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Razer Core X レビュー!グラボ外付け(eGPU)のメリットやデメリットを解説

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カメラやパソコン情報発信ブログを運営!ゆるふわ写真を撮ってる「はるか」です。富士フイルムのカメラが大好きでX-T4、X100Vを愛用中。そして憧れのLeicaにも手を出す…フォトコン挑戦中!
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RAZER CORE Xを購入したのでレビューします。

パソコンにビデオカード(グラボ)を接続できる拡張ボックスで、外付けGPU(eGPU)とも呼ばれるアイテムです。Thunderbolt 3 接続することで、非力なノートパソコンのグラフィックを大幅に強化することが可能です。

こんなご時世なので、自宅でオンラインゲーム、RAW現像、動画編集を楽しむ人も増えています。言い換えればグラフィック性能が必要なシーンも増えつつあり、こうした製品も注目度が高まっています。3.6万円と試しやすい価格ではあるものの、少しクセがあるのも事実。

実際に使ってみた感想、メリット、デメリットを解説していきたいと思います。

外付けグラフィック(eGPU)とは?

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そもそも「eGPUってナニモノ?」という疑問があるかもしれません。簡単に言えば「描画性能を高めるためのオプション品」で、PC外部にグラボを設置することができるアイテムです。

物理的にスペースの限られているノートパソコンや小型PCといった製品でも、強力なグラフィック性能を手にすることが可能になります。また、WindowsだけでなくMacにも対応しているのもポイントです。

グラボは別途購入する必要がありますが、専用グラフィック非搭載のパソコンや、古いパソコンに希望の光を当てる製品だったりします。新しいゲームを遊びたいけど性能がちょっと足りない(けどPCは変えたくない)なんて時にも使えますし、一度購入してしまえば次のパソコンにも使えるメリットもあります。

なかなか面白いアイテムということもあって、最近ではチョコチョコ在庫切れになっていることも多いです。自分も少し待ちました…

以前に「AKiTiO Node」と言う類似製品をMacに繋げて使っていましたが、ファンの音が気になって手放してしまいました。Razer Core Xでは気になるようなこともないので、かなり快適に使えています。

 

eGPUのメリット・デメリット

まずはeGPUという製品の特徴をとらえてもらうために、メリット・デメリットを並べてみました。

メリットデメリット
・グラフィック性能を引き上げられる
・Thunderbolt 3ケーブル1本で接続
・好きな製品に使える
・好きなグラボを使える(交換も簡単)
・複数のPCで使い回せる
デスクトップに比べて省スペース
・熱源を分けられる
・本来の性能より落ちる
・eGPU+グラボ代で費用がかかる
意外と場所をとる
・絶対に使えるという保証はない(不安定)

ケーブル1本で描画性能を引き上げることができる夢のアイテム…しかもグラボの交換も簡単で、蛍光灯の交換が出来る人なら困ることはないだろうなってくらいのレベルです。自作パソコンのように一から組み立てなくて良いのでハードルも高くないのが嬉しいですね。(取付方法は後ほど解説)

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外ではモバイルPCとして、帰宅したらeGPUに接続してゲーミングパソコンとして使うなんてことも可能です。デスクトップよりも場所をとりませんし、複数のパソコンで使い回せるという自由度の高さも魅力的です。

デメリットはグラボ本来の性能を引き出せないことです。

デスクトップ内部に組み込んだ場合と比較して、10~30%くらいは性能が落ちる覚悟は必要です。製品の組み合わせによってはより良い環境が構築できるかもしれませんが、逆もまた然りといった感じです。またM1チップ搭載のMac製品に使えなかったり、相性問題でうまく動作したいケースも起こり得るでしょう。(将来的に対応する可能性はあり)

eGPU+グラボ代と考えると10万円近くする可能性もありますので、色々な面で覚悟がいる製品なのかもしれません。

ネコ弟子
つまりロマン仕様の製品です

 

Razer Core Xの特徴

特徴
  • 高品質なアルミシャーシ
  • Thunderbolt 3 接続
  • USB-C 100W 供給
  • Windows 10 / macOS サポート
  • PCI-Express グラフィックスカードと互換
  • 3スロットカード
  • 650W 電源(最大700W)
  • 374 x 168 x 230 mm
  • 約6.48kg

公式サイトでチェックする

Razer Core Xのカラーリングは、ブラックとマーキュリーホワイトの2色。また上位モデルのRazer Core XChromaには、Thunderbolt 3以外にもUSBやイーサネットが搭載されています。

他にもRAZER CORE V2というスリムな製品もありますが、2倍くらいのお値段…ちなみに在庫も見つけられませんでした…ネット上ではイーサーネットの不具合も散見されたので、個人的には簡易的な下位モデルが使いやすい印象です。

 

Razer Core X(Mercury White)レビュー

開封

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ダンボールは結構な大きさです。上部に持ち手があるのですが、重さもあってかなり箱がたわみます…抜け落ちてしまうと危険なので抱えて持つことを推奨します。

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パカっとすると製品の一部がお目見え。マーキュリーホワイトと言ってますが、明るいシルバーですね。

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付属分はThunderboltケーブル、電源コード、ユーザーマニュアルくらい。それくらいで事足りるほど簡単に使えます。

 

注意点

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使う予定のパソコンがThunderbolt 3に対応していることが必須条件ですので必ず確認してください。

一見普通のType-Cに見えますが、まるっきり違う規格なので注意が必要です。過去にType-C(Thunderbolt非対応)でeGPUが動くか試しましたが、当然ながら使えませんでした。最悪破損や故障の原因になる可能性もあると思うので本当に気をつけて…

ケーブルの長さはCore Xが50cm、Core X Chromaが70cmです。これ以上だと通信速度の品質が保てないからかエラーを起こしやすくなるそうです。基本的にはノートPCなどの横に設置するしかなく、レイアウトが限られてしまうのはデメリットでしょうか。

 

外観チェック・組み立て

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アルミニウムのシャーシはとてもカッコよく、金属感、高級感があります。しばらくスベスベして楽しんでいました(笑)

サイズは幅168mm x 奥行374mm x 高さ230mmです。たぶんイメージよりも大きいと思います。グラフィックを増設するだけのパーツだと思っていると後悔するかも?そのおかげもあって内部は広いので、ハイエンドグラフィックカードも搭載できます。

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両サイドには吸排気用メッシュが空いています。高負荷時は本体もかなり熱くなります。

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底面にはグリップ力のあるゴムが使われており、グラつきは皆無です。店頭するかも?なんて不安がよぎったことはありません。

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後面にはThunderbolt、電源が用意されているのみ。パソコンを接続したら自動で動き出すので起動ボタンすらありません。

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レバーを起こして引くだけで内部にアクセスできます。ネジを使用した製品もありますが、Razer Core Xはツールレスで使えるので楽ちんです。レバーも引き出すのも本当に軽いので製品としての仕上がりの良さを感じます!

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内部には電源、基盤、ファンがあるのみ。(これだけに4万円弱は高い気がしないでもない…)

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PCIe(x16)スロット1個と電力供給用のエクストラピンも2個ついています。グラフィックスカード(グラボ)は別売りで、クリアランスが十分か事前に公式サイトで確認しておきましょう。

公式)Razer Core X製品ページ

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120mmファンが1個だけ搭載されています。

過去に購入したeGPUがうるさかったので保険で「be quiet」(最大15.7dB(A)の低ノイズ動作)のファンを購入しておきましたが、今のところ煩わしく感じないので使わなくても大丈夫そうです。

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650Wの電源が搭載されているので、割と高性能なGPUにも対応できます。またノートパソコンには最大100Wの電源供給ができる点も見逃せません。

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内部は本当にスッキリしたもんです。

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今回は自作デスクトップで使用していた、GIGABITE NVIDIA GeForce RTX3070を使います。3連ファンで効率的に熱を排除し、静音性にも期待できる上、4Kゲーミングにも対応できる高性能なやつです。

Razer Blade Stealth 13に繋いでテストしたいと思います。

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Mini-ITX専用のPCケースと比較すると一回り小さく、フルタワー型やタワー型のような大きなパソコンを使っているなら省スペース化には貢献しそうです。

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ルックスが良いので壊れても最悪オブジェとしても活躍してくれますね(笑)

 

ベンチマークテスト(実測)

ゲーミング性能

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GTX1650

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Core X(RTX3070)

FF15のベンチ結果を見ていきます。Razer Blade Stealth 13に搭載されているGTX1650 Max-Qだと4271だったスコアが、10350に大きくジャンプアップしています。

約2.4倍ものスコアに到達しているところを見るとeGPUの効果はあったと言えそうですよね。

実はeGPUを使うには多少コツがあって、接続の仕方でスコアに変化があります。より良い条件で使うことで、その効果を高めることができますので解説していきます。

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状態設定スコア
自作パソコン3840×2160(標準設定)6509(快適)100%
Core X+Blade Stealth 133840×2160(標準設定)4378(普通)67%
Core X+Blade Stealth 13+モニター3840×2160(標準設定)5669(やや快適)87%
Core X+Razer Book 13+モニター3840×2160(標準設定)5906(やや快適)90%

GPUの性能を最大に活かせるのは、当然ながらパソコン内部に組み込んだ場合です。eGPUはケーブルを介するので当然といえば当然ですよね。

たぶん多くの人が想定しているであろう「ノートPC+eGPU」はスコアの落ちが顕著です。パソコン内部に組み込んだ場合と比較すると、なんと約67%程度のスコアにとどまっています。

eGPUに組み込んだグラボから液晶モニターに接続した場合、約87%程度のスコアになっています。eGPUの効果を感じたいのであれば、液晶モニターを使うことも検討したいところです。

 

実際にゲームをしてみると?

eGPUにある程度の効果が見込めることは理解できました。そこでもう一歩踏み込みんだテストを行いたいので、いくつかのタイトルをプレイしてみましょう。

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サイバーパンク 20fps

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Valheim 30fps

Razer Blade Stealth 13でサイバーパンク2077を動かした場合、CPUとGPUの使用率が高く20fps前後とふるいません。また、Valheimは30fpsくらいで、こちらも快適とは言い難い結果…最近熱心にプレイしているドラクエ11は45fpsくらい…なかなか思うような結果を得られていないというのが正直なところです。

RTX3070のような高性能なGPUの性能をしっかり引き出すためには、CPUの性能も必要になってきます。その辺りがボトルネックになっている可能性は高そうです…もしくは4Kクラスだとロストが多く、現実的にはフルHDクラスに留めるほうが無難なのかもしれません。

いくつか粘りながらテストを行いましたが、カクカクした映像を見続けたおかげで気持ち悪くなってしまいました(泣)

はるペン
酔いました…

※追記 Razer Book 13にてテスト

Razer Blade Stealth 13に搭載されているCore i7-1065G7だと性能が発揮しきれないことがわかりました。そこで次世代のCore i7-1165G7を採用したRazer Book 13にて再テストを行いました。

モデルCPUスコア
Razer Book 13Core i7-1165G710645
Razer Blade 13Core i7-1065G78847
Razer Blade 15Core i7-10750H12728
DAIV 5NCore i7-10870H15544

Core i7-1165G7は10000超えのスコアかつ、シングル性能が高いということがわかっています。ざっくりいうとゲーミング適正が上がっているのでRazer Core X(RTX3070)の性能を発揮できるはず。

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サイバーパンク 46fps

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Valheim 57fps

サイバーパンクはデフォルト設定(レイトレーシングウルトラ)で46~55fpsあたり。Valheimは4K解像度で60fps前後が出ました。ほとんど設定なしで快適に遊べるレベルで、調整次第で高フレームレートも狙えるという印象。

先の結果は間違いだったのかな?と疑いたくなるレベルです…ちょっとRazer Core Xの価値を疑いましたが間違いでしたゴメンナサイ(笑)

なにより熱源を分けられることが最大のメリットかも?と感じるようになりました。

最近のパーツは高性能な分だけ熱ももちやすく、その管理には気を配る必要があります。ノートパソコンクーラーを使ったりもしてきましたが、どうしてもサーマルスロットリングが発生してしまうケースも多かっただけに意外な収穫を得ました。

Razer Core X(外部GPU)を使えば、パソコン本体はほとんど熱をもちませんし、そうなると製品寿命も延びそうな気もしてきます。場所はとってしまいますが精神衛生上よろしい感じがしましたね。

 

動画の書出時間

無料ソフトのResolve使って動画編集をテストします。ミラーレスカメラで撮影した5分程度の動画を4K→フルHDへと書きだす時間を計測。

モデルパーツ構成時間
Razer Blade 13Core i7-1065G7×GTX165011分45秒
Core X+Blade Stealth 13Core i7-1065G7×RTX3070(eGPU)10分11秒
Core X+Razer Book13Core i7-1165G7×RTX3070(eGPU)11分18秒
Razer Blade 15Core i7-10750H×GTX1660Ti3分21秒

動画の書き出し時間は短くなったものの、その効果をはっきりと感じられる程ではありませんでした。プレビューでカクついたりする状態は変わらず、大掛かりな仕組みを考えたらノートPC単体で使う方がスマートです…

モバイル用のCPUだと効果は得られにくいのかもしれません。そのうち機会があればもう少し標準的なCPUでもテストを行いたいと思います。

※追記 次世代のCore i7-1165G7でテストを行いました。処理時間は大差がありませんが、編集作業中のもたつきが改善しており快適性は高まっています。でもCore i7-10750H×GTX1660Ti使っているほうが速いし気楽だし、なによりお金がかかりません…アプリの最適化の問題だよね?(涙)

 

Razer Core X(eGPU)感想まとめ

Razer Core Xをレビューしてきました。

ノートパソコンの描画性能を飛躍的に高められる面白い製品です。Thunderbolt搭載であることや、CPUとGPUのバランス、アプリが対応しているか?など気を配る必要はあるものの、すでに使いまわせるノートパソコンやGPUがあるなら導入の価値ありです。一度購入してしまえば自由な組み合わせで使えますし、1台のグラフィックボードを2台以上のパソコンで使うなんて離れ技も可能かもしれません。

イチから導入するにはコスパが良いとは言えないですし、導入して最適な結果になるというのも確約できないのが不安材料ですが、フィットすれば化ける可能性もあります。

外と家で作業をわけたり、少しでも描画性能を高めたい、余ったグラボを活用したいという人にはおすすめの製品ですね!

参考にしてもらえれば幸いです!

商品リンク

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最後までお読みいただきありがとうございました。

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