【RAW現像/写真編集】おすすめのディスプレイモニター!
こんにちは!はるか(@harucamera3)です。
毎日のようにブログを書いていると目が死にます(笑)ほとんどパソコンの前に鎮座しているため、あまりに酷使しすぎて、目が乾くし、肩こりとかも尋常じゃなくなってきてるんですよ。(歳には勝てないとか言わせない!)
どうせなら「写真編集にもガッツリ使えて、目に優しいディスプレイを用意しよう」と思ったわけです。そこで僕が「ディスプレイを選ぶ際の基準にしたこと、検討に至った商品をおすすめとして紹介」してみたいと思います。
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目次
ディスプレイはなんでもOKなのか?
「良い写真を撮りたい」そう思うのは、僕たちの日常的な欲求であり、常に向上心をもって取り組んでいきたいテーマでもあります。
そこでカメラやレンズに投資するわけですが、撮った写真を編集する時に使うディスプレイが「普通」「こだわりがない」という人は多いです。残念ながら一般的なディスプレイでは、写真がもつ本来のパワーを再現できません。
写真のパワーを引き出せないまま、編集作業やジャッジを行っていても「正しい判断ができない」という訳です。まずは下の2枚の写真を見てください。


まったく同じ写真ですが、明らかに色味がちがいますね(笑)
写真の力が引き出せていない一般的なディスプレイを見ながら編集すると、目指しているゴール地点からどんどん遠ざかってしまう可能性があります。
この状態で編集していくのに「怖さ」みたいなモノを感じますよね?それではそのような事態に陥らないためにも「ディスプレイを選ぶ時に重視すると良いポイント」「おすすめのディスプレイ」を紹介していきますね。
写真編集に使えるディスプレイの条件
- サイズ
- 解像度
- パネルタイプ
- 色域が広い(sRGB/Adobe RGB対応)
- キャリブレーション対応
サイズは24~27インチあたりをチョイス!
最近では普及タイプのディスプレイも随分安くなってきました。30インチを超えるような大型のディスプレイもあり、迫力のある映像を楽しむことが身近になってきています。
しかしそんな大型のディスプレイで写真編集を楽しもうと思うと、かなり高額になってしまいお金がいくらあっても足りません。僕ならレンズかカメラに予算を回したいです(笑)
そこで普及が進んでいる「24~27型ディスプレイ」に狙いを絞るとコスパの良い製品が見つかる可能性が高くなります。これ以下のサイズになってしまうと、写真の細部まで確認しにくくなってしまうのでオススメできません。
個人用としては24型で十分だと思います。実際に僕も24型を使っていますし、27型だと圧を感じすぎてしまいました。この辺りは「作業性を重視したい」「迫力がある映像が好き」といったような好みもあるかと思いますので、店頭で確かめてみるのが一番かもしれませんね。
解像度はフルHD以上を!
解像度で最も普及しているのは、フルHD(1920×1080)です。
フルHDは24型ディスプレイや、多くのノートパソコンが採用している解像度で、普段使う分には困りません。僕個人としては「情報を多く表示したい」と思うタイプなので、フルHDだと少し狭く感じてしまいます。そこでもう少し解像度の高い、WUXGA(1920×1200)のディスプレイを使っています。(後でおすすめとして紹介します)
24型だとフルHD以上の解像度の製品は少ないでしょうが、27型ならWQHD(2560×1440)あたりも選べて、コスパ的にもおすすめです。高額にはなりますが、フルHDの4倍もの高精細な表示が可能な4K(3840×2160)も検討の余地はあるかと思います。
- 24型:フルHD or WUXGA ←個人向け
- 27型:WQHD(2560×1440) ←おすすめ
- 27型:4K ←価格が高いけど高精細
パネルタイプはIPSを選びましょう
パネルはIPSタイプを選びましょう!その理由は、視野角が広い(角度や姿勢で色味や明るさが変化しにくい)からです。
これがTAやVNと呼ばれるようなタイプになると、少し角度や姿勢が変わったために、明るさや色味が変化したように感じてしまいます。編集作業が終わったと思って、立ち上がった時に「あれ?」ということになり、また編集迷子に陥る可能性があります・・・
「斜めからディスプレイなんか見ないよ」と思うかもしれませんが、椅子で背を伸ばしただけでも結構変化するものだと知っておきましょう。ましてや知人や家族と写真を見る時に、場所によって見えている写真が違うと言うことにもなりかねません。
色域が広い(sRGB/Adobe RGB対応)物を選ぼう
これまでの項目は、一般的なディスプレイにも共通の部分でした。ここから写真用のディスプレイとしての項目になってくるイメージです。
「色域」とはモニターが表示できる色の広さを表しています。そのままですね(笑)色域が広いことで、よりリアルな写真を表示できるようになります。広色域に対応しているか判断するポイントは「sRGB」「Adobe RGB」の記載を見つけることです。
「カバー率〇〇%」「カバー比〇〇%」といったようなうたい文句を見つけましょう。
出典:Wikipedia
情報量の豊富なRAWデータなら「sRGB」「Adobe RGB」の範囲を超えています。個人レベルで楽しむのであればsRGB対応で十分だと感じます。通常よりも色にこだわったディスプレイには「sRGB比95%対応」というような数字が表示されていますので、そうした製品を選ぶようにしましょう。
プリントまでこだわって仕上げたい人や、よりハイレベルな領域を目指す人はAdobe RGB対応ディスプレイがおすすめです。
キャリブレーション対応
色の表現力はあるけど、それが正しく表示されているか?も大切な項目です。ディスプレイに表示された色を調整しようと思って、目視で色々設定を変えたところで限界があります。経年によっても微妙に変化していくので、気づきにくいというのもネックです。
色にこだわったディスプレイには、出荷時の「診断書」のようなものが添付されてきます。それは1台ずつ「キャリブレーションをかけましたよ」という証拠です。このキャリブレーション(調整)ができるディスプレイを選ぶというのがポイントです。
キャリブレーションにはキャリブレータという機器を使い、方法としては「ソフトウェアキャリブレーション」と「ハードウェアキャリブレーション」の2つが存在します。
ディスプレイ(ハード)に直接つないで色の調整ができる、ハードウェアキャリブレーションのほうが理想的だと言われています。
その他あると良い機能
- ムラ補正
- フリッカーレス
- ブルーライトカット
ディスプレイの表示はフラットなようで、波打っているのが自然な状態です。そのためにチラつきやムラというのが出てしまいます。だからこそそれを補正するような機能があれば、自然で目に負担の小さいリアルな映像を見ることができます。
よりこだわりをもって選びたいなら目を向けると良いでしょう。
おすすめのディスプレイを紹介
そしてここからは、おすすめのディスプレイについて書いていきます。せっかく色々と調べたので知識が抜けないうちに書ききっておきたいと思います(笑)
写真用最安ディスプレイ!I-O DATA LCD-HC241XDB
低価格でも充実の性能!
- 23.8型、フルHD
- Adobe RGBカバー率90%
- 薄型ベゼル
- 5年保証
- 3万円前後
価格重視な人や、これから環境を構築したいという人におすすめなのがI-O DATAの「LCD-HC241XDB」です。フルHDで23.8型ということで、非常に使いやすく、どんな場所にも設置しやすいのがポイントでしょうか。
価格も3万円前後で写真用ディスプレイとしては試しやすいのが嬉しい。外枠も狭いので複数並べて配置するのも良いかもしれません。保証も5年間、土日も電話サポートがあるので安心感も強いです。
僕が愛用する!BenQ SW240
圧倒的コストパフォーマンス!
- 24.1型 WUXGA(1920×1200)
- Adobe RGB99%カバー
- ハードウェアキャリブレーション対応
- 27型なども選べる
- 5万円前後
僕が愛用しているディスプレイが「BenQ SW240」です。フルHDよりもちょっと解像度が広いのがミソで、作業性が劇的にアップします。
Adobe RGBを99%カバーし、写真本来の色を再現可能です。残念ながらフードは付属しないものの、ハードウェアキャリブレーションにも対応しています。むしろ人気があるのは、27型WQHDの「SW2700PT」かもしれません。
時々Amazonのセール対象になっていたりもします。
▼27型のSW2700PT
満足度が高い!BenQ PV270
全部盛りの満足度100%ディスプレイ!
- 27型WQHDディスプレイ
- Adobe RGB99%
- 平均DeltaE<=1.5のBenQ最高画質を実現
- ムラ補正回路搭載
- 10bitによる10億色を超える表現力
- 14bit 3D LUTにより滑らかなグラデーション
この辺りになってくると、いよいよ本気のディスプレイが登場してきます。
27型WQHDの高精細なディスプレイは、Adobe RGB99%の色彩の豊かさも備えています。ムラ補正回路も搭載され、まるで絵画(リアルなペーパー)でも見ているかのような上質な映り。10bit環境にも対応できるので、プロフェッショナルな現場でも使えるディスプレイになっています。
32型の迫力!Acer BM320bmidpphzx
迫力+高精細の大型ディスプレイ!
- 32型4Kディスプレイ
- Adobe RGBカバー率100%
- フレームレスで圧迫感が最小限
- フリッカーレス、ブルーライトカット
30インチを超える大型のディスプレイで、しかも4K、さらに色域の広さまでついてくるオドロキのディスプレイです。フレームレスのデザインが没入感を増やし、実際よりも大きさを感じさせない効果があります。
RGB(赤緑青)に加えて、CMY(シアン、マゼンタ、イエロー)を加えた6色で調節可能。彩度、色相の調節も可能なので、より好みにあわせた設定をすることができます。
EIZO ColorEdge CS2730-BK
さすがのEIZOクオリティ!
- 27型WQHDディスプレイ
- A3ノビを実寸表示可能
- Quick Color Match対応
- Adobe RGB99%カバー
- 5年間保証
色の再現力は当然のこと、さらに一歩すすめて「Quick Color Match」というツールで簡単に管理ができます。安心の5年間保証の内容が充実しており、修理費、引取、貸出機が無料です。しかも購入から6か月の無輝点保証までついています。
製品の完成度だけでなく、安心感を求める人におすすめです。
これが全部盛り!BenQ SW271
4K-UHD対応の格安ディスプレイ!
- 27型4KUHDディスプレイ
- Adobe RGB99%
- 10bitによる10億色を超える表現力
- 14bit 3D LUTにより滑らかなグラデーション
- 遮光フードとHotkey Puck付属
写真編集を本気でやりたいと考えているならBenQのSW271がおすすめです。27型で4K解像度に対応しながら、価格もちょっとおさえているところがポイントが高いです。製品としての完成度の高さはもちろん、Type-C対応、遮光フードや外部コントローラーが付属していたりとコストパフォーマンスも高いです。これぞ全部盛りと言っても過言ではないでしょう。
まとめ
- 写真編集するならディスプレイにもこだわろう
- 色域の広いモデルを選択しよう
- ディスプレイにこだわったら写真を眺める時間が増えたよ
RAW現像や写真編集を本格的にしたいなら、ディスプレイにはこだわりましょう。きっと自分が撮った写真の「本来の姿」におどろくはずです。僕自身が、こうしたディスプレイを使うようになってから写真を眺める時間が増えて、結果的にクオリティも上がっていった気がします。
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ディスプレイを検討されている方に少しでも参考になれば幸いです。最後までお読みいただき有難うございました。
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