FUJIFILM「X-T20」と「X-T2」でおすすめはどっち?ちがいをレビューしてみる

FUJIFILMのX-T20が発売されて、半年程が経ちました。
「そろそろ値段も落ち着いてきたし買ってみようかな?」と思っている方は多いのではないでしょうか?
X-T2の弟分として見られることが多いですが、本当にそれだけなのか?
性能の違いや、X-T20を選ぶメリットについて考えてみたいと思います。
スポンサーリンク
目次
「X-T20」「X-T2」を比較
まずは何といっても比較表!
これで見比べれば基本的な部分がすけてきますからね。
名前 | X-T20 | X-T2 |
画素数 | 2430万画素 | |
ISO感度 | ISO200~12800 | |
連写 | 14 コマ/秒 | |
シャッタースピード | 1/32000~30 秒 | |
ファインダー倍率 | 0.62 倍 | 0.77 倍 |
撮影枚数 | 350枚 | 330枚 |
サイズ | 118.4×82.8×41.4 mm | 132.5×91.8×49.2 mm |
重さ | 333g | 457g |
価格 |
え!?ほとんど差がないじゃん!!書きながらそう思ったのは内緒です。
基本的な性能面だけを見ると、両者にほとんど差は見られません。カメラは写真を撮る道具なので、もっとも重要なのは画質ですが「センサー」や「エンジン」も同じなので両者に違いはありません。
だったら「軽くて」「撮影枚数が多い」X-T20の方が良いんじゃないの?とすら思います。
本当にその通りなのか?もう少し細かかく見ていきましょう。
FUJIFILM X-T2を選ぶポイント
・防塵防滴・耐低温
・1/8000のシャッター
・フラッシュ同調速度が1/250以下(X-T20は1/180)
・起動時間が0.1秒早い
・ファインダーが大きい
・3方向チルト式の背面液晶
・デュアルカードスロット
・フォーカスレバーあり
・バッテリーグリップなど、カメラ周りが充実
さすがは富士フイルムのフラッグシップモデルというだけあって、充実の機能っぷりです!ハンパじゃないですね。
SDカードの2枚差しは必須!という人は少なからずいるだろうし、フォーカスレバーや3方向チルト液晶なんかも「撮影の快適さ」を底上げしています。
「X-20」との違いの中で、僕が大きいと感じたことは「防塵防滴」と「ファインダー」です。
X-T2はどんな環境でも防塵防滴で撮影可能
「雨でも写真を撮る」という人は少ないのかもしれませんが、「雨が降ったから写真が撮れなかった」という人は少なくないでしょう。
天気は予想できても、確実ではないので「思わず雨に濡れてしまった」というのは、誰にでもあり得ることです。水はカメラにとって天敵なので、故障や不具合にすぐ直結します。
防塵防滴機能があれば、「雨だから写真を撮るのをあきらめた」「濡れてから調子が悪い」という事を防げます。撮影旅行に出かけてあきらめないで済むって大きくないですか?
僕はX-T10を使っていた時期もありますが、どんなシーンでも撮り切れるX-T2の安心感はメリットが大きいと感じています。
X-T2のファインダーの大きさは写欲につながる
X-T2のファインダーは大きく見やすいんです!はじめてのぞいた時は「おおぉ~」と思いました。
ファインダー内の隅々までチェックできるるので、落ち着いて設定や数字を確認することが出来ます。目を凝らしたりする必要もないので「最近目が弱ってきたな」という(僕のような)方には大きな助けとなってくれるでしょう。少なくともマイナスになる事はまずありません。(重さくらい?)
ファインダーが見づらいと「これくらいでいいや」と散漫なスタイルになりがちですが、大きいとじっくり被写体と向き合うことが出来ます。必然的に写真の質があがり、良い写真が撮れる確率が上がります。そうなるとまた写真が面白くなって、またシャッターを切るという好循環が生まれます。
▼FUJIFILMのX-T2の記事を書いていますので参考にしてみて下さい。
FUJIFILM X-T20を選ぶポイント
・一瞬でオートモードに切り替えられる
・内臓フラッシュ
・タッチパネル液晶
・軽くて持ち出しやすい
「軽さは正義だ」と誰かが申しました。本当にその通りだと思います。
コンパクトなボディに、いざという時に使える内臓フラッシュや、タッチパネルなどユーザーフレンドリーな機能が多いのがX-T20だと思います。根本的な画質はX-T2と同等なので、作品を追求できる懐の深さもあわせもつやつだと言えるでしょう。本当にニクイ奴です。(良い意味で)
初心者の方は「本格的な撮影はほとんどしない」と思って入門機に手を出します。でも半年もすると性能的に満足できなくなって買い替える傾向は高いんです。その点、X-T20は性能面で上位機種と同等なので、長い間使えるカメラになります。初めてFUJIFILMのカメラを買う人や、サブ機を検討している人にはおすすめです。気軽に使える相棒として、良い仕事をしてくれるでしょう。
【参考記事】
スポンサーリンク
外観的なちがいを考えてみる
両者のちがいは、外観にもよく表れています。
X-T2は本格的で、重厚感たっぷりな質感で所有欲を満たしてくれます。
各種ダイヤルや設定変更のためのボタンもたくさんついているので、瞬時に設定を切り替えることが可能で快適に撮影をすることができます。
大型のレンズを付けた場合でもバランスを崩さないので、システムを味わいつくせるのがX-T2です。
フォーカスレバーなんか、ほんと地味~に大活躍してくれますからね!地味~に大活躍です(笑)これ!使った方ならわかるはず???
X-T20は小型軽量がウリなので、大型のレンズだと取り回しがしにくいでしょう。
軽量のレンズを付けっぱなしにして、撮影するスタイルが向いています。いわゆるスナップ的な写真です
。鞄を圧迫しないボディは連れていっても負担にならないですし、魅力的な被写体を見つけた時にサッと鞄から取り出せるのもスマートです。
小さなボディに秘めた可能性が、フラッグシップと同じなのですから期待はおのずと高まりますよね!
タッチパネルとフォーカスレバーどちらを選択する?
【X-T20はタッチパネル搭載】
タッチパネルの便利なところは、タッチでピント位置を決めれることです。少し距離のある場所にピントを移動させたいと思った場合に速やかに変更する事が出来ます。
スマホになれた人間にとっては、おなじみの操作感です。まったく違和感なく使う事ができるでしょう。
タッチパネルは「ファインダーを覗きながら使えない」ので注意しましょう。
ちなみに僕はタッチパネル式の背面液晶があるカメラを使っていますが、誤操作防止のためオフにしています。
【X-T2はフォーカスレバー搭載】
タッチパネルと違って、物理的な操作でぐいぐいとピントを変更できるのがフォーカスレバーです。
ファインダーを覗きながらでも直観的に使えるのが最大のメリットです。
僕はタッチパネルをあまり活用できていないので、こちらに一票という感じ。ピントの微調整も簡単に出来るので、気づいたら使っていることが多いです。
使いこなしのコツはAFのポイントを少し小さくしておく事ですね。
おすすめのレンズは?
レンズ関連の記事も頑張って書いているので参考にしてみて下さい。X-T20なら軽量なレンズとの相性ピッタリだと思います!
買うなら絶対レンズキットがお得!
レンズキットにしようか?それともボディだけにしようか?と悩んでいる人は多いでしょう。
レンズキットと聞くと、とりあえずついているだけの「普通のレンズ」をイメージする人もいるかもしれません。
X-T20についてくるレンズは普通のレンズの1つレベルが上のものです。まわりくどい言い方でしたが「めっちゃええレンズ」です(笑)
焦点距離も使いやすいですし、解放値も明るく軽量なので1本持っておけば便利です。新品で買うと5万円(中古でも3万円前後)するレンズなのでお安くゲットしちゃいましょう!
・FUJIFILMのX-T2のレンズキットはお得なのか?で理由を詳しく書いているので、気になる方は参考にしてみて下さい。
まとめ
富士フイルムデビューの人、サブ機ならコスパの高いX-T20がおすすめ!本格的に富士フイルムを使うならX-T2にしよう!
X-T2は間違いなく、あなたの期待に応えてくれるカメラです!
しかしカメラの快適さは何もスペックだけで決まりません。軽さが最大のウリになる人もいます。価格も大きな理由の1つでしょう。
FUJIFILMのX-T20が「はじめて買うカメラ」だったとしても、上位機種と写りは同じですから、簡単にきれいな写真が撮れます。
商品リンク
良い写真を撮るのに、カメラは絶対条件ではありません。自分が「シャッターを押したくなるカメラ」を選択すれば良いのではないでしょうか?
最後までお読みいただき有難うございました。
スポンサーリンク