEオン」にすることで通信できるようになります。

モバイル通信

通信のオプション

音声通話とデータ

LTE,VoLTEオン

電波をつかんだ!
お疲れ様でした!これで設定は完了です。これで通話、通信が問題なく行えるようになりました。
テザリングの設定方法
「Rakuten UN-LIMIT」が入ったiPhoneでテザリングを使いたい場合には、もう少しだけ設定が必要です。と言っても、APN設定で「rakuten.jp」と入れるだけです。
「設定」→「モバイル通信」→「モバイルデータ通信ネットワーク」→「モバイルデータ通信」「LTE設定」「インターネット共有」に「rakuten.jp」と入力→使いたい機種にて設定

モバイルデータ通信

Rakuten.jpと入れる
これで楽天圏内なら高速通信が使い放題&1年間という「無敵状態」になれます(笑)
仮にパートナー回線エリアでも5GBまでは高速通信が使えますし、制限が入っても1Mbpsの中低速で使えます。ちょっとした保険にも「Rakuten UN-LIMIT」は面白いSIMだと思います。
eSIMの場合
僕が「Rakuten UN-LIMIT」契約時に選んだ「Rakuten Mini」というスマホが、eSIMに対応しているのでiPhoneで使えないか調べました。どうやら端末の切り替えには「eSIMの再発行が必要となり、その費用として3,300円かかる」という事実が浮かんできました。
物理SIMを差し替える感覚なのに3千円って地味に渋い・・・まぁeSIMの機種変更はキャリア側でプロファイル再発行とかが必要っぽいので手数料につながるんでしょうね。またRakuten Mini に入れたくなったら6千円かかるのか・・・と言うことで、もう少しRakuten Mini で使おうと思います。通話放題も消えちゃうのがもったいないですからね。
手順は下記の通りです。そのうち自分でもやりたくなった時のために忘備録で残しておきます。
【Rakuten mini 側】
- my楽天アプリを起動
- 契約プラン
- 各種手続き
- SIMカード交換
- eSIM/再設定
- QRコード発行
【iPhone側】
- 設定
- モバイル通信
- モバイル通信プランを追加
- 発行されたQRコードを読み取る
- 主回線/副回線の設定
- 物理SIMと同様の設定
ポイント還元が受け取れない可能性があるので注意!
「Rakuten UN-LIMIT」の魅力の1つでもあるポイントバック。受取にはRakuten Linkの利用登録とSMSを認証が条件になります。つまり、Rakuten Linkアプリが配信されていないiPhoneではポイント還元を受けることができません。
抜け道としては、別のAndroidで開通手続き、Rakuten Link登録、SNS認証を済ませておくことでしょうか?やれば絶対に受け取れるという保証はありませんが・・・いずれにしてもiPhoneで使うのは、ややハードルが高くなるのは覚悟したほうが良さそうです。
Androidで使う方法
Androidで使う方法については、別の記事でまとめてみました。
まずは対応機種の確認をしておくことをおすすめします。
モバイル(Wi-Fi)ルーターを使う方法
※モバイルルーターで使う方法については、別の記事で解説しています。
まとめ
- iPhoneSEは楽天モバイルSIMで使えています
- 通話、通信、テザリングも問題なし
- iPhoneは楽天対応製品外なので動作保証外だよ
- APN設定方法が公開されておりモデルによっては使える
- 通話放題(Rakuten Link)未対応なので注意しよう
楽天モバイルでもiPhoneは使えたよ!という報告と、その方法や注意点について解説してきました。
通話放題が消えてしまうので、通話は30秒20円の通話料がかかってしまうのが痛いところではありますが、iPhone が使えるのは嬉しいですよね。まだ検証期間が浅いので、これから色々と見えて来る部分もあるかもしれませんが、気になっている人の参考になれば嬉しいです。
「Rakuten UN-LIMIT」は先着300万人まで1年間無料のキャンペーンを開催しています。最大で21300ポイント還元されるので、気になっている人はとりあえず使ってみて判断するのがおすすめ!解約料もかかりません。
iPhoneのように「制限がかかるのはイヤ!」って人はAndroidで使うのが良さそうです。どちらにしても「Androidの対応端末」を確認して、使いたい機種が対応しているかチェックしましょうね。僕も対応している端末を購入して試してみる予定です。
この記事もRakuten Miniでテザリングをしながら書いていますが、ほんと色々遊べて楽しいですよ(笑)
関連記事
- Rakuten UN-LIMITの特徴や注意点
- Rakuten Miniをレビュー
- Rakuten UN-LIMITをAndroidで使う方法
- Rakuten UN-LIMITをモバイルルーターで使ってみた
- iPhoneSE(2020)をレビュー
最後までお読みいただきありがとうございました。