DAIVのノートパソコン全比較!RAW現像や動画編集におすすめのモデルはどれ?

マウスコンピューターが、写真、動画、イラスト、3Dなどのクリエイター向けに展開しているのがDAIVです。
編集作業を快適に行えるだけの性能をもたせてあるのが特徴ですが「どれを選べばいいかわからない」「近くに店舗がないから選べない」という声が少なからずあるようです。特にノートパソコンは種類が豊富なこともあり選びにくさにつながっているかもしれません。
と言うことで、今回は「DAIVのノートパソコンを全比較して、おすすめを決めてみる」という内容で書いていきたいと思います。メーカーさんの協力で、全モデルをテストしておりますので参考になるかと思います。
目次
マウスコンピューターの評判
DAIVの紹介に移る前に、まずはマウスコンピューターの評判をざっとまとめてみたいと思います。
- 国内生産にこだわった高品質
- 24時間365日サポート受付
- 万が一の故障でも修理が早い
- BTOで価格を抑えている
- ゲーミングモデルが人気
- クリエイターモデルに力を入れている
- 好みに合わせてパソコンが組める
僕がマウスコンピューターの存在を知った頃は「安いだけ」というイメージもありましたが、現在はサービスの改善、見直しを進めて非常に評判の良いBTOパソコンメーカーとなっています。公式ホームページのレビューも上々で、特にアフターフォローに関して高い評価をされています。
マツコさんをCMに起用するなど、精力的な活動を行うマウスコンピューター。テレビで見かけたことがあるって人も多いのでは?
マウスコンピューターの評判については、別記事でもまとめています。
DAIVのノートパソコン全比較
モデル名 | 構成 | 価格 | |
16型 | DAIV 6H | Core i9-12900H×RTX3070Ti | 369,800〜 |
DAIV 6N | Core i7-12700H×RTX3060 | 269,800〜 | |
DAIV 6P-RT | Core i7-12700H×RTX3050Ti | 239,800〜 | |
DAIV 6P | Core i7-12700H×Iris Xe | 199,800〜 | |
15.6型 | DAIV 5N | Core i7-11800H×RTX3060 | 229,800〜 |
DAIV 5P | Core i7-11800H×RTX3050 | 189,800〜 | |
14型 | DAIV 4N | Core i7-1260P×GTX1650 | 199,800〜 |
DAIV 4P | Core i7-1260P×Iris Xe | 199,800〜 |
モデル名をクリックしてもらえるとレビュー記事に飛びます。一部販売を終了したモデルや内容を変更したモデルを含む場合もあります。必ず公式サイトの情報を確認するようにしてください。
マウスコンピューターでは最近セールに力を入れていることもあり、お得にノートパソコンを購入できるチャンスが増えてきています。セール内容は定期的に変更されるため、チェックを欠かさないようにしましょう!
性能別の簡易比較表
パーツ名ではピンとこないという人もいるかもしれませんので、ざっくりと5段階で評価をしてみました。
(★:1.0 ☆:0.5 例:★★★☆⇒3.5)
型 | 14.0型 | 15.6型 | ||
モデル | DAIV 4P | DAIV 4N | DAIV 5P | DAIV 5N |
CPU | ★★★☆ | ★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
GPU | ★★★ | ★★★☆ | ★★★★ | ★★★★☆ |
重さ | 約997g | 約1,44kg | 約1.73kg | 約1.73kg |
価格 | 199,800~ | 199,800~ | 189,800~ | 229,800~ |
オススメ度 | ★★★☆ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★☆ |
一口メモ | 軽さは正義 | モバイル向け | バランス良し | 完成度が高い |
公式 | 公式サイトへ | 公式サイトへ | 公式サイトへ | 公式サイトへ |
性能的にはDAIV 5Pが中心的な存在です。より描画性能を重視したのがDAIV 5N、軽さを重視したのがDAIV 4Pといった感じになります。どのモデルも一般的なモデルよりも軽量であることがポイントです。
14型に関しては、第12世代CPUを積んだことでコストが大幅にアップしてしまいました…このクラスで約20万円というのは、競合他社と比較するとかなり高いと言わざるを得ません。
型 | 16型 | |||
モデル | DAIV 6P | DAIV 6P-RT | DAIV 6N | DAIV 6H |
CPU | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ |
GPU | ★★★ | ★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★★ |
重さ | 約1.49kg | 約1,55kg | 約1.64kg | 約1.73kg |
価格 | 199,800~ | 239,800~ | 269,800~ | 369,780~ |
オススメ度 | ★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★ |
一口メモ | コンテンツ消費 | イチオシ | 性能重視 | プロ向け |
公式 | 公式サイトへ | 公式サイトへ | 公式サイトへ | 公式サイトへ |
DAIV 6シリーズが登場してからラインナップは豊富になりました。おかげで細かいスペックの違いから選べるようになったのは嬉しいですね。一般的な15.6型クラスで2kg前後であることを考えると、DAIV 6シリーズの約1.5kg〜というのは驚異的な軽さです。
プロフェッショナル向け超高性能な「DAIV 6H」を除いて、CPUはCore i7-12700Hでパフォーマンスは十分。GPUで変化をつけることで目的に合わせた使い方ができるようになっています。個人的にはRTX3050あたりがあればRAW現像や動画編集も楽しめるので「DAIV 6P-RT」がイチオシ!より描画性能を求めるなら「DAIV 6N」という印象です。
14型のコスパが悪いこと、15.6型はCPUが旧世代であることを考えると現状はDAIV 6シリーズから選ぶのがスマートな気がします。(もちろんこれから更新されるでしょうが…)
旧世代とは言っても性能面は十分ですし、販売終了が近づいたら価格も下がる傾向にあります。そうしたモデルが気になるのであれば、公式サイトの「アウトレットモデル」「店舗即納モデル」を狙うのもおすすめです。
DAIV 各シリーズの特徴
DAIV 4P
CPU | Core i7-1260P |
GPU | Iris Xe |
メモリ | 16GB~ |
ストレージ | 512GB SSD~ |
液晶 | 14型WUXGA(1,920×1,200) |
重さ | 997g |
価格 | 199,800~ |
リンク | マウスコンピューター |
DAIV 4Pはシリーズ最軽量のモデルで、なんと1kg切りの超軽量ボディに仕上がっています!薄型ながらマグネシウム合金製で安っぽさもなく、意外としっかり使えるパフォーマンスにも驚かされました。
CPUにはCore i7-1260Pが採用され、一般用途だけでなくちょっとした編集作業も行えます。とにかく軽いモデルですので持ち出す機会の多い方、出先でのRAW現像や軽めの動画編集などに使いたい方向けのモデルと言えます。バッテリー駆動時間も約12時間と長いです。
毎日外で作業するビジネスマンやクリエイターの持ち出し用としておすすめです。性能面よりもフットワークで勝負する人向け。
DAIV 4N
CPU | Core i7-1260P |
GPU | GeForce GTX1650 |
メモリ | 16GB~ |
ストレージ | 512GB SSD~ |
液晶 | 14型フルHD(1,920×1,080) |
重さ | 約1.44kg |
価格 | 199,800~ |
リンク | マウスコンピューター |
14型のDAIV 4Nは、1.44kgの軽量さでありながらGeForce GTX1650を採用しているのが特徴。DAIV 4PとCPUは同じで、グラフィック性能が強化されたモデルと考えてもらえれば理解しやすいかと思います。それで価格が同じなのだから見方によっては美味しいと言えるかもしれません…
GeForce GTX1650なら画質を調整することで多くのゲームも動きますし、内臓グラフィックより高度な編集作業が行えます。動画のエンコード時間も短縮されたりと多くのメリットがあります。性能をそこそこ確保したい人向けとも言えます。
USB PD対応かつ、約11時間もつ長時間バッテリーも備えているため、モバイル用のサブパソコンとしても良さそうですね。
DAIV 5P
CPU | Core i7-11800H |
GPU | GeForce RTX3050 |
メモリ | 16GB~ |
ストレージ | 512GB SSD~ |
液晶 | 15.6型フルHD(1,920×1,080) |
重さ | 約1.73kg |
価格 | 189,800~ |
リンク | マウスコンピューター |
DAIV 5Pは、全体的にバランスの良い1台でスタンダードと呼ぶにふさわしいモデルになっています。
Core i7-11800H×GeForce RTX3050を搭載することにより、従来モデルより大幅にパフォーマンスを伸ばしました。性能がエントリー→ミドルクラスに引き上げられたことで、より多くのクリエイト作業に耐えられます。筐体は上位モデルのDAIV 5Nと共通ですので仕上がりも悪くありません。
高解像データを扱わない人や、どれにしようか迷っていると言うならこのモデルから検討しましょう!
Core i7-11800H×RTX3050搭載の「DAIV 5P」レビュー!エントリーからミドルクラスへと進化を遂げたクリエイトPC
DAIV 5N
CPU | Core i7-11800H |
GPU | GeForce RTX3060 |
メモリ | 16GB~ |
ストレージ | 512GB SSD~ |
液晶 | 15.6型WQHD(2,560×1,440) |
重さ | 約1.73kg |
価格 | 229,800~ |
リンク | マウスコンピューター |
DAIV 5Nは、DAIVシリーズでも完成度の高い1台だと思います。
Core i7-11800H×GeForce RTX3060で、デスクトップ並みの高負荷作業にも耐えられます。WQHD (2560×1440)、sRGB比 100%の液晶を搭載しているので、作業性と正確性を両立している点も素晴らしいです。約1.73kgとスペックの割には軽量で、モバイル時の負担がそこまで大きくないのも良いです。
価格はちょっと高いですが予算が許すのであればコチラのモデルを手に入れてほしいです。
DAIV 6シリーズ
モデル名 | 構成 | 価格 |
DAIV 6H | Core i9-12900H/RTX3070Ti/32GB/1TB SSD | 369,800 |
DAIV 6N | Core i7-12700H/RTX3060/16GB/512GB SSD | 269,800 |
DAIV 6P-RT | Core i7-12700H/RTX3050Ti/16GB/512GB SSD | 239,800 |
DAIV 6P | Core i7-12700H/Iris Xe/16GB/512GB SSD | 199,800 |
DAIV 6シリーズは、16型クラスでありながら約1.5kg〜と言う軽さを実現したモデルです。16型クラスの高いパフォーマンスは維持したまま軽さを実現しているので、市場的にもレアなモデルといっても良いかもしれません。
その分、価格は少し高いですが、それに見合う価値はしっかり提供してくれます。記事執筆時点でDAIVノートを選ぶなら、総合的に見てDAIV 6シリーズが有力候補に上がると思います。クリエイターの希望をほぼ全て叶えたモデルと言っても過言ではないでしょう!
マウスコンピューター「DAIV 6P-RT」「DAIV 6P」レビュー!16インチで約1.5kgを実現した軽量クリエイター向けノートPC
おすすめモデルはどれ?
万人向けのバランス感覚に優れたDAIV 5P!
DAIV 5Pはシリーズの根底である「製作活動が快適な性能」を持たせつつ、使い勝手を向上させた1台です。
よりコンパクトになったボディ(約1.73kg)は持ち出しもしやすいため、現場に持ち出すことの多いクリエイターとも相性が良いでしょう。
性能や価格面など色々な意味で、DAIVの中で一番選びやすいモデルだと思います。ブログなどのテキストメインで、たまに写真や動画も編集したいといった用途にはピッタリです。
Core i7-11800H搭載なので基本的な処理能力が高いことはもちろん、GPUにはRTX3050も採用されており、RAW現像やライトな動画編集を快適にこなせます。ほどよくパワフルながら、重量も約1.73kgで9時間もつバッテリーも嬉しいです。上位モデルと共通の筐体もかっこよく、カフェやホテルのロビーなどでも使いたくなります。とにかくバランス感覚の良いノートパソコンで使い勝手が良いです!
グラフィック性能重視ならDAIV 5Nシリーズがおすすめ
「4K動画編集をしたい」「最新ゲームをヌルヌル遊びたい」という目的があるなら、GeForce RTX3060が搭載されたDAIV 5Nシリーズを選ぶことをおすすめします。
RTX3060を搭載したDAIV 6Nだと4万円も高くなってしまうので、コスパを考えてもDAIV 5Nに軍配が上がると思います。
実際にDAIV 5Nシリーズを使ってみると、グラフィック系の処理能力を活かして様々な製作活動への可能性を感じました。明らかにエントリークラスのグラボでは処理できなかったことが可能になります。
従来モデルは厚みや重さがあったのですが、最新モデルで圧倒的な軽量化を実現!モバイル性の高さまで手に入れた完成度がウリのモデルなります。予算が許せば「DAIV 5Nを買っておけば間違いない」と思います。

(旧モデル)NG5510とNG5800のサイズ比較
右側が旧モデルのDAIV 5Nですが、現行モデルは左側に近いサイズ感になりました。あくまでもイメージですがパワフルなPCを持ち出せるのは正義です(笑)
RTX3060は描画性能に優れており4K動画編集にも使っていけるくらいの性能があります。CPUにはワンランク上のCore i7-11800Hが採用されておりデータを溶かす勢いで処理ができます。現在のラインナップを見ても完成度はピカイチで「迷ったらコレ」と言えるくらいおすすめのモデルです。ちょっと熱をもちやすいのがネックです。
これからの大本命モデル!DAIV 6シリーズ
はじめてメーカーさんから情報が来た時、思わず小躍りしそうになったほど魅力的なモデルです(笑)
16インチかつ高解像度モニターで作業性が抜群によく、GPU搭載(非搭載モデルもあり)ながら軽さも実現してしまうという意欲的なモデルです。軽いからと言ってチープさはなく、ACアダプターまでも従来の半分程度のサイズに抑えるなどモバイル性を重視したモデルになります。
どんな作業も場所を選ばずに快適に行えますし、動画クリエイターやWebコンテンツ製作者にも選んでもらいたいモデルですね。きっとこれからのDAIVを牽引するモデルとなってくれるでしょう!
RAW現像や高解像データ編集まで対応できるパフォーマンス、16インチ大型モニター搭載で作業性も抜群と魅力満載のモデルです。このクラスで約1.5kgというのはちょっとした事件と言っても良いくらいの軽さで、重くなりがちな大型モニター搭載モデルでありながら見事に弱点を克服しているのが素晴らしいです。
モバイル重視ならDAIV 4Pシリーズ!
第一印象で「これは人気が出るだろうな」と感じたのがDAIV 4Pシリーズです。
DAIV史上最も軽い筐体と、約12時間の持つバッテリーが魅力的。モニターもやや縦にながいWUXGA(1920×1200)で作業性を確保。カメラマンのモバイル用パソコンとして注目を集めるでしょう。
RAW現像をしっかり行えるパフォーマンスを持ちながらも、重量997gでとにかく軽いパソコンです。気軽にバックなどに滑り込ませて持ち出せるのは大きなアドバンテージです。バッテリーのもちも良いので、ちょっとしたプレゼンや打ち合わせは乗り越えられるでしょう。ビジネス、クリエイト問わず万人に進められるモデルだと思います!
15型と17型の大きさ(サイズ)を写真で比較
3シリーズを並べて撮影してみました。上が17.3型のDAIV 7N、左下がDAIV 5P、右下がDAIV 5Nです。
重ねてみると15型と17型のちがいがよくわかります。RTX2060を搭載したDAIV 5Nはもう少し大きいかと思いましたが、横幅はDAIV 5Pとほぼ同じで縦に少し大きい程度です。
厚みは全然違います。17.3型のDAIV 7Nシリーズは持ち出す気にはなりません。あくまでもデスクトップの置き換えとして据え置きタイプで使うのが無難だと感じます。スタジオ内や、同じ建物内の移動でもあまり頻繁にはしたくないというのが個人的な意見。
【まとめ】おすすめは15.6型から選ぶこと!
DAIVのノートパソコンの購入を考えているなら15.6型の「DAIV 5P」「DAIV 5N」シリーズから選ぶのがおすすめです!性能より軽さを重視するならDAIV 4Pということになるでしょう。
これらに不足を感じるのであれはデスクトップから選択しましょう⇒DAIV関連記事をもっと読む
クリエイターモデルで強いこだわりを持ってデザインされているノートパソコンはそれほど多くありません。
DAIVは最有力候補と言ってもよい現状であり、カメラマン、インスタグラマー、映像クリエイター、音楽家、漫画家、イラストレーター多くのクリエイターにも支持されています。
お台場で開催されていたチームラボのシステムを動かしていたのもDAIVだと聞きますし、富士フイルムのRAW現像セミナーにも使われているというのを聞いたことがあります。現場レベルで信頼を得ているのもDAIVの特徴と言えるでしょう。
今回の記事がDAIVのノートパソコンを検討されている方に参考になれば幸いです。
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