使い放題!「Rakuten UN-LIMIT」をモバイルルーター代わりにして家回線として1週間使ってみた感想

月額2,980円で使い放題になる「Rakuten UN-LIMIT」の正式サービスが開始。
使い放題のメリットを最大限に生かすために「固定(家)回線として使いたい」「モバイルルーターに入れて使いたい」という人もいるかと思います。自宅でパソコンやタブレットにつないで使ったり、スマホの通信量を抑えたり、PS4やニンテンドースイッチにつないで使えたら魅力的ですよね。
そこで実際にモバイルルーターを購入して1週間ほど生活してみました。家回線としても十分使えるなという実感が得られましたが、いくつか注意しないといけないポイントもあります。その辺をじっくり解説していきますので、最後まで読んでもらえると嬉しいです。
目次
Rakuten UN-LIMITは モバイルルーターで使えるの?
楽天回線に対応した製品があれば、SIMを挿すだけでモバイルルーターが使えます。
モバイルルーターが届いてから、パソコン、スマホ、iPad、ゲーム機に接続して使ってみました。家回線で使うのと全く同じ環境でテストしてみたという訳です。
僕はパソコンをレビューさせてもらう機会が多いのですが、前々から自宅のWi-Fiと切り分けたいと考えていました。家族も使っている家回線に不用意にたくさんのパソコンをつないでしまったら「回線が重くなっただろ」というクレームがつく心配があったからです。
また嫁さんがつかっている格安SIMが3GB上限なのですが、ちょいちょい制限にかかっているみたいなんですよね。モバイルルーターがあれば、そんな時の逃げ回線としても使えそうだし、外でブログを書いたり、実家に帰省した際にも便利そうだな~というのも導入を決めた理由です。
「会社に持ち込めるスマホが1台だけ」という人なんかでも、モバイルルーターなら持ち込める例もあり、ケース・バイ・ケースで色々と面白い使い方はできそうです。
楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT」とは?
「Rakuten UN-LIMIT」をモバイルルーターで使う説明をする前に、簡単に楽天モバイルの特徴をおさらいしましょう。
- 楽天回線+au回線が使える
- 料金は2,980円/月
- 専用アプリで電話かけ放題
- 楽天回線エリアは高速通信が使い放題
- au回線は5GB/超過後1Mbps(4月22日から)
- 最低利用期間や解除料なし
- 先着300万名1年無料
- 最大21,300ポイント還元
月2,980でデータ無制限(楽天網)、電話放題ってコスパ良すぎですよね。先着300万名まで1年間無料というのもアツいです!契約がまだの方は、申し込みを先にすすめてくださいね。試してみて不満があっても解約料はかかりませんので…
Rakuten UN-LIMITで使うときの注意点
「Rakuten UN-LIMIT」をモバイルルーターで使う際に気をつけたいことがいくつかあります。
- 対応した製品を準備すること
- 楽天回線圏であること
- 通話放題のメリットが消える
- ポイント還元が受けられない
1個づつ解説していきますね。
モバイルルーターの設定方法を写真付きで解説
Rakuten UN-LIMITが使えるモバイルルーターを用意する
モバイルルーターで使うつもりなら「楽天回線に対応した機器が必要」になります。公式サイトからは「Aterm MP02LN」「Aterm MR05LN RW」の2機種が販売されています。
製品名 | Aterm MP02LN | Aterm MR05LN RW |
サイズ | 約91 x 50 x 12(mm) | 115 x 63 x 11 (mm) |
重量 | 約71g | 約115g |
連続待受時間 | 約900時間 | 約500時間 |
連続通信時間 | 約10時間 | 約14時間 |
バッテリー容量 | 約1,670mAh | 約2,500mAh |
テザリング | 10台 | 16台 |
両機種のちがいは、液晶表示、接続可能台数、バッテリー容量、サイズなどです。上位モデルの「Aterm MR05LN RW」なら専用クレードルもあるので、家回線としてより使いやすくなると思います。
僕は外でも使いたいという理由で、軽さを有線した「Aterm MP02LN」を選びました。モバイルブロードバンド(LTE、WiMAX 2+)対応機において業界最小、最軽量のルーターになっています。
樹脂製の外観なのでチープさが気になりますが、性能面・使い勝手で不満を感じることはありません。むしろこれくらいシンプルなほうが悩まずに済むかもしれません。

あっさり電波をキャッチ
これらの機種なら、難しい設定をしなくてもSIMを挿すだけで使えるため非常に楽です。また繋がらないというストレスを回避できますし、万が一なにかあってもサポートを受けられるという安心感は強いです。
この2機種以外のSIMフリールーターでも使えたという報告を目にしますが、動作保証外なので自己責任になってしまいます。トラブル回避のためにも、初心者の方や、知識に自信がない方はどちらかを選ぶほうが良いと思います。
楽天回線圏であること
モバイルWi-Fiで快適に使う上で「通信速度」はとても大切です。せっかくモバイルWi-Fiを持っていても、パソコンでページが開かければ使えるとは言えませんよね。固定回線代わりなんて、夢のまた夢になってしまいます。
楽天モバイル回線網なら高速通信が無制限で使えますが、エリア外はパートナー回線に切り替わります。パートナー回線は、5GB/月で超過後は最大1Mbpsでの通信速度になります。
容量・速度ともに不安が残るので、楽天回線エリアかどうかをしっかりと確認するようにしましょう。
楽天アプリが使えない(通話放題・ポイントバックが消える)
国内の電話なら固定電話も他社携帯へも通話料が無料になる「Rakuten Link」という専用アプリは、Android向けに配信されています。
「Rakuten mini」「Galaxy A7」といった端末では使えることを確認していますが、iPhoneやそもそもアプリが使えないモバイルルーターでは通話放題のメリットが失われることになります。
そして「Rakuten UN-LIMIT」の魅力の1つでもあるポイントバックが受けられない可能性があります。ポイントの受取条件には「Rakuten Linkの利用登録」と「SMS認証」があるからです。
Rakuten Linkアプリが使えない機種では、通話放題とポイントバック還元のメリットを受けることができませんので注意しましょう。
Rakuten UN-LIMITは固定回線代わりになる?
「Rakuten UN-LIMIT」を固定回線代わりに使えるかと聞かれたら「普通に使えるよ」という返しになるのですが、この普通の定義が大切・・・ライトユーザーとハードユーザーでは、そもそも普通の定義が違います。
僕の用途では、パソコンでブログを書いたり、オンラインゲームをしたり、タブレットで調べ物をしたりという感じです。You Tubeなどの動画も見ますが、このような使い方で消費するデータ量は1日に2~3GB程度でした。
Rakuten UN-LIMITは使い放題ですが、実は1日に10GBを消費すると速度制限(1Mbps)にかかる可能性があります。(楽天回線網なら3Mbpsという説も)
僕のように1人で使っていれば、速度制限にかかることはあまりないでしょう。しかし4人家族で使おうとするなら、単純に4倍(3GB×4人)となって速度制限にかかる可能性は高いです。このように、「Rakuten UN-LIMIT」を何人で使うかは割と大きな問題です。
ゲームのダウンロードとか20~40GBあることも普通なので、大きめのデータを頻繁に扱う人は固定回線をひいたほうが無難です。あと動画をダウンロードしまくったりするようなハードユーザーにも向きません。
実測値はどれくらい?
数台の機器に接続して使ってみましたが、おおむね20Mbps前後は出ています。
世の中てきにはギガレベルの通信サービスも提供されているので、通信速度に少しでも快適性を求めたい方には苦しいかもしれませんが、これくらいの速度が出ていれば、ネットやSNS、動画視聴も全く問題ありません。
むしろゴールデンウィークは家回線が遅くなっていたので、Rakuten UN-LIMIT+モバイルルーターの存在は心強く感じました。
まとめ:Rakuten UN-LIMITは条件付きだが家回線・モバイルルーターとして使える!
楽天モバイルをモバイルルーター(固定回線)として使えるかを検証してきました。
1週間くらい使っみて感じたことは、ライトユーザーなら全く問題ない通信環境が構築できるという印象。
コレが制限無し(ほぼ)で使えるのは、本当にありがたいですね。外出時にはもちろん、固定回線の速度が落ちた時や、スマホのデータ超過を喰らった時にも便利です。
反面で通話放題のメリットが消えてしまうのが痛すぎる感じはしました。せっかく使える機能ならAndroid系にSIMを挿して、テザリングするのがスマートな気がします。→Rakuten UN-LIMITをAndroidで使う方法
とは言え、複数のデバイスをモバイルルーター1台で通信可能にするというのは、管理の手間も省けて楽です。スマホを2台持ち歩くと役割がうまく分けられなかったり、荷物にもなっちゃいますからね。
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最後までお読みいただきありがとうございました。