DAIVのノートパソコン全比較!RAW現像や動画編集におすすめのモデルはどれ?
こんにちは!はるか(harucamera33)です。
マウスコンピューターが、写真、動画、イラスト、3Dなどのクリエイター向けに展開しているのがDAIVです。編集作業を快適に行えるだけの性能をもたせてあるのが特徴ですが「どれを選べばいいかわからない」「近くに店舗がないから選べない」という声が少なからずあるようです。特にノートパソコンは種類が豊富なこともあり選びにくさにつながっているかもしれません。
と言うことで、今回は「DAIVのノートパソコンを全比較して、おすすめを決めてみる」という内容で書いていきたいと思います。メーカーさんの協力で、ほぼ全てのモデルをテストしておりますので参考になるかと思います。
※2019年6月;新モデル「NG5520」「NG5810」「NG5300」「NG4300」が登場したので追記しました。
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目次
マウスコンピューターの評判
DAIVの紹介に移る前に、まずはマウスコンピューターの評判をざっとまとめてみたいと思います。
- 国内生産にこだわった高品質
- 24時間365日サポート受付
- 万が一の故障でも修理が早い
- BTOで価格を抑えている
- ゲーミングモデルが人気
- クリエイターモデルに力を入れている
- 好みに合わせてパソコンが組める
僕がマウスコンピューターの存在を知った頃は「安いだけ」というイメージもありましたが、現在はサービスの改善、見直しを進めて非常に評判の良いBTOパソコンメーカーとなっています。公式ホームページのレビューも上々で、特にアフターフォローに関して高い評価をされています。
最近では乃木坂46をCMで起用するなど、積極的なアピールを行っています。
「マウス~マウス~」のフレーズを聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?一度聞いたら耳に焼き付きますよね(笑)
マウスコンピューターの評判については、別記事でもまとめています。⇒マウスコンピューターの評判まとめ
DAIVのノートパソコン全比較
公式ホームページにもおおまかなスペック別に紹介されています。今回登場したのは、14型のNG-4300、15.6型のNG5300、NG-5520、NG5810です。かなり一気に変更になりましたね。
14型のNG4300は、重量わずか1.13kgの軽量モデルながらパフォーマンスを持たせてクリエイティブな作業に使えるだけのパソコンに仕上がっています。価格的なメリットも高く、DAIVの中では最もカジュアルな使い方ができるかと思います。カメラマンのサブパソコンとしてもよさそうですね。
NG5300はNG5500シリーズの後継機の位置づけです。NTSC比 約94%(参考値 Adobe RGB比換算 約98%)色再現の良さを継承しているのが特徴です。デスクトップ用のCPUを搭載し処理能力が高いのも見逃せません。
NG5520はCPUとグラフィックが更新され、NG5810はCPUのみの更新になります。価格が据置なのも有難いですね!
それにしてもNG5510やNG5800シリーズは登場から3ヶ月程度で姿を消しています。CPUの更新があったとはいえ、さすがに切替が早すぎた気がしますよ?マウスさん・・・
性能別の簡易比較表
パーツ名をあげられてもピンとこないという人もいるかもしれませんので、簡単に5段階評価で星を付けて評価をしてみました。(★:1.0 ☆:0.5 例:★★★☆⇒3.5)
14型 | 15.6型 | |||
型番 | NG-4300 | NG-5300 | NG-5520 | NG-5810 |
CPU | ★★★ | ★★★~★★★★☆ | ★★★★ | |
GPU | ★★★ | ★★★ | ★★★☆ | ★★★★☆ |
液晶 | ★★★☆ | ★★★★ | ★★★☆ | |
重さ | 約1.13kg | 約2.3kg | 約2.1kg | 約2.4kg |
価格 | 129,800~ | 99,800~ | 154,800~ | 189,800~ |
オススメ度 | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★★☆ |
一口メモ | 重量重視 | 液晶重視 | コスパ最高 | GPU重視 |
公式 | 公式HPで確認 | 公式HPで確認 | 公式HPで確認 | 公式HPで確認 |
マウスコンピューターさんにインタビューした時にも教えてもらったのですが「15型までのノートパソコンが圧倒的に人気」だそうです。この理由から本記事では主に15型のノートパソコンを中心に解説していきます。
17.3型の4K-UHD解像度のNG-7700シリーズは後ほど取り扱いますが、価格も40万円位してきますので一般向けというよりも業務用に近い製品になっています。
2019年7月末にDAIV-NG5820シリーズが発表になりました。
従来のNG5810シリーズの液晶を有機ELに変更し、DCI-P3比100%の4K-UHDとしました。これにより、より繊細な表現が可能となっています。
デザイン性も性能も両立したいならNG5520シリーズが一押し!
新発売になったNG5520シリーズは、DAIVシリーズの根底である「製作活動が快適な性能」を持たせつつ、使い勝手を向上させた1台です。
狭小ベゼルのおかげでコンパクトになったボディは持ち出しもしやすいため、現場に持ち出すことの多いクリエイターと相性が良いでしょう。余計な枠もないので作業に集中しやすいというメリットもあります。また、NTSC比 約72%(参考値 sRGB比換算 約102%に相当)の液晶はクリエイター向けと言えます。
個人的には、DAIVの中で一番キーボードが使いやすいモデルだと感じました。ブログなどのテキストメインで、たまに写真を編集して使うなんていう用途にはピッタリです。
ノートPCにデスクトップの性能を!
- ナローベゼルでスタイリッシュかつ軽量!
- GeForce GTX1650(4GB)を搭載!
- 普段使いも製作活動もしやすい1台!
価格(税抜):154,800〜
Core i7搭載なので基本的な処理能力が高いことはもちろん、専用グラフィックGTX1650(4GB)も搭載されておりコスパが高くなっています。RAW現像やライトな動画編集ならこなせるパワーがありながら、重量も2.1kgと比較的軽量なのも嬉しいです。シルバーの筐体もかっこよく、持ち出してカフェなどで使いたくなります。
・DAIV NG5510シリーズのレビューを見る(旧モデル)
モデル名:DAIV-NG5520E1-S2/DAIV-NG5520S1-SH2/DAIV-NG5520M1-M2S5/DAIV-NG5520H1-M2SH5
液晶とCPU性能で選ぶならNG5300シリーズ!
NG5300シリーズの最大の特徴は、デスクトップ用のCPUをノートパソコンに搭載していることです。
そのため、当然ながらデスクトップ並みの性能を持っています。RAW現像などの処理においてはCPUの依存率が高いため、高性能なCPUを選ぶことで処理時間を短縮させることが可能です。
各シリーズのCPU性能を比較するとこのような感じになっています。
また、ディスプレイの品質も良くAdobeRGB比98%、リフレッシュレートも120Hzと結構至れり尽くせりです。当サイト限定のパソコンをマウスコンピューターさんに作ってもらいましたが、旧モデルのNG5500シリーズを選んだのにはそんな理由があったのです。⇒限定モデルを見てみる

ノートPCにデスクトップの性能を!
- ノートPCにデスクトップCPUを搭載
- リフレッシュレート120Hz
- Adobe RGB比98%の広色域対応液晶パネル!
価格(税抜):99,800〜
液晶にこだわったノートパソコンは市場でも少ないですし、これ一択だと言って良いくらいだと思います。ディスプレイを別途追加購入しなくても本格的な写真編集が楽しめるのがポイントが高いです。グラフィックの性能は高くないので過度な期待は禁物。最新ゲームや動画編集などはしない、RAW現像中心だという人におすすめです。
モデル名:DAIV-NG5300E1-S1/DAIV-NG5300S1-S2/DAIV-NG5300H1-SH2
グラフィック重視ならNG5810シリーズがおすすめ
「4K動画編集をしたい」「最新ゲームをヌルヌル遊びたい」という目的があるなら、GeForce RTX2060が搭載されたNG5800シリーズを選ぶことをおすすめします。
実際にNG5800シリーズを使ってみると、グラフィック系の処理能力を活かして様々な製作活動への可能性を感じました。明らかにGTX1050ではできなかったことが可能になります。
その分、厚みがあるのでモバイル性がやや落ちるのがネックとなります。とは言え、性能不足で出来ないことは諦めるしかないですが、モバイルが不可能ということはありません。

(旧モデル)NG5510とNG5800のサイズ比較
同じ15.3型の2機種を比べると、サイズ感が一回り違うことに気づきます。
NG5800シリーズもモバイル可能な範囲内でしょうが積極的に持ち出すのはつらいかもしれません。
車での移動が中心だったり、電車でも自宅と会社の行き来くらいなら良いですが、1日持って歩くのは僕なら避けたいレベルですね。
RTX2060搭載で映像処理に強い!
- ナローベゼルで作業に集中できる!
- 4K解像度の処理に対応!
- 最新ゲームを快適に遊べる1台!
価格(税抜):189,800〜
RTX2060はミドルクラス帯のグラフィックボードですが、処理能力が高く4K動画編集にも使っていけるくらいの性能があります。その割には十分コンパクトなので、デスクトップは置けないけど性能には妥協したくないという人にささるモデルだと思います。
・DAIV NG5800シリーズのレビューを見る(旧モデル)
モデル名:DAIV-NG5810S1-S5/DAIV-NG5810M1-M2S5/DAIV-NG5810M1-M2S5-B/DAIV-NG5810U1-M2SS/DAIV-NG5810U1-VG
モバイル重視ならNG4300シリーズ!
第一印象で「これは人気が出るだろうな」と感じたのがNG4300シリーズです。DAIV史上最も軽いコンパクトな筐体と、14時間持つバッテリーが魅力的。色再現にも優れているので、これからRAW現像を勉強しようと思っている人や、外でパソコンを使いたい人の注目を集めるでしょう。
重量1.13kgで持ち出しに強い!
- 軽量・薄型・コンパクト!
- Core i7とMX250でパフォーマンスも十分!
- 約14時間のロングライフバッテリー!
価格(税抜):129,800〜
クリエイティブな作業に耐える性能と、重量という課題を見事にクリアしているのがNG4300シリーズです。NTSC比 約72%液晶(参考値 sRGB比換算 約102%に相当)する色再現の良さも魅力的。1日持つバッテリーも心強いですし、移動が多い方や、現場重視の方におすすめです。
モデル名:DAIV-NG4300E1-S2/DAIV-NG4300S1-S5/DAIV-NG4300H1-M2S5/DAIV-NG4300H1-M2S5-B/DAIV-NG4300U1-M2S10
40万円オーバー!NG7700シリーズは本気の人向け
17.3型4K-UHD(Adobe RGB比100%)液晶を搭載したNG7700シリーズは、性能面を重視したハハイエンドノートパソコンです。CPUはデスクトップ用のCore i7-9700Kか、Core i9-990Kを選択できます。GPUは全モデルでRTX2080を搭載しており、デスクトップ並みの処理を行うことができます。
さすがに価格は40万円オーバーですが、このクラスを求める人は、価格よりも性能や快適性を求めている人が多いはずです。その点で考えると、最新技術を惜しみなく搭載しているNG7700シリーズはうってつけとも言えるかもしれません。
DAIVのデスクトップDGZ530シリーズで同等クラスになると30万円はしてきますし、Adobe RGB比100%の4Kカラーマネジメントディスプレイも10万円は普通にします。バラバラで買っても同じなら、一緒になっているほうが設置スペースも小さいという利点があります。重量は4.4kgありますが頑張れば持ち出しも可能でしょう。

圧倒的性能と快適性!
- 全てが最高クラスの圧倒的処理能力
- GeForce RTX2080搭載
- Adobe RGB比100%の確かな色再現
価格(税抜):384,800〜
パソコンの性能を妥協することで、作品にも妥協が産まれるようなことは絶対避けたいというプロフェッショナルに!デスクトップと同等の処理能力、それでいて4K-UHDの17型ディスプレイで作業性を損なうこともありません。細かいチェックもスムーズに行うことができます。毎日大量のデータ処理を行うなら、1分1秒が惜しいはずなのでパフォーマンスの高さはなによりも優先したいはず。余計なストレスとさよならして、新しい表現にチャレンジしましょう。
モデル名:DAIV-NG7700S1-M2S5/DAIV-NG7700M1-M2S10/DAIV-NG7700H1-SS-BRAW/DAIV-NG7700U1-M2SS
DAIVのノートパソコンのサイズ比較
シリーズ名 | サイズ | 重量 | バッテリー性能 |
NG4300 | 320.2×214.5×17.5 | 約1.13kg | 約14時間 |
NG5300 | 378×250×31.1mm | 約2.3kg | 約5.4時間 |
NG5520 | 360×243.5×20.3mm | 約2.1kg | 約7.4時間 |
NG5810 | 359×257.8×29.9mm | 約2.4kg | 約7.7時間 |
NG7700 | 418×295.3×41.5mm | 約4.4kg | 約2.2時間 |
DAIVのノートパソコンのサイズとバッテリー性能を抜き出して表にしてみました。
あくまでも感覚的な話ですが、パソコンの厚みが約20mmになると薄く感じますし、重量は2.0kgあたりが快適に持ち出せるかどうかのラインなような気がします。
DAIVをはじめクリエイターモデルは性パフォーマンスを犠牲にできないので、どうしても重量が重くなってしまいがちです。そんな中で、圧倒的な軽さを誇るNG4300シリーズは持ち出しに最適なモデルと言えるでしょう。バッテリーが一番持つという点でもポイントが高いです。
そしてRTX2060を搭載してグラフィック性能を高めながらも、従来モデルと同等のサイズを実現しているNG5800シリーズも魅力的だと言えるかと思います。バッテリーも2番目に持ちます。
15型と17型の大きさ(サイズ)を写真で比較
3シリーズを並べて撮影してみました。上が17.3型のNG7700、左下がNG5510、右下がNG5800です。我が家の物撮り環境では納まりません(涙)
重ねてみると15型と17型のちがいがよくわかります。RTX2060を搭載したNG5800はもう少し大きいかと思いましたが横幅はほぼ同じで縦に少し大きい程度です。
厚みは全然違います。17.3型のNG7700シリーズは持ち出す気にはなりません。あくまでもデスクトップの置き換えとして据え置きタイプで使うのが無難だと感じます。スタジオ内や、同じ建物内の移動でもあまり頻繁にはしたくないというのが個人的な意見。
【まとめ】おすすめは15.3型から選ぶこと!
色々と比較してきましたが、最後にもう一度おさらいをしましょう。DAIVのノートパソコンの購入を考えているなら15.3型の「NG5500」「NG5510」「NG5800」の3シリーズから選ぶのがおすすめです!
ではどういう人にそれぞれがおすすめかと言うと?
- バランス感覚の良いノートパソコンが欲しい⇒NG5520シリーズ
- 3Dゲームや動画編集を快適にしたい⇒NG5810シリーズ
- コスパやディスプレイの性能にこだわりたい⇒NG5300シリーズ
- 外出先でRAW現像やブログの執筆をしたい⇒NG4300シリーズ
これ以上を求めるのであれはデスクトップから選択しましょう⇒DAIV DGZ530シリーズ
クリエイターモデルで強いこだわりを持ってデザインされているノートパソコンはそれほど多くありません。現状ではDAIVは最有力候補と言ってもよい現状であり、カメラマン、インスタグラマー、映像クリエイター、音楽家、漫画家、イラストレーター多くのクリエイターにも支持されています。
なぜDAIVはクリエイターに選ばれるのか?⇒DAIVスペシャルコンテンツ
お台場で開催されていたチームラボのシステムを動かしていたのもDAIVだと聞きますし、富士フイルムのRAW現像セミナーにも使われているというのを聞いたことがあります。現場レベルで信頼を得ているのもDAIVの特徴と言えるでしょう。
今回の記事がDAIVのノートパソコンを検討されている方に参考になれば幸いです。