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富士フイルム「X-T3」実写レビュー!AFの進化に感動【作例あり】

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FUJIFILM X-T3
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カメラやパソコン情報発信ブログを運営!ゆるふわ写真を撮ってる「はるか」です。富士フイルムのカメラが大好きでX-T4、X100Vを愛用中。そして憧れのLeicaにも手を出す…フォトコン挑戦中!
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富士フイルムの新製品「X-T3」が登場しましたね!AFや動画性能の向上は、発売前から評判になっていましたし「もはやAPS-C最強では?」という声もチラホラ?

僕も例にもれず購入しましたので、使ってみた感想、良かったところ、イマイチなところなどを含めてレビューしていきたいと思います。

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富士フイルムのX-T3を購入した理由

X-T3を購入した理由としては「富士フイルムが好きだから」の一言につきるのですが、付け加えるなら「富士フイルムでしか撮れない写真がある」と思うからです。

僕自身、ニコンやキヤノン、ミラーレスカメラならソニーをはじめとする他社製品もたくさん使ってきました。その上で、しっくりきたのが富士フイルムのカメラだったのです。

特に「色」に対する信頼感は厚く、X-T3になったことでより極まった感があります。写真を撮っている、カメラを操っているという快感を味わえるカメラ。それがX-T3だったのです。

 

開封の様子

到着してすぐのX-T3を開封していきたいと思います。

FUJIFILM X-T3

富士ユーザーにはおなじみの黒い箱をオープン!!

 

FUJIFILM X-T3

X-T3にはブラックとシルバーがありますが、僕はブラックを購入しました。2色同時発売はこのクラスでは初めてなので、シルバーでも良かったかな・・・。

 

X-T3 シルバー

シルバーモデル

X-T3を握ってみて最初に感じたのは「グリップが厚めで持ちやすくなっている」ということ。X-T2と比較しても手にフィットする感じがしたので、重たいレンズをつけてもバランスは崩れにくいはずです。

はるペン
手振れも減ってほしいペン

 

あとは地味なポイントですが、露出補正ダイヤルがカメラ内側に移動しています。X-T2よりも意識的に扱わないといけなくなっていますが、その分も勝手に回ってしまっているというのは防げるかと。露出補正ダイヤルを頻繁に使う人は、X-T2のほうが操作しやすいかもしれないな〜という印象をもちました。

X-T3 コマンドダイヤル X-T2 コマンドダイヤル

フロントダイヤルはX-T2よりも出っ張りの部分が大きくなった印象。グリグリしやすくなってました。

 

こうやって開封の瞬間のためにブログをやっている・・といえば大げさですが、何度でも体験したいくらい好きです(笑)

 

FUJIFILM X-T3

付属品

僕はボディ単体で購入したので、付属品は「バッテリー」「充電器」「ストラップ」「保証書」「取扱説明書」などなど。

 

FUJIFILM X-T3

高級感増したストラップ

 

「カサカサカサ」(袋をとる音)

 

FUJIFILM X-T3

X-T3の正面

うーんなんと言いますか、非常にカッコ良しです。Tシリーズのルックスの安定感というか、写真を撮るためにデザインされている感じがとても好きです。富士のウリでもある「色」、その色をコントロールするのが操作系でもありますが一瞬で手になじみます。

 

FUJIFILM X-T3

側面

X-T3から対応になったUSB Type-Cなどのインターフェースがまとめられています。モバイルバッテリーでの充電や、高速データ転送を可能にしています。反対側にはSDカードが2枚入挿せるデュアルスロットがあります。ここはX-T2と同じようなロック式の構造でした。

 

FUJIFILM X-T3

ファインダー性能もアップ

X-T3で一番楽しみにしていたのが、約369万ドットの大きな電子ファインダーです。従来よりもなめらかで自然な画像を見ながら撮影できるようになりました。従来まではいかにも液晶で撮ってる感じがありましたが、これだけクリアになると光学式ファインダーに近づいたと感じます。

背面液晶と見比べても明らかにきれいなので、撮影してから画像の確認まで全てをファインダーでしたくなります。撮影時にファインダーを覗く行為はどこか高揚感があるものですが、X-T3のワクワク感は桁違い。もはやずっとEVFを覗いていたい・・そんな気持ちにさせます(笑)

はるペン
これは撮影捗るわ

 

FUJIFILM X-T3

新タイプの充電器

これまでの機種はACコードが付属していましたが、コンセントに直挿しのタイプに変わっています。構造にちょっと癖があって、斜め上からガチャコンとはめて取り付けます(最初わからなかった)

 

▼公式動画は短いですがイメージがつかみやすいです。

 

FUJIFILM X-T3の性能(スペック)

画素数有効2610万画素
センサーX-Trans CMOS 4
画像処理エンジンX-Processor 4
ISOISO160~12800
AF像面位相差AFエリアが画面全域(約100%)
シャッタースピード15分〜1/32000秒
連写性能11コマ/秒(1.25倍クロップ約30コマ/秒)
手ぶれ補正なし
動画性能4K(60fps)
Wi-Fi/Bluetoothあり
ファインダー0.5型有機ELファインダー (約369万ドット/0.75倍)
液晶モニター3.0型3方向チルト式タッチパネル液晶(約104万ドット)
撮影可能枚数390枚
重さ489g
価格

X-T3の最大の注目点は、AF周りのブラッシュアップだと思います。新型のセンサーと、新型の画像処理エンジンがどれくらいの描写を見せてくれるのか?楽しみで仕方ありませんね!

 

FUJIFILM X-T3の使用感と作例

AF性能が高速化されて、子供の撮影が快適に!

X-T3の印象と言えば、真っ先に思いつくのがAFを始めとするレスポンスの向上です。

FUJIFILM X-T3

動体もいけます

家族でディズニーランドに行ったときにパレードを撮影してきました。X-T2(旧モデル)のAFだと、ジーーコ、ピッ!という感じでしたが、その瞬間には、キャラクターが反対方向を向いていることも少なくなかったんですよね(涙)

X-T3はAFが速いので、動いているキャラクター達も「狙った瞬間に撮影」できます。明らかにヒット率が上がりました。そういう意味では、ポートレートにも最適なカメラだと感じました。

実は画素数アップの要因は「位相差画素」によるものだと言います。216万画素の位相差画素をセンサー全面に配置したことで、AFの高速化、高精度化に成功。さらに瞳AFや顔認識の追従性もアップしています。お世辞にも褒められなかった富士のAFも「ここまできたか」と感心しました。

店頭でXF18-55のレンズキットを試すと、スパスパAFが合いました。一瞬「高級レンズ使ってたんだっけ??」と錯覚するくらいです。僕にとって最高のレンズ「XF35mm F1.4」もAFが遅いで有名(?)でしたが、快適そのものです。

 

暗い場所でもピントがサクサク合う

FUJIFILM X-T3

X-T3が到着した日の天気が、あいにくの雨だったので海遊館(水族館)で撮影をしてきました。水族館と言えば、展示のために照明がほとんどない薄暗いシーンの連続です。上の写真は、ピントが一度で合ってくれなければ通り過ぎてしまっていたでしょう。X-T3は低輝度-3EVでも補足可能に強化されているので、このようなシーンでもピントが合います。はっきり言って期待以上のAF性能だったので、感動すら覚えました。

 

FUJIFILM X-T3

漂うクラゲ

 

高感度耐性も高い!

X-T3は高感度での撮影も得意だと感じます。ISO感度を上げても、ノイズが自然です。

FUJIFILM X-T3

ISO3200

海遊館の目玉であるジンベイザメです。ISO3200くらいは余裕を感じますし、青がとてもきれいですね。ホワイトバランスというか、白もわりと正確に出てくれるようになった気がしないでもないです。

 

FUJIFILM X-T3

ISO12800

ISO12800での撮影です。さすがに大きな画面でじっくり見るとノイズが気になりますが、記録写真としては十分実用範囲だと思いました。

ノイズもいやらしい感じではなく、粒子も均一に出ているので表現として使えば面白いかもしれません。機会があれば新機能の「モノクロ調整」とあわせてじっくり撮影してみたいところ。

FUJIFILM X-T3

 

新型画像処理エンジン「X-Processor 4」の実力は?

画像処理エンジンのX-Processor 4は4つのCPUが搭載されて、これまでの機種と比べて約3倍近い高速処理を実現しているそうです。この新型のエンジンのおかげで、フィルムシミュレーションも増えています。GFX50Sに搭載されて高評価だった「カラークロームエフェクト」も使えるようになり、ますます繊細な表現が可能になっています。

FUJIFILM X-T3

赤はデリケートな色で、これまでの機種だと、朱色でノペっとした塗ったような印象になることもありました。X-T3は赤の中にも階調があり、滑らかに表現してくれました。作品の完成度を求める人にはありがたいと思います。

ちなみに写真は撮って出しでございます。RAW現像派はこちらもどうぞ→RAW現像(写真編集)におすすめのパソコン

 

連写速度がアップする?

X-T3の連写速度は約11コマ/秒で、クロップモードでは約30コマ/秒です。

「スポーツファインダーモード」という機能が新搭載になり、約1660万画素(1.25倍クロップ)相当で最大約30コマ/秒の高速連写が可能です。しかもブラックアウトフリーというからおどろきです。ブラックアウトしてしまうと、どうしても被写体を見失ってしまうこともありました。スポーツや野鳥のジャンルが好きな人なら朗報になるのではないでしょうか。

さらにシャッターボタンを半押しした状態から撮影をはじめ、全押しで撮影画像が記録される「プリ撮影」機能も搭載しています。

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X-T3で動画テスト

プロの制作ニーズにもこたえると富士が言うほどX-T3の動画性能には自信をもっているようです。滑らかで表現力が豊かな4K動画は60P 10bitに世界で初めて対応、トップクラスの性能を実現させています。色情報に関しては実に64倍というから驚き。

薄暗い水族館でも思ったよりもずっと快適に撮影をすることができました。レンズはXF16-55なので手振れ補正はありません。

これまでの機種よりも光を上手くとらえてくれている気がして、なんとなく光沢のある動画になっている気がするのは気のせいでしょうか?撮影中は「これが裏面照射センサーの実力・・・」なんて喜んでいました(笑)

X-T3はボディ内手振れ補正がないので、XF18-135のような手振れ補正のレンズを使うと快適性がアップします。「5段分の補正効果」「防塵防滴」「高倍率ズーム」ということで、写真にも動画にも最適なレンズです。1本あれば撮影の幅が広がりますよ!

・XF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WRのレビュー記事

 

イマイチだと思った点

X-T3は完成度の高いカメラですが、しばらく使ってみると「ウーン」と考えてしまうところもありました。それは以下の2点です。

  • 室内のホワイトバランスが苦手
  • ボディ内手振れ補正がない
  • Made in China

子供がまだ小さいので自宅での撮影が多いのですが、ホワイトバランスがオレンジに振りやすい気がします。温かみがあると言えばそうなのですが、物撮りなんかでもオレンジに振ってしまうのでもう少し白に近づけて欲しいと思うことが結構あります。後から調整すればよいだけですが、できればカメラのほうでやってほしい。

それと生産がMade in Chinaになってしまったところも残念です。これが理由で敬遠している人をチラホラみかけます。製品を見ると、質感も素晴しく、なにか問題が出ている訳ではありません。それでも愛する製品だからこそ、日本で作って欲しいという気持ちはありました。

 

X-T3レビューのまとめ

「富士フイルムのカメラはじっくり使うもの」なんて言い訳をしながらこれまで使っていたところもありますが、ついに他社とはれるくらいの性能になってきたと感じます。富士フイルムのカメラを愛する、1ユーザーとしては嬉しくも、どこか寂しくもあります(笑)

X-T3の進化は数字以上だと思います。AFしかり、EVFしかり、グリップやマウント部の強化もそうです。

シャッターチャンスをモノにできる率は格段に上がっています。これまではあきらめていたシーンでもチャレンジするようになったのですが、これって当たり前のようで結構できなかったんですよね・・・

これから富士フイルムのカメラを買うなら、X-T3は間違いなくおすすめの1台です!

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