iPhone 13 miniレビュー!約1年使ったiPhone 12 miniと比較した正直な感想

Appleから登場した最新スマホ「iPhone 13 mini」を購入したのでレビューします。
A15 Bionicを搭載した5.4インチのスマートフォンで、対角線にカメラを配置するデザインへと変更。シネマティックモードを搭載するなど、従来モデルよりもさらに美しい写真やビデオの撮影を簡単に行うことができます。
ここ1年ほど使っていたiPhone 12 miniと比較して進化したポイントなどを整理。正直に感じたことなどを書いてみました。それではどうぞ!
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目次
iPhone 13 mini レビュー
- Super Retina XDR
ディスプレイ - 5.4インチOLED
ディスプレイ - 2,340 x 1,080ピクセル解像度、
476ppi - 広色域(P3)
- True Tone
- HDRディスプレイ
- 最大輝度800ニト(標準)、最大輝度1,200ニト
(HDR) - 耐指紋性撥油コーティング
- A15 Bionicチップ
- 超広角、広角カメラを搭載
- 最大5倍のデジタルズーム
- 進化したボケ効果と深度コントロールが使える
ポート レート モード - センサーシフト光学式手ぶれ補正
(広角) - ナイトモード
- 4Kビデオ撮影(24fps、25fps、30fpsまたは
60fps) - 12MPカメラ、ƒ/2.2
- Face IDを使った決済システム
- 5G対応
- Lightningコネクタ…
- 最大15WのMagSafeワイヤレス充電
- デュアルSIM(nano-SIM、eSIM)
- IP68等級の耐水性能
iPhone 13 miniにはこれだけの特徴があり、ベンチマークスコアでも存在感のあるスコアをたたき出します。これだけを聞いても名機の予感…はするもののiPhone 12 mini の時点でも完成度が高かっただけに進化の具合が気になる人も多いでしょう。
iPhone 13 mini の特徴(iPhone 12 miniとのちがい)をあげるとするなら、チップ、ストレージ容量、カメラ位置、シネマティックモード、バッテリーのもち、センサーシフト光学式手ぶれ
思った以上に多かったというのが本音ですがマイナーチューン的な意味合いのものも多く、このあたりに価値を見出せるかについては個人によって評価がわかれそうな気がします。
YouTube動画レビュー
動画でも紹介していますので参考にしてください。よければ高評価やチャンネル登録もお願いします!
iPhone 13 miniの外観デザインをチェック・開封
パッケージや付属品
iPhoneのパッケージは年々シンプルになっていますね。iPhone 13 mini は化粧箱を包んでいたフィルムもなくなりました。これでゴミが減るなら良いですよね。
カラーリングは、ピンク、ブルー、ミッドナイト、スターライト、レッドの5色展開。
内容物は簡易説明書と充電ケーブルのみ。アダプター的なものも付属しないので必要にあわせて購入しましょう。
とりあえずほぼ必須ともいえる、保護フィルムとケースを購入。
片手で扱えるサイズ感が最高
片手で扱えるサイズ感こそがminiの真骨頂でしょう。これが6インチクラスになってくると片手操作は難しいものがあります。
対応するのはnano-SIMとeSIMです。今はマイネオと楽天モバイルのeSIMをさして使ってみました。eSIMで使う方法については別記事を参照ください→→楽天モバイルのeSIMをiPhoneにのせかえて使う方法
楽天モバイルは高速データ通信使い放題、電話かけ放題でMAX2,980円(税込3278円)と破格のお値段!1GB/月までは0円で使えるというトンデモない格安通信サービスです。
スーパーキラキラカラフルクッキリディスプレイ(Super Retina XDRディスプレイ)は、写真や映像を眺めるにも最適。シャープで発色も良いと思います。モニター関係はAppleが上手なところですよね、特に不満もありません。
最大輝度が625ニトから800ニトに引き上げられたことで、明るい屋外でもしっかりと視認することができます。
対角に配置されたおかげなのかセンサーシフト光学式手ぶれ補正が搭載されています。これまでのモデルよりもブレの少ない写真が撮れるようになりました。ここはiPhone 12 miniから大きく進化したポイントの1つですね。
iPhone 13 miniとiPhone 12 miniを比較
パッと見てもカメラ位置くらいしかちがいを感じません。
- iPhone 13 mini:64.2×131.5×7.65mm(140g)
- iPhone 12 mini:64.2×131.5×7.4mm(133g)
サイズを見てみると厚み以外は共通ですね。両社ともにIP68等級の耐水性能なので水浸6メートルで30分くらいは耐えます。またバッテリー駆動時間がビデオ再生で15時間→17時間に伸びており、バッテリー+厚みの関係でiPhone 13 mini のほうが若干重たくなっています。まぁ手に持ってもわかりませんけどね。
iPhone 13 miniもLightning端子を継続。スマートフォンをType-Cに統一するなんてニュースもながれているので、来年以降にはType-C搭載のiPhoneが見れるかもしれません。
15WのMagSafeワイヤレス充電にも対応しているので、スマートな充電環境構築を目指すのも良さそうです。
横から見ても大きな違いはありません。
反対側も見た目は同じ。少なくともデザインやサイズでiPhone 13 miniとiPhone 12 miniを悩む必要はなさそうな気がしますよね。
動画やSNSなどのコンテンツを楽しみたいなら、最大のモニターサイズであるPro Maxシリーズを選ぶのも面白いと思います。
iPhone 13 mini 性能チェック
iPhone 13 miniはA15 Bionicを搭載しています。iPhone13 ProシリーズとのちがいはGPUコア数だけ。映像処理(ゲームや動画編集など)では差を感じることがあるでしょうが、それ以外の作業で使い心地に大きな影響が出るとは思えません。
僕のように処理能力に強いこだわりがない人はiPhone 13 miniで十分です。(なんならiPhone 12シリーズでも十分…)
iPhone 13 miniと12 miniとiPhone SE2を比較
モデル | iPhone 13 mini | iPhone 12 mini | iPhone SE2 |
プロセッサ | A15 Bionic | A14 Bionic | A13 Bionic |
シングル | 1700 | 1600 | 1300 |
マルチ | 4500 | 4000 | 3200 |
メタルスコア | 10000 | 9100 | 7200 |
GeekBenchブラウザのスコアを参考にすると、A15 BionicはA14 Bionicよりも約5-10%くらいは性能がアップしているようです…が、体感ではまずわからないレベルですね。個人的にはチップの性能だけでiPhone 12よりもiPhone 13を選ぶというのは無理があるように感じます。
これがiPhone SE2のA13 Bionicであれば約30-40%の性能差がありますので、ステップアップを考えるのもありでしょう。
iPhone 13 miniはゲーム性能も高い
ゲーム性能をテストするためにPUBG MOBILEをプレイしてみました。長時間ゲームをプレイしているとスマホが温かくなりますが不快感を感じるほどではありませんでした。
ただゲームを楽しむなら5.4インチモニターは少し物足りないかな。6インチクラスやiPad miniを選択するのも手だと思います。
こちらは恐竜サバイバルのArkです。もたつきを感じるようなこともなく、恐竜や滝の描写もしっかりしています。無料ゲームでこんなに楽しめる時代がくるなんて想像もできませんでしたね。
バッテリーも結構もちますし、ゲームを快適に遊びたいなら最新モデルを選ぶ価値は大いにあると感じました。
iPhone 13 mini カメラ・写真比較
iPhone 12 mini
iPhone 13 mini
カメラ性能を比較するために2台を持ちだしてみました。どちらもスマホで撮れる写真と考えると十分な水準になっていると思います。
iPhone 12 mini
iPhone 13 mini
同じ被写体を撮ってみましたが、iPhone 13 miniのほうが彩度が高くシャープさは増しているように感じます。ガラス面を拡大した際のノイズもiPhone 13 miniのほうが少なくなっていました。
画質面での進化を感じれたのは1つのポイントですが、劇的な差というほうどでもないな…というのが素直な感想です。
iPhone 12 mini
iPhone 13 mini
iPhone 13 miniの発色はやや過度な気がしないでもないです。個人的に見た目の発色に近いのはiPhone 12 miniのような気がしましたね。
画質面で大きな差はないものの、センサーシフト光学式手ぶれ補正やシネマティックモードなど、土台となる機能が底上げされているのがポイント。失敗写真を減らしたいとか、より表現力を求めるならiPhone 13シリーズ一択という感じですかね。
iPhone 13 miniのメリット・デメリット
メリット | ・パフォーマンスが高い ・コンパクトだけど画像や文字が良く見える ・きれいな写真が撮れる ・カメラやビデオなど荷物を減らせる ・片手操作可能 ・ゲームもしっかり遊べる |
デメリット | ・価格が高い ・カメラ性能がもう一歩 ・5G環境が整っていない ・12miniからはマイナーチューン的な進化にとどまっている |
iPhone 13 miniは片手操作が可能な5.4インチクラスとしては、非常にまとまった製品だと思います。パフォーマンスも高いし、ゲームも快適に遊べるほどです。写真もきれいに撮れるし、すぐにSNSにアップするなんてのは言うまでもなく得意です。
ただし進化のほどはiPhone 12 miniユーザーからすると物足りないというのが正直なところでしょうか。どちらを使っていても大きな差を感じることがないんですよね。
そしてストレージも64GBが廃止され128GBからになったことで価格を抑えたいユーザーの選択肢が1つ消えているのも気になる。miniとは言え10万円に迫る価格もややハードルが高い気はします。
どのモデルを購入すべきか?
これまでの話を整理してみると「進化しているけど体感的には変わらない」というのがiPhone 13 miniの素直な印象です。少なくともiPhone 12シリーズのユーザーが急いで買い替える必要はないような気がします。
それ以前のモデルを使っていて買い替えを検討しているという人は、安く抑えたいならiPhone 12 シリーズでも十分。iPhone 12 miniにしてストレージ容量を優先させたほうが良い場合もあるでしょうし、YouTubeや動画配信サイトをよく見るなら6インチクラスのiPhone 12を選択するのも手じゃないかなと思います。
iPhone 13 mini 感想まとめ
iPhone 13 miniをレビューしてきました。
負荷を感じさせないパワフルな動作に、5.4インチクラスの軽快さはファンの多さにも納得です。やや辛辣なレビューにはなってしまいましたが、カメラ性能も高くて「おさまりの良い使って楽しいスマホ」であることは間違いないと思います。ここ数年でスマホを買い替えていないなら要チェックですね!
iPhone miniシリーズは日本では割と人気があると思っているんですが不振とも言われています。最悪「最後のmini」となるケースも無きにしも非ず。確実に手に入れるなら今しかありません…
eSIMにも対応しているので副回線を楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT」にして使い放題にするのもおすすめ。使い放題という魔法は精神的な負担を減らしてくれます。
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