富士フイルム「X-E3」レビュー!おすすめは誰?X-T2ユーザーが考えてみた

富士フイルムのX-E3が発表になりましたね。
そうなると自然と足が向くのが、家電量販店というひとも少なくないのでは?
僕もそんな一人で、さっそくカタログをゲットしてきました。買っちゃいました⇒FUJIFILMのX-E3購入レビュー!
そのカタログを読み解きながら「どんな人が使うと幸せになれるか」を読み解いて行きたいと思います。
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目次
FUJIFILM X-E3 レビュー
「ミニマリズム」をテーマに、徹底的にシンプルさを突き詰めて作られたカメラです。
富士のカメラの中では最小最軽量の部類で、手にするまでもなく「軽い」ことが想像できます。片手で持って、ファインダーを覗き、撮るという所作がすでにカッコよさを演出してくれているような気さえします。
FUJIFILM X-E3の性能表
画素数 | 2430万画素 |
連写 | 14コマ/秒 |
SS | 1/32000~900 秒 |
ISO | 200~12800 |
ボディ手ぶれ補正 | ✖ |
ファインダー倍率 | 0.62倍 |
動画性能 | 4K(30fps) |
サイズ | 121.3×73.9×42.7 mm |
重量 | 287g |
「軽くなる」とはウワサで耳にしていましたが、前モデルX-E2よりも軽くなり300gを切ってきました。
「イメージセンサー」「画像処理エンジン」なども上位モデルと共通のものなので、現時点で発売されているモデルの「良い所どり」をしたようなカメラになっています。
画質面は上位機種に匹敵し、コンパクト感は同社のAやMシリーズに近づきました。かと言って質感も落としていないところがスゴイ!
価格も思っていたよりは安く、予約時点で12万円を切ってきています。半年~1年もすると10万円を切ってくる可能性もありそうですね。
あと地味にSSスピードの下限が伸びている!
X-T2やPro2を使っている人にもファームアップできっと対応してくれるでしょう!
X-E3のデザイン・外観は?
前モデルがお弁当箱のような四角いモデルだったのに対し、曲線を取り入れています。「オールドスタイルだけど、モダン?」なんかそんな感じです。
内臓フラッシュは非搭載となって、背面のメニューキーも排除されています。操作はフォーカスレバーと、タッチパネルをで対応していく必要があります。
フォーカスレバーはクリック感や耐久性にやや不安を感じますが、おそらく大丈夫なんでしょうね。でないと発売されませんからね(笑)
個人的に残念なポイント!液晶がチルト式ではありませんでした・・・もはや富士フイルムのレンジファインダータイプは、一貫してチルトを搭載しないスタイルですね。
タッチパネルの使い勝手はどう?
フリック:Fn呼び出し(上下左右)
ダブルタップ⇒拡大
タップ⇒AFエリア選択
ドラッグ⇒ズーム移動
ピンチイン・アウト⇒拡大縮小(再生時)
スワイプ⇒画像送り(再生時)
ファインダーのすぐ下に液晶モニターがあるので、位置的にこの操作がどれだけ快適かはわかりませんが、慣れると比較的簡単に操作できるようです。頬にあたって誤操作しないんでしょうかね?心配です。⇒頬タッチはないですが、人によってはタッチパネルが反応しにくいようです。
電源を入れっぱなしにして歩いていると、お腹にあたってシャッターが切れるなんてことも・・・ないかな?それもある意味新しいか(笑)
ちなみにですが、EVF使用時にタッチパネルの有効範囲を変更できます。前面もしくは、左右どちらかを有効(無効)に出来ますので、誤操作が心配なら設定しておくほうが良いでしょう。
今後のカメラはスマートホンライクな操作感が、どんどん増えていきそうですね。
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X-E3は誰に向けてのカメラなのか?
おそらく前モデルの「X-E2」愛好家の方を気にしていると思いますが、ライトよりになったのが気になる人もいるのではないでしょうか?
これまでのEシリーズは割と硬派なモデルだったので、このカスタマイズがどう受け入れられるか気になります。
もとX-E2ユーザーからすると「この変更は無し」「扱いにくそう」という意見もチラホラ。
買ったらわかりますが、そんなことないですよ(笑)むしろ軽くて、小さいから荷物にならないし、首から下げていても邪魔になりにくいです。写真が目的!という日じゃなくても、携帯しておけば、思わぬシャッターチャンスとの出会いがあるかもしれません。そんな偶然性にも期待できるカメラです。
性能は上位モデル
外観はエントリーモデル
「頭脳は大人、見た目は子ども」の名探偵〇〇〇のような印象を抱いたのはきっと僕だけじゃないはず・・・だよね?
すごく最新の思考を取り入れたカメラだと思うし、機会があれば使ってみて下さい。
▼富士のカメラなら、初日からこんな写真が撮れちゃいます!
X-E3はこんな人におすすめ!
・エントリーモデルからステップアップをしたい人
・Pro2気になるけど、もっとライトに使いたいという人
・撮ることをライフスタイルで考えているハイセンスな人
Pro2をずっと追いかけているけど予算が合わない。どうせEVFしか使わない。でもレンジファインダータイプが好きやねん!と言う人なら迷わずいっときましょう。
また、どんな作品を撮るかよりも「どんな風に写真を撮るか?」の撮影スタイルに重視を置いているハイセンスな人にもおすすめできます。
エントリー層にはX-T20がおすすめ!
エントリー層や、はじめて富士フイルムのカメラを買うという人にはX-E3を強くはおすすめしません。その理由はコストパフォーマンスで優っているモデル「X-T20」があるからです。
画質的にはX-E3とX-T20は同等と考えられますので、あとは操作性やデザイン、撮影スタイルで選ぶことになります。従来通りしっかり構えて撮るスタイルの「X-T20」、機動性を活かしてバンバン撮るスタイルの「X-E3」と言ったところでしょうか。
もちろん「X-E3のデザインがすごく気に入った!」と意思が固いなら止める理由はありません。
X-E3におすすめのレンズ
X-E3で使いたいレンズをさらっと上げていきたいと思います。
高性能・軽量ボディなので、そのポテンシャルは最大限に活かしたレンズ構成がおすすめです!!
XF23mmF2 R WR
XF23mmF2は、防塵防滴性能や、高速AF、レンジファインダータイプにピッタリのデザイン、使いやすい画角で最もおすすめできるレンズです。
XF35mmF1.4 R
神レンズの「35mmF1.4」です。これを候補に入れない人はほとんどいないのでは??と思うくらい、富士フイルムユーザーの中では鉄板のレンズです。
ふわふわのボケを味わい尽くせる、じっくり撮影するスタイルに向いているレンズです。
XF27mmF2.8
軽量なX-E3にはレンズも最軽量のものをつけましょう。個人的に最も相性抜群だと思うレンズです。このレンズをつければ、少し大きなコンデジと変わらないサイズになります。(X100FやX70みたいな感じ)
同じようなパンケーキタイプのレンズにはXF18mmもありますね。
どのレンズも性能的には申し分なく、スナップと相性の良いレンズをピックアップしました。
まとめ
X-E3の性能は必要十分!撮影スタイル重視の人におすすめのカメラ
従来ファンからのウケは五分五分かな?といった印象。さらに価格面・性能面では他の選択肢もあることがユーザーの悩みのタネになりそう。(嬉しい悩みだけど)
入門機Aシリーズからのステップアップを狙っている人や、すでにレンズを数本所持しているような人には歓迎されそうだ。
このスタイルのカメラはなぜか虜にされる魅力を秘めているので、ここで書いたことが一概に当てはまるともかぎりません。建前の情報をあっさりとくつがえす破壊力をもっているので、ぜひとも実機を触って検討されてみて下さい。くつがえりました(笑)⇒FUJIFILMのX-E3購入レビュー!
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最後までお読みいただき有難うございました。
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Comment
シャッター下限春の大型ファームアップデートで15分でシャッターきれますよ。
とらさん
ナイスコメントありがとうございます!